本文中の茶色の文字をクリックすると、ここに補足説明がでます。
時には役に立たないコネタだったりするかもしれません。

 

 

 

 

 

アセンション begin12.jpg (2025 バイト)コルトレーンの作品の中で
最も恐れられているアルバム。
集団即興を極限まで追求した。
普通の耳で聴けば
「みな寄ってわやくちゃやってる」状態。
しかし有識者の耳で聴けば
「魂を揺さぶられる」のだそうだ。
エディション1と2の2種類が存在する。

 

 

 

 

 

アルヘイグ (1923〜82)
ビバップの初期から活躍した白人ピアニスト。

 

 

 

 

ヴァ-ヴ 1950年代半ばノーマングランツが創設したレコードレーベル。
パーカー、デュークエリントン、オスカーピーターソンなど、
専属ミュージシャンは大物揃いで挙げ出したらきりがない。
一方、ヴォーカル物も多くエラフィッツジェラルドを中心に
沢山の楽しいアルバムが製作されている。

 

 

 

 

 

海原 海原千里・万里の万里が上沼恵美子。

 

 

 

 

 

オビ 日本盤CDに巻きつけられている帯状の紙で
アルバムタイトルやリーダー名の他に
客に買う気を起こさせるコピーが躍っている。
「パーカー熱愛発覚!」
「戦慄!深夜のホテルにガレスピーの霊が!!」
ゴメンナサイ…嘘をつきました。
それなりの情報が書かれているのである程度参考になる。

 

 

 

 

 

オンダイアル begin18.jpg (3852 バイト)begin19.jpg (3842 バイト)パーカー絶頂期に
ダイアルに残した音源。
これまた別テイクの嵐なので
重複を外した
「CHARLIE PARKER STORY
ON DIAL VOL.1〜2」
をお薦めします。但し音質悪し。

 

 

 

 

 

限りなきドラム begin20.jpg (3680 バイト)1966年にマックスローチがアトランティックに
録音したアルバム。
3つの曲が完全ドラムソロ。

 

 

 

 

 

サヴォイレコーディングス begin17.jpg (2197 バイト)パーカーがサヴォイレーベルに残した
スタジオ録音の音源から
別テイクによる曲の重複を避けて
最良と思われるマスターテイクを集めたのが
このアルバム。それでもCD2枚組。
フリークからは「物足りない」と文句が出そうだが、
一般的にはこれくらいが丁度良い。但し、音質悪し。

 

 

 

 

 

サキソフォーンコロッサス begin28.jpg (2567 バイト)ソニーロリンズが残した最高傑作アルバム。
それと同時に全てのジャズアルバムの中で
最高のアルバムと云っても反対する人は
そんなにいないのではないかと思われるふしも
ないことはない(弱気)。
とにかく早めに聴いといて損はないです。

 

 

 

 

 

酒のほそ道 begin24.jpg (2884 バイト)酒と肴のマンガ。
うんちくをたれるのではなく、
四季のうつろいの中の風情を描いているところが
著者のセンスだと思います。
写真は6巻。

 

 

 

 

 

ジャズ喫茶 ジャズを聴かせる喫茶店、ってそのままやん。
但しBGMで静かに流しているのではなく、
JBLなどの巨大スピーカーで大音量でLPをかける。
とても入手できそうにない様な希少盤を飾ってあったりする。
喋ると怒られる店が多い。
当然客はコーヒー一杯で長時間粘るもんだから経営的に苦しい。
最近はめっきり減った。
(反対語)純喫茶、同伴喫茶、ノーパン喫茶、ドトールコーヒー。

 

 

 

 

 

ジャズ批評 begin14.jpg (2726 バイト)ジャズの季刊誌。非常にマニアック。
私が聴き始めて5年くらいの時買ってみたら
知ってるアルバムが殆どなかったのでびびった。
ある程度ジャズにのめり込んできたら
最後に手を出す桃源郷。
写真は1999年の創刊100号。
特集内容は「90年代のジャズ」

 

 

 

 

 

新星堂 日本全国にテンポを持つ老舗のCDショップ。
小規模店舗に於いてもジャズに関して良く考えられた
売り場作りをしているのが嬉しい。
系列会社にOMAGATOKIと云うレーベルを持ち、
日本のジャズを中心にアルバムもリリース。
昔は隠れた名盤の復刻等も手がけていた。

 

 

 

 

 

推薦文のPOP CDショップが自分のところで作成してつけてるPOP。
多くの場合手書き風でパウチしてある。
店の個性が出てて面白いし、買う気をそそられる。
特に輸入盤には効果的。
一度同じCDで各店に書いてもらって見比べたいなぁ(笑)。

 

 

 

 

 

スイングジャーナル begin13.jpg (2238 バイト)ジャズの月刊誌の老舗中の老舗。
日本のジャズの歴史を作り上げてきたと云っても
過言ではない。
写真は1966年8月号。
表紙をキャノンボールアダレイが飾っている。

