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まずは、長ーい長ーい前置きを読んでちょうだい。そもそも、私は新世紀を海外で迎えるはずだったのだ。だって、今年の1月5日だけ仕事を休めば、なんと年末年始の連休は11連休♪♪これだけのお休みがもらえるんだったら、金に糸目なんてつけず、海外に行くしかないっしょ!ということで、私はか〜なり前から海外旅行計画を目論んでいたのであった。がしかし、しかししかししかぁーっしっ!同じ仕事をしている同僚が12月20日付けで退職することになったのだ。しかも、その後の欠員補充はなく、当分はっていうか、その後はずーっと私が1人で担当することに。(簡単に計算して仕事量2倍。給料据え置き価格。)私が休んでしまうと代わりの人がいなくなってしまうので、そう簡単にお休みが取れそうな雰囲気ではなくなってしまったのだった〜。がーん。(涙)「アチクシの2001年海外の旅がぁ…。」と無念に思ってはいたけれど、「これも仕事だ。致し方あるまいっ!」と、5日の休みも取らず、旅行にも行かず、7日間の年末年始休暇を日本で過ごすことにしたのだ。………。なのに、同僚も辞め、年末も押し迫ったある日、上司は言った。「5日、休んでいいから。」な、なんですと!?私がこれほどまでに周囲に気を使って休みを取らず、泣く泣く旅行を諦めたって言うのに、のに、のに、のにも関わらず、どうして今ごろになって休んでいいと仰るの、あなた。どおしてもっと早く言ってくんなかったのよおぉおぉおぉ??(すがるように)なんだよ、最初っからそういってくれれば私だって旅行に行ったさっ!(握り拳)くーっ、ちっくしょお。(あら、言葉遣いが汚いわ。)口惜しさいっぱいで片っ端から旅行代理店に電話したが、大連休だし、出発から1週間を切っているので、やはりどこもダメ。そんなこんなで、私は年末の箱根温泉1泊2日旅行に甘んじたのであった。(残りの9日間は自宅で寝正月。)これで、私が思ったこと。「もう、今年は行きたいところへ行ってやるぅ!お金は後からでもなんとかなるけど、時間はなんとかならないの。24歳は今しかないのよ、アタシっ!独身生活を謳歌するのよっ!(世間ではこういう人のことをパラサイトシングルと呼ぶ。)」というわけで、休みとあらば、旅行に行こうと心に決めたのだった。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
という長ーい前置きがあって、ずーっとタイミングを見計らい、ようやくまとまった休みが取れることになったのがこのゴールデンウィーク。GWなんて、旅行の超ピーク期だし、旅費もかなり吊りあがっているのは承知。そりゃ、オフシーズンに有休ドーンと使って遊びにいければいいけれど、残念ながら、我が社はそんな都合のいい職場ではない。普通の暦通りにしか休めないのだ。(はぁ、辛い。)よって大枚はたいてでも、この時期じゃないと旅行なんてできないのね。(次のタイミングは夏休みだし。)そんなわけで、具体的に動き始めたのは2月の上旬。今回の旅のパートナーはトチコ(これまでの旅のパートナー同様、中学高校時代のお友達。)。彼女にGWの都合を聞いてみたら、3日〜6日だったらお休みがもらえるとのこと。彼女は某テレビ局に勤務しており、その時期は番組がお休みなんだそうだ。最長で4日間の旅行ならOKということなので、4日間で行って帰ってこれる場所をまずピックアップ。グアム、サイパン、香港、台湾が候補に上がり、H.I.S.やISIZE TRAVEL(※注1)など、4つの旅行代理店でツアーをピックアップした。
旗日の初日出発ということで、混み具合も最高。申込みしたときにはキャンセル待ちであったり、すぐに確保できたり、その状態は色々であったが、結局、価格が手ごろなユナイテッド・バケーション(※注2)の香港3泊4日ツアーに決めた♪。このツアーの特典は、 1. ツアーにも関わらずユナイテッドのマイレージを貯められる 2. 3000点のボーナスマイルが付く 3. 旅行の1ヶ月前から席の希望を受け付けてくれる 4. カード支払ができる (私はUAカード(※注3)で支払うため、さらにマイルが貯まる。) 5. チケットの前渡ができる のだ♪ユナイテッドのマイレージを貯めている私にとっては、結構おいしいツアーだと思った。 GWや夏休み、年末年始などの超ピーク時の旅行はとっても競争率が高いので、早め早めの申込みが不可欠。私たちは発売開始と同時に申し込んだが、それでも「キャンセル待ち」のところが多かった。