続・続ばんますのひとりごと



2000年の「ひとりごと」へ

01/06/14

いやはや、久しぶりの「さだるHP」更新です!この間ばんます

は、アメリカ・テキサス州ダラスへ1ヶ月ほど逃亡していたり、

サックスの修行に・・・と結構忙しい日々を送っておりました。

「さだるHP」をご愛顧頂いているみなさま、お変わり御座いま

せんか?

さてさて、何と言ってもばんますのアメリカ紀行について語らず

にはいられませんです・・・先ずは、ダラス編!Here you go!

<ダラス編>

テキサス州ダラスって、どんな街??と言われても、あまりピン

と来ない方が多いんじゃないでしょうか・・・一般的には、ケネ

ディ暗殺の舞台となった街、というネガティブな面で知られている

くらいで、正直言って観光スポットがほとんど無い街なので、

NYやLAに比較すると印象が薄いかも知れませんねー。実際には

100万都市で、アメリカ南部有数のビジネス・シティなので、結構

買い物スポットなど充実しています。観光客がいないせいか、街も

静かで落ち着いた感じで、安全な雰囲気があります。ゆっくり腰を

据えて仕事したり暮らしたりするには良いかもしれません。

さて、そんな大人の街ダラスも、盛り上がるときは盛り上がる!

ダラスで最もHip&Coolな一角、"Deep Ellum"へ潜入して参りまし

た!このDeep Ellumという地帯は、ダラスのダウンタウンから

すぐ近くに位置し、トレンドの最先端を行くカフェやアクセサリー

ショップ、ライブハウス等が密集しておりまして・・・恐る恐る

クルマを進めていくと、確かに何やらファンキーな雰囲気のスト

リート、若者たち(←死語)でいっぱい!

さて、このDeep Ellumで最も人気を集めているライブ・レストラン

へGO!その名は"Monica's Aca y Alla"という怪しげな名前、ここは

週末にサルサ・ラテン系のライブが行われるというではありません

か、これは楽しみ!さー、お店に入ると・・・なんと、押すな押す

なの大混雑・・・、なんとかラッキーなことに空いていたテーブル

に通されたんですが、周りのお客サンはみーんなクールにお洒落で

まるで映画みたいだわい!メキシカン料理のファヒータもこれが

また美味で、いい雰囲気に酔ってきたところで、ステージでライブ

がスタート!アコースティックギター2人をフィーチャーしたラテ

ンバンドで、だんだんノッてくる感じ・・・!会場も次第にヒート

アップしてきて、Dallas ladiesがステージ前に詰めかけて大盛り上

がりの様相!

そうしたら、なんとギターの人がステージから降りてきて、ギター

を抱えたまま弾きながら客席を一周し始めたではあーりませんか!

すると、お客サンもそのギタリストの後をぞろぞろとついてきて、

まるで汽車ポッポごっこのように一列になって客席を練り歩き

始めたのであります!ありゃー、こりゃーグレートだわーと思って

見ていたら、なんとその「汽車ポッポ」は盛り上がった勢いでお店

のドアを開け、外へ出ていってしまいました・・・!そのままお店

の前の道をぐるっと周ってまたお店に戻ってきて、まだまだラテン

は盛り上がる!!これはタノシイ!!

みなさまもダラスへ行く機会がありましたら、ぜひお勧めします!

Deep Ellumの"Monica's Aca y Alla"、地元の雑誌「D」でも評価高

いです。This is リアル・USA!


01/04/10

「さだる」のグッドニュース!ここ5ヶ月ほど戦列を離れていた

さだるの看板 "Jasmine" が、遂に待望の「帰国」!! Jasmineの

留守中は「さだる楽器隊技術向上月間」と称して、ボーカル無し

でフュージョンのコピーに地道に励んでいた我々でしたが、これ

で満を持して(?)本来の「さだる」に復帰です!早く次回の

ライブを皆様に披露すべく、パワーアップして精進したいと思い

ます!しかし「フュージョンさだる」で「Truth」演ったり、松岡

直也の非人道的なキメのフレーズをコピーしたりしたのも、これは

これで得るものが多かったなあ・・・いつかは「フュージョンさだ

る」で禁断のライブか!?

まあ、とにかく何にしても今や押しも押されぬ「さだる」の代名詞

Jasmineの「帰国」、これは何をさておいても熱烈歓迎飲み会を

催すしかないというわけで、横浜「Motown Cafe」で早速宴会敢行!

