5日目

三角関係

1998年9月9日(水） 　午前6時起床。朝食は、部屋でおにぎりとお味噌汁で済ませ、昨日買ったキムタク帽をかぶり、7時には出発。今日の午前中は、Ｙちゃんとは別行動で、私はダイヤモンド・ヘッドに登りに行きます。 　ホテルの前のバス停で、ダイヤモンドヘッドクレーターを通るバスを待って居ましたが、イッコーに来ない。待てど暮らせど来ないのです。ボーっとベンチに座って待っていたら、隣に男の子がやって来ました。そして、更にしばらくすると、長身の女性がやってきました。この女性は、先に来た男の子に向かって話し掛けていました。その話し声を聞いていると、とっても低い声。チラッと横目でその女性を見てみると、女性は男性でした。（笑）筋骨隆々ってかんじのカラダにビスチェとミニスカート、ハイヒール。ホンマもんのドラッグ・クイーンでした。うわ〜、すっげ〜。友達になりたぁ〜い、と思いましたが、この場に3人しか居ないのに、男の子には話しかけて、私には話しかけないのはなぜ？それは私が女だから？それって、テキタイ心？なんて想像してしまい、ちょっと怖くなってしまったので、次のバス停まで逃げてしまいました。 　そこでもズーッとバスを待って、やっと58番のバスが来て乗りこみました。このバスは、カピオラニコミュニティカレッジを通ります。そこの学生さんたちがたくさん乗っていて、バスの中で声を掛け合っていました。その中には、日本人のような人もいて、留学生なのかしら？なんて思っていました。ちょっとうらやましい。私もハワイで勉強したい〜。

ダイヤモンドヘッドを極める

彼らがＫＣＣの前で降りて、私はその次あたりのダイアモンドヘッドクレーターで、降りました。けっこうな数の人が一緒に降りました。そして、みんな坂道を上り、ひとまずトンネルを通って、山のすり鉢状になった噴火口の中に入りました。そこから、すり鉢のふちに当たる所まで登ります。初めは、コンクリートで舗装されたトレイルをテクテク歩きます。徐々にごつごつした感じの石の上を歩いていくようになります。周りの木々は、たくさん生えてはいるけれど、水分不足かなんかでみんな枯れちゃってます。緩やかな坂が続きますが、しかし、運動不足の私にはちと応えマス。水を飲みながら、てくてく。途中でちょっと一休みして、景色を眺めたりしました。高齢の方も登っていらしたり、走って登る人、いろんな人が居ました。私はたらたらゆっくりゆっくり登りました。頂上の手前、すっごい階段が私の目の前に登場。角度45度ぐらいありそうな感じでした。こりゃ、きっつ〜。でも、登らないとしょうがないしなって思って、がんばって登りました。登り切ると、今度は暗闇です。懐中電灯を持って来て、正解でした。真っ暗闇の階段を、登りつめるとそこは頂上。40分くらいで到着しました。ダイヤモンドヘッド、極めたり！！です。頂上はとても狭かったです。ワイキキビーチの方を眺めたり、涼しい風にしばし当たったりしました。 　そして今度は下り。膝が笑っちゃいます。とにかく黙々と下ります。行きと同じ道を引き返し、公園を通りこして、バス停まで歩きました。途中、何度もタクシーの勧誘を受けましたが、バスのパスポートを持っているからと言って断りました。時間はたっぷりあるしね。58番のバスでホテルまで戻りました。

海だぁっ！

ホテルに帰って、昨日買ったばかりのROXYの水着に着替えて、Ｙちゃんと海へ行くことにしました。ワイキキビーチは混んでいてイヤなので、バスに乗ってクヒオビーチまで行きました。海に入ったり、浜で寝そべったり、ひさしぶりのハワイの陽射しをカラダ全部で浴びました。E気持ち〜！(BYヒロ君。笑。古すぎる。私22歳なのに、ナンデこんなこと知ってるの？）海には、ボディボードをやっている人がたくさんいました。すごい、オモシロそう。明日は、ボディボードやってみようと思いました。3時ぐらいになると、ロコがいっぱい来て、海も混んできます。自転車に乗ったまま海に飛び込む人もいて、おまわりさんに怒られてました。 　4時ぐらいにフロートを担いで歩いてホテルまで帰って、シャワー浴びて、着替えてワイキキへショッピングに出かけました。GUCCI、ティファニー、FolliFolli、フェラガモ、PRADAなどなど。ブランドハンティングです。どの店も、あまり品揃えはよくなかったように思います。新作は入っていないし。Ｙちゃんは、GUCCIとティファニーでお土産を買っていました。私は今日はなにも買わず、とりあえず、カラカウア通りのブランドショップを一通り見て、メボシだけは付けておきました。それにしても、どのお店も日本人だらけです。それも若い子ばっかり。 　モスバーガーで焼肉バーガーを買って、部屋で食べて、寝ました。

Yちゃん	熱射病に罹り、頭痛と吐き気。 しかし、買い物欲は衰えず。

6日目