申込みは1社に限らず、複数の会社に申し込んでみた。仮に全ての予約が確保できても、あとでキャンセルすることは可能だからだ。出発日の40日前まではキャンセル料が掛からないし。(ピーク時は40日前。普通は30日前。キャンセル料は掛からないとはいえ、振り込み手数料などは掛かる。)こうして幾つもの会社に網を張っておいて、その中から、予約できたツアーを比較検討し、自分たちができる限りでの最高のツアーを選んだ。最終的に香港行きが決定したのは、キャンセル料発生直前の3月21日だった。これにて私のアジア・デビュ〜★が決定。ちなみにホテルは一番下のランクのB.P.インターナショナル。もっと豪華なホテルに泊まりたいけれど、やはりお財布事情が厳しいので、今回は我慢。 注1 ISIZE TRAVEL(イサイズ・トラベル) ご存知、リクルート主催のイサイズ。オンラインでツアーの検索、空席確認、そして予約ができる。私は仕事中にツアーを検索し、申込みを済ませた。仕事をしているように見えて、実はしていない。(笑)喋らずに申し込めるというのが、なんとも魅力的で便利だ♪ 注2 ユナイテッド・バケーション その名の通り、この会社はユナイテッド航空専門のツアーや航空券を取り扱う旅行会社。マイレージ会員にとっては、ボーナスマイルが付いたりなどの結構おいしいツアーがある。さらにもっとお得な情報、例えば4月〜9月のツアー・航空券の発売日などはメールマガジンで前もって配信される。私も配信サービスの登録をしていたので、あらかじめ事前に予約受付開始日を知ることができた。繁忙期にリーズナボー♪(クリス・ペプラー発音で)な旅行する場合は、こういうサービスを利用して、早めの情報収集に努めたほうがよいだろう。 注3 UAカード 「ウーア・カード」と読まないように。(笑)通称「ユーエー・カード」。マイレージカードにクレジット機能(セゾン・VISA)が加わったもの。例えば、このカードを使ってお買い物したら、そのお買い物金額1000円につき5マイルが加算される。普段、現金を持ち歩かずカードでの支払が多い人は、普通のカード会社のカードでお買い物するより、こういったカードで支払った方がマイルが貯まっていいのでは? |
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私はこれまで海外と言ったらアメリカにしか行ったことがなく、もちろん日本以外のアジアを訪問するのも初めて。初めての香港、超楽しみ♪♪♪香港のイメージとしては、カンフー映画と100万ドルの夜景、そして美味しい料理、さらにお買い物♪(超ステレオタイプなのな。)以前、香港に旅行した友人曰く、「香港でケチになってはいけない。喰って喰って買って、喰って喰って買って、喰って買って喰って買って、ぐらいな勢いじゃないとダメ。」と聞いていたので、あとのカード返済はどうであれ(滝汗)、初めての香港でお買い物、お食事、存分に楽しもうと心に誓う。となれば、まずは情報収集。いかに効率良く、なか2日の滞在を楽しめるかがポイント。(香港夜着、朝発のため。)その計画を練るのがなんと楽しいことか!(笑)ひとまず、ネットで「香港」で検索。そして、たくさんの方々の香港旅行記を拝読。なかでも有益情報を以下にピックアップ。 ★香港観光協会…基本的な情報はここでチェック。 ★Kaz & Ita の香港グルメ…特に掲示板でのお食事情報が充実。 ★亞細亞とキネマと旅鴉…香港・台湾映画のロケ地紹介など。デザインも素敵。 無断リンクです。もし、不都合がございましたらご連絡ください。即刻外しマス。 お粥は「糖朝」という店と「羅富記」という店が有名らしい。あとは「東寶小舘」や「福臨門魚翅海鮮酒家」(日本にもあるよねぇ?)などのディナーや飲茶もいいみたい。予約を入れておいたほうがいとか。んー、何を食べてみたらいいのでしょお?食べてみたいものがいっぱいありすぎて、困ってしまう。フカヒレはいっとかないとダメだろうし、やっぱり、マンゴープリンも押さえておかなきゃならないし。んもー、食べるのに忙しそう。大丈夫か、私の胃袋?(笑)せっかくの香港滞在なんだから、美味しいものを食べておきたい。胃薬もって頑張りましょ♪ ネットで様々な香港旅行記を読んでいて、1つ、共通していることに気が付いた。どうやら、市内観光ツアーは最悪らしい。シルク屋さんとか、漢方薬屋さんに連れて行かれて、しつこく売りつけられたりする場合もあるのだそうだ。ツアー料金が安く設定できるのは、そういったお店とのマージンで儲けているからであって、あるツアーでは必ず市内観光に参加しないといけないらしい。ちなみに、このユナイテッドバケーションズのツアーはフリーと観光のどちらかを選べる。申込みの時点で私たちは参加で申し込んだが、上記のような証言を読み、少々、考え直すことにした。トチコと相談した結果、2日間しかないし、自由に時間を使いたいということで、フリープランに変更した。この限られた時間を有効に使うには、計画的に行動しなければならない。というわけで、トチコと事前ミーティング。以下が、私たちの計画表。あくまで計画であり、予定は未定なのだが。(笑)