プーさんが残業で来れなかったけれど(労働者の搾取に反対!)、

ばるたん氏は牢獄から無事脱走成功し参加できたのが何よりでした。

このお店はとにかくハッピーなBrother&Sisterがモータウンの名曲を

歌いまくるパフォーマンス付きで、文句無しに楽しめました。

ちょっとばんます楽しみ過ぎで飲み過ぎという説も・・・(辛)

いわゆるソウル・フードも楽しめてしまうのですが、これが中々

イケル。バナナのような巨大なオニオン・フライ、謎のフライド・

さつまイモ、モツの唐揚げもどきなど、まあここでしかお目に掛か

れないでしょうなあ。むやみやたらに楽しいシンガーたちを見なが

ら、そんなこんなですっかり夜は更けていくのでありました・・・


01/04/02

あっという間に桜が咲いたかと思ったら雪降ったりとまあ大変な

今日この頃ですが、さだるHPをご愛顧頂いている皆さまはお元気

でしょうか??

さて、地道にジャズの道に励むばんますでありますが、やはり

進歩するためにはチャレンジが必要!というわけで、サックス

抱えてジャズのジャムセッションに乱入することに致しました!

場所は関内のジャズの店「Jazz is」、毎月最後の水曜日はジャム

セッションの日で誰でも参加可能というではありませんか、これは

肝試し、行ってくるぞーと心に決めて、その日は平日なわけですが

仕事も早々に切り上げて一目散に家に帰り、防音室の中で軽くウォ

ーミングアップ。やはりスーツにネクタイという気分じゃないから

ジーンズとEddie Bauerのシャツに着替えてココロはジャズモード、

テナーを持っていざ出陣。会社帰りのサラリーマン達の流れに逆流

しながら関内のお店へ向かう。やはり会社とは違う世界を持っている

ことは大事だなあ、というか必須だなあと感じながら歩きつつお店の

前へ。結構これ緊張。店をチラッと覗くと、あんまりお客さんの影

見えず・・・。恐る恐るテナーを抱えて店に入る。演奏している人々

は何だか上手いぞ・・・これアマチュアなのかな?とか思いつつお店

のノートに自分の名前とパート名「Ts」を書く。そうこうしていたら

1ステージ目が丁度終了、とりあえず呼吸を整える。するとマスター

に「2ステージ目は行くよ」と声を掛けられ、よっしゃーと思いつつ

2ステージ目スタート。「ピアノ・・・○○さん、ドラム・・・○○

さん・・・」と各パートの人がコールされ、サックスのばんますも

早速コールされる。どきどき。「じゃあ・・・枯葉で・・・キーは

Gmで・・・」とばんます言ってさあカウント・・・しかしメンバーの

呼吸が合わない。気を取りなおして再度カウントスタート、サックス

テーマを取り、アドリブ1コーラス、そしてピアノソロへバトンタッ

チ!そしてベースソロへ、まずまずの滑り出し。そしてここから所謂

「4Bars」へ突入!つまりドラムと4小節づつ掛け合い、これが正に

全身アンテナになっていないと自分を見失う!いま何小節目だっけ?

いま何回掛け合いやったっけ?あれ、3回目?4回目?次はテーマに

戻る?いや、あと一回掛け合い??と、まあ何せ初めてのセッション

しかも他のプレイヤーは誰も知らない、もちろんジャズだから曲の

構成もなければ何も無い、全てはその場に委ねられた世界、自分の

耳と瞬時の感性だけが頼り、自分の位置を見失えばとても孤独な世界

に行ってしまう。汗が噴出す。ベーシストの手を見ながら手探りで

自分の位置を確かめる。なんとか掛け合いをクリアしてエンディング

へ、ふう・・・お客さんが暖かい拍手、これには助けられる。全く。

なんとか一曲やって、これでいいやと思ったら「もう一曲!」との声、

では・・・「Fly Me To The Moon・・・キーは・・・Dmでいいですか

?」というわけで2曲目へ。出だしは好調、しかし「4Bars」で失敗!

