レポート#9 2000.10.17「中学生の友その2」
ああ、とうとう雪の予報が。
さて、続きです。「中学生の友2年」、創刊は昭和32年4月号からです。無印「中友」(昭和32年1月号〜3月号)からの継続で、氷川瓏「地球魔王」が連載、32年12月号まで続きます。32年11月号には双葉十三郎が「手首にアザのある男」を執筆。
33年1月号からは(実は1、2月号は未見ですが)横溝が「迷宮の扉」で登場、4月号からは「中学生の友3年」改め「高校進学」に移って同誌12月号で完結しています(これは金田一サーガの「正典」に加えても違和感のない力作ですので(結末は腰砕けですが)、お勧めしておきます)。
で、33年度(昭和33年4月号〜34年3月号)では双葉の「走矢五郎の冒険」シリーズが継続連載。6月号には大坪砂男が「宇宙船の怪人」で登場(ちょいめずかも)。7月号から34年1月号まで渡辺啓助が「かえる男(フロッグマン)時代」を連載。2〜3月号には城戸禮の「ミッチーおてがらノート」シリーズがあります。 34年度では手塚の「蟻人境」が継続(〜7月号)。4月号から8月号まで、島田一男が連作「少年事件記者シリーズ」を執筆。9月号からは氷川瓏の「青年刑事捜査メモ」シリーズ」に交代して、翌年3月号まで。ほかに梶龍雄の懸賞クイズ「ビル街の怪盗」(34年10月号)など。
35年度は西条八十の「黒いなぞのかぎ」(「1年」34年4月号?〜「2年」35年10月号)が継続連載。あ、城戸禮の「痛快はやぶさ娘」も継続ですな、見落してました(「1年」34年4月号〜「2年」35年12月号)。「竜崎三四郎」も登場する明朗活劇(らしい)です。ほかに梶龍雄の懸賞クイズ「宝石盗難事件」(12月号)、多岐川恭の短編「完全変装」(36年3月号)。
で、「中学生の友3年」ですが、なにしろ受験雑誌ですので、いまひとつ面白味に乏しいです。32年4月創刊号(は、実は欠号なのですが)から松本清張が歴史小説「山中鹿之助」(〜33年3月号)を連載。同じく創刊号から渡辺啓助の「姿なき訪問者」、これは10月号まで。
33年1月号から「高校進学」(細かくいうと初期は「中学生の友 高校進学」)と改題、33年度には前記の「迷宮の扉」が連載されてます。 あと、34年度には梶謙介というひとが「名記者物語」シリーズを連載。35年度は双葉の「特ダネ記者かけだす」シリーズ(4月号〜11月号)があります。
こんなところですね。つぎは「中学コース」の予定です。
では、また。