さらにガイドブックを購入。「ブルーガイドわがまま歩きシリーズ(※注4) 香港」。このシリーズは情報が細かく、かなり使える。ニューヨークに行ったときにも非常に役立ったので、今回もこのシリーズにした。また、山下マヌー著「お値打ち香港(※注5)」も読破。ホテル、お食事、ショッピング、アクティビティと分野別に、お勧めショップが紹介されている。マヌー氏の著書には、ハワイ旅行のときなどもかなりお世話になったので、これを読んで予習しておく。 注4 わがまま歩き (実業之日本社/税別1,600円)私は「地球の歩き方」よりもこっちのほうが見易いと思っている。地図も詳細。お店の情報も充実。以前、NYに行った時に大重宝したので、その後はこのシリーズを贔屓にしている。 注5 お値打ち香港 山下マヌー著。(メディアファクトリー/税別1,000円) 「日本語のカバーを外せば、まるでペイパーバックを読んでいるかのように見えます。」という装丁も気に入っている。マヌー氏のハワイ関連の著書はすでに読了。ただのガイドブックではなく、マヌー氏独特のユーモア溢れる文章も魅力的で、読み物としても面白い。山下マヌー氏が連載しているサイト…Cafeglobe.com内「山下マヌー海外旅行お得の法則」 |
香港はご存知の通り、英語圏ではない。主な言葉は広東語。イギリス領だったわけだから多少は英語が通じるとは思っていたが、友人曰く、「英語が分からないふりをされているのかと思うくらい」英語は通じないらしい。そんなときのために、念には念を入れよ。広東語の練習などをしておく。広東語は私が大学で習った北京語と発音が違うのだそうだ。北京語も広東語も文法は似たようなものなので、読めば意味などはわかるであろう。けれども、リスニング&スピーキングがダメ。そんな読み書きできたって、トークがダメならコミュニケーション・エクセレンス・オブ・ホングコングじゃないのだ。(お前は電通か。笑)私は会話を通わせて、現地の人とコミュニケーションしたいのだ。それが海外旅行の楽しみの1つなのだ。そのためならばちょっとの勉強ぐらい厭わない。というわけで「ひとり歩きの広東語自由自在」(JTB出版)をなんとなく見てみると、発音が難しいことを実感。マジ難しい。本当に、読めるけれど喋れない。(涙)まず、北京語は声調が4つであるのに対し、広東語は6つ。(テキストによっては9つ。)そして、北京語にはある巻き舌発音が無いので、日本人にとっては発音しやすいそうだ。北京語なら「ニーハオ!」のところが、広東語では「ネイホー!(イ尓好:こんにちは。)」。全然違うー。食事を頼むときや、お土産を買うときに必要な言葉ぐらいは覚えておこうと思った。郷に入れば、郷に従え。これをきっかけにして今後も広東語の勉強を続ければ、「私、日本語と英語と広東語のトライリンガルになれるじゃ〜ん♪かっちょいいーっ!!」などと実際には達成されない無意味な想像で胸を躍らす。(実際のところは、どの言語もおぼつかない感じで。)ちなみにこの外国語ブックは、旅のTPO別に使えそうな会話が載っているので、これだけ持ち歩いていればどうにかなりそうだ。 |
それと、香港ドルに両替しなければならないのだが、一体、どこですればいいのだ?普通の銀行でしてもらえるのだろうか?空港の銀行は混んでるしなぁ…。てゆーか、香港ドルのトラベラーズチェックってあるの??US$のT/Cが余ってるんだけど、それは使えるの?よくわからない。一応、会社で使っている外国為替相場表を見てみた。すると4月下旬でのTTBはHK$=16円だった。これが高いのか、安いのかもわからない。それともTTSの方を見るのか?ちなみにUS$=124円で、かなりな円安状態だった。たぶん、香港ドルも円安なんだろうと思う。どうしてこうも私が海外旅行に行くとなったら円安になるの?(←以前、US$=140円代でNY旅行しちゃった人。)とりあえず、ワールドカレンシーショップ(※注6)に行って、現金2万円分だけ換金した。大きな買い物はカードで支払うと思うし、中2日しかないし、お金を使う暇もないだろうということで、その金額にした。 注6 ワールドカレンシーショップ 東京三菱銀行系列の外貨両替専門店。偶然にも通勤路にあったので立ち寄ってみた。様々な外貨を取り扱っているので、結構便利。うちの近所の銀行には、しょぼい外為しかなく、香港ドルを取り扱ってなさそうだったので、ここを利用した。香港ドルを買うと、1HK$=18円ちょっとだった。 |