無念!!悔しい。しばし客席へ戻って他の人の演奏を聴く。みんな

上手い。どうも、アマチュアはボクだけか・・・?ということに気が

付く。そうするうちにまたサックス、コールされる!そして何と3曲

目、4曲目まで一気にやらされる。しかし、苦手の「4bars」も要領

を飲み込んで今度はクリア、客席から拍手が!OK!ようやくばんます

自分の調子が出てきたかな。するとお店のマスターが「何かスタンダ

ード出来る?」と。じゃあ・・・「サマータイム?」というわけで

マスターのピアノでサマータイムをセッション、ばんますこの日5曲

目!マスターに「テンポは・・・?」と聞くと、おもむろにピアノを

弾きだし「こんな感じで・・・」と。ゆったりとしたバラードだ。

ふうっとサックスを吹き出す。バラード、音符と音符の間が見えて

きた。良い感じだ。サックスに気持ちが入ってくる。だんだんピアノ

盛り上がってくる。何か空気がグッと濃くなってくる。いまここに

しか存在しない音楽が生まれてくる。徐々にトリップして行く。

ピアノは曲のコード進行を離れ、完全にインプロビゼーションの世界

へ入っていく。サックスもピアノに触発されて動き出す。

いまここにしか存在しない音楽。いまここの空気の元でしか生まれ

ない音楽。決め事が無いからこそ生まれる自由な音楽。感性のまま

いま感じたことを喋るように奏でて行く。これがジャズ!これが

ジャム・セッション!音楽とは無限の可能性を持っているものだ!


01/02/26

なんだか日々暖かくなったかと思うと急に寒くなり・・・花粉も

早速飛んでるみたいだし、みなさん体調には気をつけましょう!

そんな三寒四温のこの頃ですが、ばんますは先日関内にあるジャズ

バー「Jazz is」へ行って参りました。このお店は、同じくジャズの

お店「Bar Bar Bar」からスタジアム方向へ約10秒歩いたところの

道の左手にあります。まだオープンしてそんなに日が経っていない

らしく、なかなか小奇麗で趣味の良い雰囲気のお店で、店内は余り

広くはなく、シンプルで品の有る内装とあいまってアットホームな

感じです。なかなか居心地が良いです。どこか友人宅の応接間に

通されたような感じ、といえば近いかもしれません。ここはほぼ連日

生演奏が行われており、言うまでも無くジャズのドラムセットと、

グランドピアノ(カワイ・・・なかなか音が良い)が置いてあります。

ばんますが行ったときは、石塚まみさんというピアニスト兼ボーカリ

ストが出演していて、フルートの中川昌三さんも参加していました。

しかしこの石塚まみさんという人はとても歌心のある人で、かなり

ブラジル音楽の影響を受けているらしく、ノリの良いキレの良い

ピアノを弾く一方、バラードもまたグッとくるピアノを聴かせてくれ

ました。そのピアノスタイルは、けっこう古屋かおり嬢に通じるもの

があり、16のノリとクラシック的なタッチとエモーショナルな歌心

を併せ持ったもので、なかなか個性的。またこの石塚まみさんは、

ボーカルがまた良い!ブラジルのアーティストTania Mariaを彷彿と

させる不思議な透明感を持つ声で、歌詞の無いスキャットもこれが

クールに決まっている。何をやってもいやらしくなりすぎない、って

のはやはりこの人の感性の確かさでしょうね。またこの人は、なんと

ボーカリストとして一人で多重録音のアカペラ・ボーカリーズCDを

リリースしていて、その曲目を見ると「'Round About Midnight」から

「与作」までなんとまあ幅の広い・・・支離滅裂な・・・。

しかしやっぱり、音楽はとどのつまり「歌心」に尽きる!ということ

を実感した彼女のライブでした。いかにその「歌心」を聴く人に伝え

ることができるか?練習と言うのはそのためにある。

我々もいい刺激を受けて頑張らねばなりませんです!


01/01/30

2001年も続く「ひとりごと」コーナー、2世紀をマタにかけて

頑張って更新したいと思いますです。よろしくです!

何はさておき、去る28日の横浜・大口スターシップでのジャズ

ユニットライブに御越し頂きました皆さま!厚く御礼申し上げ

ます!今回はSpecial Guestとしてボーカル井上加奈子嬢を

迎え、ユニット名も「Forest Blue」として、気合を入れて臨みま

したが如何でしたでしょうか?日曜の夜遅くだったにも拘らず

暖かい拍手&アンコール(!?)どうも有難うございました!

またスターシップのお店の方には大変お世話になりました。

この場を借りて御礼申し上げます。

このユニット「Forest Blue」は「ヒーリング&ジャジー」をモットー

とし、まったりとした和み系の音世界を展開しようというポリシー

のもとに日々精進に励んでおります。まーだまだその探求の道

は始まったばかりで、どこまでいっても果てしの無い世界のよう

な気がしていますが、とにかく聴きに来て頂ける方々に少しでも

happyになって頂けるようにベストを尽くして行きたいと思います。

皆さまから是非ライブのご感想やご意見など頂ければ幸甚に

存じますので、メールなり何なりお寄せください!

早くもばんますの頭の中には次回の「Forest Blue」ライブの構想

がグリグリと渦を巻いています。また近いうちにライブでお会いし

ましょう!