試合評、選手紹介

オリックス－中日(試合評、選手紹介)

試合評
オリックス 7-7 中日
前半は中日先発山本昌の乱調、拙守、中盤はオリックス中継ぎ投手の乱調、後半は中日の拙攻とオープン戦らしい締らない試合だった。
極め付けは、オリックス・イチロー欠場が決定的となった9回裏、ライトスタンドは暴動寸前だった。翌日の新聞でイチローの出場日程が発表された。事前に知らされなかった松山市民は完全に舐められている！
オリックス(投手)
- 平井正史 33
  御当地選手。先発4回7安打1被本塁打4失点。
  3回、対ゴメスの直球勝負は見ごたえがあった。真っ向勝負は前打席で本塁打されていたので当然の策。結果は三塁強襲安打。しかし、全般的に力押しの投球から脱却して、先発投手らしくなった。
- マーク・ミムズ 37
  2番手0/3回2安打1四球。無死満塁のピンチをつくって降板。
- 丸尾英司 14
  満塁のピンチから2つの飛球で二死までは良かったが、その後、2四球1死球の3連続押出しで首脳陣の評価を下げたか？横手からの速球に威力があり実力はある。外角に逃げるのスライダーが使えるようになれば十分戦力となる。四球の中には際どい判定の球もあった。
  内角を必要以上に攻めた捕手のリードに疑問を感じた。
- 川口知哉 16
  1998年ドラフト１位。2回2安打2四球無失点。
  大口をたたいて入団したが、ノーコンぶりは相変わらず。ストライクを取りにいった球を痛打されていた。 6回一死一、二塁、7回一死二、三塁、二度の本塁憤死と中日拙攻に助けられて無失点。運は良いが、実戦では当てにならない。
- 太田敦士 48
  2回2安打2四球無失点。 8回本塁憤死、9回牽制死と中日拙攻に助けられて無失点。
  二戦級の投手相手に機動力で揺さぶりをかける中日の実戦向きでない策には呆れた。
オリックス(野手)
- 田口荘 6
  3打数1安打1四球出塁率5割。
  1回の四球が4得点につながり先頭打者として十分な働きをした。イチロー無き来季、どうオリックスを支えるか？
- 大島公一 52
  4打数1安打。
  1回の田口とのエンドランで4得点ビッグチャンスを演出する。今季も大島の小技はオリックス勝利に欠かせない！
- 谷佳知 10
  1997年ドラフト2位。4打数3安打2打点。
  この日はイチローに代わり3番中堅手で先発出場。打撃センスは見るものがあるが、外野守備はいただけない。公式戦では左堅手、一塁手で出場がありうる仰木監督期待の選手。
- 今村文昭 4
  1996年ドラフト1位。4打数2安打。
  7番三塁手で先発出場。今試合終了時で打率.476で打撃好調。投手で入団したが打者に転向、一軍昇格を果たせるか？ 3回のゴメスの強打を安打にしてしまうあたりは、守備面ではまだまだか？
- 日高剛 47
  1996年ドラフト3位。
  8番捕手で先発出場。内角球でファウルを打たせてカウントを稼ぐリードは素晴らしいが、実績の無い投手に必要以上に内角球を要求するのは酷だ！ 5回の3連続押出しの責任は免れない。
- 塩崎真 31
  1997年ドラフト3位。4打数2安打。
  9番遊撃手で先発出場。遊撃手でレギュラーを獲得してほしい仰木監督期待の選手。 3回の盗塁死はいただけない。あの小さいリードで盗塁しようなどとは甘過ぎる！
中日(投手)
- 落合英二 26
  2回無失点。
  4回先頭打者田口に安打されるが、併殺で切り抜ける。その後、安打四球で締らない投球だったが無失点。 5回はこの試合初めての三者凡退。中継ぎのエース立ち上がりに不安を残す！？
- 野口茂樹 47
  御当地選手。2回無安打無失点。
  故郷に錦を飾るパーフェクトピッチング。今季も活躍するだろう！
- 島崎毅 32
  1992年ドラフト4位で日本ハムに入団、1999年中日に移籍。
  1回1安打1四球1失点。かつての中継ぎエースの自信復活は遠い！？
中日(野手)
- 李鎮範 8
  1打数1安打1死球。
  1番中堅手で先発出場。 1打席目は初球を二塁打。相変わらずの早撃ち先頭打者には不向きだ！ 2打席目は死球。次回の守備機会で交代。体の弱さも相変わらずだ！！
  今季より外野手にコンバート。 1回中前安打で一塁走者を三塁に進塁させる守備は見てられない。中日の外野守備練習自体に問題があるのでは？捕球練習はするが返球をまったくしていない。中日拙守の秘密はここにあった。
- 福留考介 1
  1999年ドラフト1位。2打数1安打2四球。
  3番遊撃手で先発出場。新人王候補だが打撃練習を見た限りではうわさ程の実力は無いのでは？打撃投手の球をクリーンヒットするのに10球近くを要した。序盤戦で活躍できないとそのまま活躍できないことも十分考えられる。新人を3番にするあたりが、中日拙攻体質を象徴している。
  守備練習では併殺時の二塁送球の正確さに欠けていた。 2回、4-6-3の併殺機会に立浪との呼吸が合わず立浪の失策を演出！中日の内野守備練習自体に問題があるのでは？二塁ゴロを一塁に送球、別の球が二塁に送球されてタッチプレー後、三塁に送球を繰り返していた。実戦ではありそうにもないパターンだ。 4-6-3の併殺を練習すべきでは！？中日拙守の秘密はここにもあった。
- レオ・ゴメス 4
  4打数2安打1本塁打。
  6番三塁手で先発出場。本塁打、1、4回の痛烈な三塁ゴロを止めて、独り気を吐いていた。痛烈な三塁ゴロをアウトにしろというのは、ゴメスには酷というものだ。この拙守には目をつぶる必要がある？
- 荒木雅博 2
  1996年ドラフト1位。1打数1安打。
  9回、安打後俊足をアピールしようとするが敢え無く牽制死。くさらず積極的なプレーを続けてほしい。
番外
- イチロー 51 (オリックス)
  メジャーリーグキャンプ参加の疲れから欠場。守備練習での本塁送球もバックスクリーン直撃で、試合に臨む緊張感はまったくなかった。残念だった。
- 水尾嘉考 12 (オリックス)
  1991年ドラフト1位で大洋に入団。即戦力の速球投手だったが、速球を見せることもなく惜しまれることもなく1995年オリックスに移籍。現在は左の貴重な中継ぎとして活躍中。頑張ってほしい。
- 守備位置
  草野球とプロ野球の違いを教えられる１ショット。中堅、谷選手の前方にある芝のないところが、草野球での中堅の定位置。さすがプロ野球！

トップに戻る。