あと、出発の1ヶ月前からシートリクエストをユナイテッド航空予約センターで受け付けてくれることになっていたので、往きは前方の窓側(45A・B)、帰りは前方通路側(47H・J)にお願いしておいた。(香港に着くのは午後8時過ぎなので、上空から夜景が見られるように。)最後に駄目押しで、香港旅行経験者のまっさんとQちゃんに旅の極意を教わっておく。これで準備は万端♪出発の約2週間前にはItinerary receiptや日程表などが送られてきた。今までの航空券ではなく、いわゆるE-チケットってヤツで、この紙っぺらとパスポートを持ってカウンターに行けば、ボーディングパスがもらえるという仕組み。ぐふ。うはうは、夢は膨らむばかりじゃ。(笑)今回の荷物は、でっかいスーツケースではなく、この間買ったばかりのリモワ(注7)のキャリートローリーにすることにした。滞在日数が少ないし、季節も日本とそれほど変わらないので洋服もそれほど持っていかずに済むし、何しろ、でかいスーツケースは空港まで持っていくのが面倒なので。ヴィトン(注8)のキーポルにして機内持込にしようかと思ったが、なんせヴィトンの鞄はそれ自体で重い。かっこよく、かわいく、ここはリモワで攻めましょう!! 注7 リモワ (独語サイト) RIMOWA。ドイツの鞄メーカー。ジェラルミン素材アルミチックなカラーで、軽さと丈夫さが特色。アメリカのゼロハリによく似ている。けど、私は絶対にリモワの方がかわいくてカッコいいと思う。傷やシール跡が付いていればいるほど、旅の通っぽくてカッコいい。(←やっぱり、格好から入る人。)日本だとデパート、並行輸入の鞄屋さん、あとは正規輸入代理店の林五と取引のある鞄屋さんに置いてあるらしい。私はデパートで購入。香港に行ってから買っても良かったが、海外で買ったものは日本で修理してくれないらしいので、日本で買うことにした。これからバシバシ使って、味を付けていくつもり♪ 注8 ルイ・ヴィトン LOUIS VUITTON。日本でも既におなじみのルイ・ヴィトン。猫も杓子もルイ・ヴィトン。私もお財布からパスケース、キーケース、バッグ等などを使っており、ヴィトンは好きなブランドの1つ。10年前に買ってもらったお財布は、今も壊れることなく使えている。つまり、丈夫。小物も鞄も、素晴らしく丈夫で長持ちする。が、1つ難点を申せば、鞄自体がとっても重い。小さなバッグならいいけれど、大きな旅行鞄を運ぶのは一苦労かもしれない。だが、それがルイ・ヴィトンの鞄なのだそうだ。聞くところに寄れば、そもそもヴィトンの鞄は自分で持つための鞄ではなく、ポーターにお金を渡して運んでもらう鞄。もしくは体を鍛えた人が持つ鞄。でもって、体を鍛えるということは、ポーターを雇うよりも時間とお金が掛かる。というわけで、つまりお金持ちが持つという前提で設計された鞄だそうなのだ。機能性とか度外視ね。いつか、お金持ちになったときにヴィトンの鞄で旅行して、ポーターさんに運んでもらいましょう♪ ここで、香港でしたいことを箇条書きにしてみると、 @美味しい中華料理をたらふく食べる Aディオールかシャネルでバッグを買う B電気蚊取りラケットを買う C高級中国茶葉と茶器セットを買う D100万ドルの夜景を眺める E恋愛運を占ってもらう F足つぼマッサージされる Gオープントップバスに乗り、ネオン瞬く彌敦道を走る H映画「恋する惑星」のロケ地を訪れる I体に効きそうな漢方薬を買う こうして私の欲望を列挙してみたら、「アタシって絵に描いたような、いかにもOL的思考回路なんだなぁ。日本の日常に鬱屈して、海外旅行ぐらいしか人生の楽しみがない人みたい。」と思えて、ちょっと悲哀。まぁ、実際そうなんだろうが。(余計に悲哀。) |
FA 隷書M……ご使用のPCにこのフォントがインストールされていなくても文字は読めますが、タイトルロゴの部分の微妙な雰囲気なども掴み取りたいと仰る方は、FA 隷書Mフォントをどこかで適当にダウンロードしてくださーい♪ |