辻清治さんの <関東修行日誌−1> 2000.11
ご無沙汰しています辻@正棋会です。 皆様お変わりないでしょうか…。 関東に転勤後、早や6ヶ月が過ぎようとしています。 移って数ヶ月は生活のリズムが掴めず(?)将棋の方もズタズタで、 「正棋会の名前を汚しているな…」と感じる日々が続きました。 将棋に関しては、この機会に関東で修行させてもらおうと思っ て来ましたが、あまりにこちらが弱過ぎては修行にも何もならな いので、仕事・生活とのバランスを上手く取りながら将棋の方に も時間を割いていこうと考えています。
1)朝日アマ南関東予選 11/19(日),23(祝)に朝日アマ名人戦の南関東予選 がありました。(東京予選も同時開催) 私は残念ながらBEST8で茨城の浜真之さんに敗退。 浜さんは決勝で瀬良さんも倒して代表に。 南関東代表×3人、東京代表×4人(こちらは東大勢大活躍 )の結果はアマ連会報でどうぞ…。 転勤後、秋の職団戦とこの朝日アマ予選を目標に調子を整え ていた私にとって是非とも上位に入りたかった大会でしたが、 残念。
2)日レスGC戦 11/25日(土)は第1回 日レス・インビテーションカップと 名付けられたアマ・プロオープンの将棋大会に招待され(有 り難いこと)参加して来ました。 この大会は日本レストランシステムさん主催の招待選手によ るオープントーナメント。 参加選手はプロ6名を含め全32名。 <参加選手一覧> プロ:先崎八段・中川七段・植山六段・中田(功)六段・ 高野四段・金沢四段。 アマ:瀬川晶司・重田真人・山田敦幹・長岡俊勝・松本誠・ 樋田栄正・金子タカシ・篠田正人・菊田祐司・ 谷川俊昭・桑山尚司・吉沢大樹・遠藤正樹・古賀一郎・ 矢橋修・林隆弘・西山実・鈴木貴幸・小泉卓也・ 山内一馬・秋山太郎・堀井敦之・石井豊・星野雄一郎・ 木村秀利・辻清治 <持ち時間> プロ:5分、30秒 アマ:20分、30秒 とプロには時間ハンディが付いています。 <賞金> 優勝=100万円、2位=30万円、3位=10万円、 4位=5万円、BEST8での敗退者=各1万円 (慰安戦の賞金も含め、賞金総額≒180万円) <結果> 優勝:先崎プロ、準優勝=高野プロ、 3位:遠藤正樹さん、4位=山田敦幹 <感想> 決勝はプロ同士となり、さすがにプロの面目は保ったものの、 1〜2回戦及び慰安戦ではアマがプロを倒すケースも多く、 この時間ハンディでは決して番狂わせとは言えないと感じました。 (但し、「アマが先崎さんを倒すのは容易でない」が実感) 私は、樋田さん・菊田さんに勝ち、BEST8で山田さんに 負け。プロと当りたい。先崎八段と当り、あわよくば将棋世 界の「先ちゃんが行く(正棋会編)」の雪辱を…との夢を持 っていましたが、山田敦幹さんの三間飛車の前にあえなく潰 えてしました。 しかし成績は自分でも予想外の健闘で満足。 「調子さえ整えられれば関東強豪の中でも何とか戦える」と の実感が得られ、気持ち良く懇親会に出席出来た一日でした。 参加費=0、懇親会もスポンサー負担で且つ強くなることも 約束されているという選手として大変ありがたい大会です。 個人としては十分満喫し、又参加したいとの希望を持ってい ますが、この様な大会が関東でのみ開かれることに関西の一 員としては危機感を覚えたというのが正直な感想です。 (東高西低のさらなる傾斜。いや、九州は元気故、関東高関 西低?と呼ぶのが正しいのか?)
3)近日の大会予定 明後日のマグロ名人戦には出場する予定。 12/10の東京チャンピオン戦(東京の平成最強戦)には仕事 の関係でたぶん参加出来ない。 又、1月位から西日暮里のS級にも参加予定。