Apr.25, 2004久し振りの更新になりましたが、みなさんお元気ですか？天気は暖かくなったり寒くなったり、体調崩しやすいので気をつけて下さいね。もうすぐゴールデンウィークだし！やった！
ところで、みなさん「シャカタク」覚えてますか？思えば、彼らが一世を風靡したのも２０年も前のことなんですね。どこまでもクールなピアノサウンドと爽やかなコーラスが奏でる極上のリラックスミュージック。彼らのお洒落な音に耳を傾けると、それだけで心はどこか遠く海の向こうへ運ばれていくような、そんな気持ちになることができて、ずっと聴いていたものです。いま思えば、現在のさだるすーどサウンドのルーツのひとつは、そこにあったのかも知れませんね。
そんな「シャカタク」が、なんと横浜赤レンガ「Motion Blue」でライブをやるという知らせを聞いて、ばんますはまるで旧友に再会するかのような気持ちになり、つい先日遂に初めてシャカタクのライブを見る機会に恵まれました。２０年前にレコード盤でひたすら聴いていたバンドを、２００４年のいま目の前で聴く。遂に。
赤レンガ「Motion Blue」の素敵な雰囲気の中、BGMのボリュームが落ち、照明が落ち、そして、メンバーが登場する。オープニングは「Dark is the Night」。昔のアレンジを忠実に再現したサウンド。それが、とても新鮮に聴こえる。色褪せない。メンバーはみんなさすがにいいオトナになり、ピアニストのビルシャープ氏も嘗てのほっそりしたイメージからは程遠い体型になったけれど、その分演奏は円熟の極み。メンバー全員が演奏を心から笑顔で楽しんでいる雰囲気が伝わって来る。ひとつひとつの音に、２０年の歳月を掛けて熟成された人間の余裕を感じる。２曲目はシャカタクを代表するナンバーのひとつ「Invitation」。もう既に盛り上がりは絶好調に達し、客席の方々もバンドと一体となってお洒落なサウンドの中に溶け込んで、リズムに合わせて揺れながら楽しんでいる。シャカタクのメンバーが演奏中に見せるおどけた仕草が、極上のリラックス空間を更に盛り上げて行く。熟成された者だけが成し得る余裕の道化。そして、彼らの最大のヒット「Night Birds」が始まると、もう会場は総立ちに。そうして、みなとみらいの夜は更けて行く、、、
音楽の道は、どこまでも続く。どこまでも僕らを引き寄せて行く。だから僕らも、どこまでも行こうと思う。２０年後には、僕らも円熟の極みに少しでも近付くことが出来ることを願いながら。
CDにサインをして貰いました！
