ガーナアクラ市 闡明山法華寺落慶法要
広大な自然と人々の生きる力が漲る大地アフリカ、ガーナ国の首都アクラ市に広布の本拠ともいうべき、同大陸初めての寺院、闡明山法華寺の落慶入仏法要が2月21日、御法主上人猊下の御裁可により、同寺初代住職に任命された吉田道常御尊師の導師のもと、盛大かつ厳粛に奉修された。これには、海外部主任・中本代道御尊師、宗務院書記・岩城信統御尊師、スペイン妙昌寺住職・山田容済御尊師、ロサンゼルス妙法寺住職・高野泰信御尊師、常行寺住職・渡辺道宏御尊師が出席された。また、地元ガーナの信徒に加え、隣国のトーゴ・べナンの信徒、さらにアメリカからも有縁の信徒が参列し、1000余名の信徒が集った。
アフリカ大陸初の寺院建立 ガーナ・トーゴ・べナンから千名余が参列今回の法要は、御法主上人猊下をはじめ一部関係者のビザ取り消しという、異例の事態のなかで奉修されたものであったが、緊張感漂う中にも、同寺周辺一体は歓喜が満ち溢れていた。当日ははじめにテープカット、正面玄関に掲げられた寺名の除幕式、玄関右側の記念碑の除幕式が行われた(これには「1998年2月21日・第67世御法主日顕上人猊下より法華寺を賜る」と記されている)。法要開始30分前には、1000席ある本堂の信徒席が全て埋め尽くされ、入りきれない人が堂外にまで溢れた。法要に先立ち注意事項が、英語(公用語)・チュイ語(現地語)・仏語(べナン信徒のため)で読み上げられた。
法要は午後2時より、吉田住職の導師により開始され、渡辺御尊師による御開扉、中本御尊師による献膳の儀に続いて読経に入った。而説偈言で磬が入り、猊下の慶讃文が代読され、さらに自我偈・唱題と如法に奉修された。その後、御法主上人猊下から賜った御言葉を吉田住職が読み上げた。そのなかで御法主上人猊下は、
現在世界各国に日蓮正宗寺院が建立されているが、ガーナにおいてはメンバーが中心者のアソマニ氏と一体となって正法広布に尽力し、清浄な信仰眼をもって正邪を見極め、創価学会より離れて日蓮正宗の正しい信仰に帰依されたことが、寺院建立という輝かしい成果となって現れた。今後は法華寺を修行の増進と折伏の道場として、常に参詣して下さい。(趣意)と述べられた。引き続き式の部に移り、中本海外部主任の経過報告を山田御尊師が代読した後、欠席された藤本総監の御祝辞を中本海外部主任が代読し、続いて信徒代表アソマニ理事長が祝辞を述べた。また尾林海外部長のメッセージをはじめ、アメリカ・イギリスの関係僧俗からの多数のメッセージが披露された。最後に吉田住職より、参列者に対して丁重な謝辞があった。