Fishing Report >> 【 ライトタックルサーキット東海 2007 第1戦 】 かぶら祭り in 御前崎 [前編] >> [後編]
無謀な企画だったが、結果良好!皆に感謝! 2007年5月13日(日) Reported by Yoshitaka Ohta 

■□■ いよいよ大会当日! ■□■

4月に管釣り例会に参加した以来、釣りをしてなかったので、早起きに全く自信がなく、近場の御前崎なのに前乗りして現地で仮眠を取って待つことに。
午前3時。続々とクラブのメンバーが集まり、テキパキと受付の準備を進めていく。
長年に渡り、さまざまな大会を運営している面々だけあり、皆、手馴れたもので、頼もしい限りである。
(じっこういいんちょー、今回は楽させていただきました!)

そして総勢54人にのぼる参加者の皆さんも続々と受付を済ませ、私の拙い司会での開会式終了後、思い思いのタックルを持って各船に。
御前崎のマダイへの淡い?熱い?想いを積み込んで港を出ていく。


沖に出ると、予報通り多少波があるが、何とか釣りにはなりそうである。
各船、まずは近場の「88根」に集結し、魚探の反応を見て実釣開始!

開始してまもなく、今回自身が乗船した第八福徳丸では、真赤な!
カサゴ…(^^;)がポツポツと上がり(これは予定通り?)各人かぶらの釣りを楽しんでいた。
が、そんなノンビリムードは、今回、個人参加で同船していただいた松瀬さんの一発で一変!
なんと、本当にかぶらでマダイが釣れてしまったのだ!


(主催者としては、この瞬間に大会が成立した…と、ホッと胸を撫で下ろしていた)
ちなみに松瀬さんは、ふだん御前崎から日本海までの広いエリアでコマセ釣りを楽しんでいるそうだが、最近話題の釣りということで、かぶら祭りに参加してくれたとのこと。
今回は松瀬さんの他にも、所属クラブを通じてではなく、個人単位で多くのご参加があった。
サーキットの主な目的でもある「ローカルアングラー同士の交流」が多少なりとも実現できたと思う。
そのことに、大会を企画した人間として大きな喜びを感じている。

さて、当日の様子に話を戻そう。
松瀬さんの「貴重」な1匹(結局、我々の船ではこの1枚しかマダイは釣れなかった…)の直後、マネー☆ハンターかわい氏からも
「うわー!アタったけど、抜けた〜!(涙)」
という声が聞かれた他、他船からも続々と「マダイGET!」「ワラサGET!」などと景気の良い無線連絡が入り、自分たちには釣れていないのにメンバーのテンションは上がりっぱなしである。
「全体で、数匹でもマダイが上がって、入賞者だけでも決まればいいんだけど…」
などと話していた前日までの不安な想いは、見事に裏切られることになった。
結果、12枚ものマダイが検量に持ち込まれるという、素晴らしい釣果に恵まれた大会となった。

(写真提供:清水 淳氏@NO☆BITE)(写真提供:清水 淳氏@NO☆BITE)

ただ、海況は、お昼に近づくにつれ、次第に風が強くなり、波とウネリで段々と乗船者の顔が青ざめていった。
主催者としては、安全第一を優先し、1時間の早上がりを決定。
各船にその旨を告げ、実釣を終了することにした。
後半になっても、カサゴなどの根魚のアタリは続いていたため、魚の活性は高かったと思われる。
それだけに残念ではあるが、参加者の身の安全を確保することが最優先。
それに、一定スピードでのただ巻きが主流のかぶらの釣りに、それ以上の無理な続行は意味がないように思えた。

検量&閉会式。
港に戻ってくると、たくさんのマダイを釣り上げ、
「ホントにお祭り騒ぎになっちゃったよ〜!」
という嬉しい誤算?にニコニコ笑顔で下りてくる船、厳しい結果に終わった船…と、多少の明暗はあったようだが、殆どの船でマダイの釣果はあったようだ。
検量スペースにも、続々ときれいなマダイが運ばれてくる。
「かぶらの大会をやって良かったね〜!」クラブの面々がホッとした瞬間であった。

そして、結果発表&表彰式。
優勝は、チーム磯自慢の鈴木さんマダイ4.55キロ!
これは「お見事!」というマダイで一同納得。
もちろん準優勝の清水さん(NO☆BITE)、3位の高橋さん(GAAR)のマダイも、誠にご立派!
他魚の入賞は、ハタ系の魚になるかと予想していたが、なんと、オフショアのルアー初挑戦となる山内さんが釣り上げた4キロオーバーのワラサ!
活気ある大会に、さらに多彩な釣果をプラスしていただいた。
(かぶらってホントに何でも釣れちゃいますね〜!)


入賞者それぞれに、サーキット実行委員長の平田さんから超!豪華な賞品を授与され、表彰式が終了。
残るは恒例のじゃんけん大会!
今年の賞品はとにかく豪華!兄さんの軽快な仕切りで次々と賞品が手渡されていく。
賞品をもらえた人・残念ながら運がなくもらえなかった人…皆が大いに楽しんでいただけたようだ。


大いに盛り上がった大会も、最後に参加者全員で記念撮影をして無事終了。

会長をはじめ、偉大な先輩達の時代から、地元・静岡の海のルアーフィッシングを開拓して20年余り…。
そんなパイオニアスピリットを受け継いでいる我々静岡シーワードの面々であるが、今回の試みほど無謀な?企画はなかったのではないか…と今になってそう思う。(幸運にも結果オーライだったけど…^^;))
毎回船の手配で協力していただいている第8・31福徳丸の小野田船長からも
「歴史ある御前崎のマダイ釣りに新たな可能性が加わった。これからもこの釣りを開拓し、1つのジャンルとして育てたい。」
とのありがたい言葉をいただけたことが、本当に嬉しかった。
(きっかけは作れました。あとは、実際に海に出て実績を重ねていくことですネ!)

大会成績
 優 勝 鈴木真人さん(チーム磯自慢)マダイ4.55キロ
 準優勝 清水 淳さん(チームNO☆BITE)マダイ3.15キロ
 3位 高橋敏之さん(GAAR)マダイ2.30キロ
 他魚賞 山内克紘さん(個人参加)ワラサ4.65キロ

Special Thanks!
● 御前崎の新しい釣りの開拓に賛同していただいた参加者の皆様
● ご協賛いただいたメーカー・商社・ショップ様
● 後援していただいているJGFA事務局の皆様
● 新しい釣りへの試みを応援していただいた御前崎の船頭さん達
● 大会開催において助言・ご協力をいただいたサーキット実行委員長のベインズ・平田さん  
● そして静岡シーワードのメンバー各位
● 後援 JGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)

協賛
アシスト工房 アングラーズリパブリック イシグロ
魚矢 エイ出版 オフト
岳洋社 がまかつ  クレハ
サンヨーナイロン シャウト ジャズ
スタジオオーシャンマーク スミス 駿遠釣具
タックルハウス デュエル デュオ
ビッグオーシャン フジノナイロン ブリッジ
プレシオ ボナンザ マルキュー
桃太郎釣具商会 ラッキークラフト YGKよつあみ
(あいうえお順・敬称及び法人格略)

(かぶら祭り in 御前崎! [前編]に戻る…)

ページ先頭へ
Fishing Reportへ

Copyright(C) Shizuoka SEAWARD FC 2007-2009 All Rights Reserved.