音の四阿 Vol.8
Vol.8 サザンオールスターズ『10ナンバーズ・からっと』 JUDY AND MARY『J・A・M』
10ナンバーズ・からっと サザンオールスターズ (VDR-7002)
- お願いD・J
- 奥歯を食いしばれ
- ラチエン通りのシスター
- 思い過ごしも恋のうち
- アブダ・カ・ダブラ(TYPE.1)
- アブダ・カ・ダブラ(TYPE.2)
- 気分しだいで責めないで
- Let It Boogie
- ブルースへようこそ
- いとしのエリー
1978年発表の2ndアルバム。基本的には前作の路線を継承してるといえるのですが、後により強められるジャズ色の萌芽がここでみられます。
どうしても、Mー10の印象が強く残ってしまうわけですが、どの曲もサザンらしいものだといえるでしょう。「サザンらしい曲」といわれて私が想像するような雰囲気は、このアルバムが基本になっているのかもしれません(一般的にはどうなのかわかりませんが)。
Mー2やMー9なんかはめちゃかっこいいです。Mー3は個人的思い入れがありありで、サザンの全曲の中でもっとも好きな曲といえます、はい。
とはいうのも、やはりMー10に注目してしまいますよね。コミックバンドという風評を振り払うに十分な曲だったわけですが、新たに「エリー」という足枷もつけられてしまったのかもしれません・・・。実際、これだけを聞きにライヴに来る客というのも存在する(した)わけで。
また、これ以降、サザンのアルバムのラストにはバラードチューンが収録されることになります。これもまたエリーの呪縛か・・・・?
サザンオールスターズの公式HPはこちら→★★★
J・A・M JUDY AND MARY (ESCB-1466)
- JUDY IS A TANK GIRL
- LOVE ME DO
- SLAP DASH!
- POWER OF LOVE
- BLUE TEARS
- BABY"Q"
- 彼女の大切なもの
- LOLITA A-GO-GO
- MAKE UP ONE'S MIND
- DAYDREAM
- あいたくて
- GLAMOUR PUNKS
1994年発表のデビューアルバム。現在とは随分ビジュアルイメージが違うんで、驚きますねえ(^^;。
はっきりいって、当時のYUKIは下手です(^^;。まだまだ歌に振り回されている、といった感じを受けますね。ただ、逆にその分(アレンジが割とシンプルなこともあって)メロディがくっきりと浮かび上がるといった効果が出ていると思います。
そう、このアルバムは恩田節を楽しむためのものなのでしょう。そういう意味ではまさしくアルバムタイトル通りJUDY AND MARYの原点といえるんでしょう。
Mー5なんていいよねえ。
ところで、四つ葉のクローバーはどこにいったんでしょうか・・・・。