 

 

 

 

 

スイングジャズ 1930年代の半ば、白人中心によるオーケストラによって
ダンスミュージックとして隆盛を極めた。
ベニーグッドマン楽団、グレンミラー楽団等がそれ。
禁酒法時代、秘密酒場で演奏されていた黒人中心のジャズとは
一線を隔したスマートで華やかな音楽だった。
但しモダンジャズと云う場合、この時代のスタイルは含めない。

 

 

 

 

 

スウェーディッシュ
シュナップス
begin16.jpg (2983 バイト)パーカーが1951年にヴァ-ヴレーベルに残した
音源からのアルバム。
CDには1949年の録音も追加されている。
若き日のマイルスデイヴィスの参加も聴きドコロ。

 

 

 

 

 

ソニーロリンズ (1929〜)
テナーサックスの巨人。
長い間の活動の中で何度かのスランプに陥り
2度の雲隠れをしている。
1956年に吹き込んだ「サキソフォーンコロッサス」が
最高傑作として未だに語られるところに彼の苦しみが現れている。

 

 

 

 

 

チャーリーパーカー (1920〜55)
ビバップムーブメントの中心的人物。
今のジャズの原型がパーカーのアルトから始まった。
今から60年も前の音楽なのに色褪せる事のない魅力がある。
彼の残した曲も数多く今でも頻繁に取り上げられている。
しかし彼のCDで"コンプリート"と名前に着くモノは、
別テイクだらけなので気をつけた方が良いでしょう(笑)。

 

 

 

 

 

トニーウィリアムス (1945〜1996だったと思う)
ロンカーターと共にマイルスの黄金のクインテットを支えたドラマー。
強烈なスピード感の中で複雑なオカズがドコドコと入り
ドラムだけで十分なジャズを感じさせる反面、ちょっとうるさい(笑)。

 

 

 

 

 

ナウズザタイム begin08.jpg (9384 バイト)パーカーがヴァ-ヴレーベルに残した傑作。
彼の作品の中では極めて録音状態が良い。
ナウズザタイム、チチ、コンファメーションと云った
人気のオリジナル曲が並ぶのも○。

 

 

 

 

 

パーソネル 演奏への参加メンバーを指してこう云う。

 

 

 

 

 

バードランドの夜Vol.1 begin27.jpg (2822 バイト)アートブレイキーをリーダーに
ホレスシルバー、クリフォードブラウン、
ルードナルドソン、カーリーラッセルと云う布陣で
ハードバップの歴史の第1ページを飾ったアルバム。
Vol.2も併せて是非!

 

 

 

 

 

バットビューティフル 「恋はおかしく、悲しく、静かで、狂おしい。
それは良い事だし、悪いことだ。
でも美しいのだ。」と云うラヴソング。
尚、上記は私の勝手な直訳ですのでご了承下さい(笑)。

 

 

 

 

 

バラッド begin11.jpg (7073 バイト)コルトレーンの作品の中で
最も広く親しまれているアルバム。
オシャレなバーのBGMの98%が
このバラッドだ(ベネッセ調べ)。

 

 

 

 

 

ハンクジョーンズ (1918〜)
バップの初期から現在に至るまで
最もジャズピアノらしいジャズピアノを弾き続ける人。
ジョーンズ家はハンク、サド(トランペッター&オケ・リーダー)、
エルヴィン(ドラマー)と脅威の音楽一家だ。
ちなみにクインシージョーンズは関係なし。

 

 

 

 

 

別テイク スタジオ録音の時、何度もテイクを重ねて
一番良いトラックを収めるケースが多いのだが、
それ以外のテイクを何らかの理由でアルバムに収録したモノ。
昔LPで出ていたモノをCD化する際、時間が余るので
別テイクを加える事が多いが全体のバランスを崩す事も。
パーカーの場合などは全てのテイクに価値があると見なされる。
(同意語)オルターネイトテイクス。

 

 

 

 

 

フェイドイン 少しづつ音量を上げていく事。
たちまち神秘の力が溢れる事もある。ちょっと古かったか。
(反対語)フェイドアウト

 

 

 

 

 

ブリリアントコーナーズ begin29.jpg (2743 バイト)セロニアスモンクが凄いメンバーを集めて
モンクワールドを見事に描ききった名盤。
1956年にこんな音楽をやってた事は驚き。

 

 

 

 

 

ブルーノート ジャズの名門レーベル。
ドイツ人のアルフレッドライオンのこだわりが数々の名盤を生んだ。
フュージョン全盛の1970年代に一度活動を休止するが、
1985年にマンハッタンレコードのジャズ部門として復活。
今ではジャズのブランドみたいなモノになっている。

 

 

 

 

 

マンデリン begin42.jpg (4738 バイト)コクと苦味に特徴のあるコーヒー。
酸味が少ない。
原産地はインドネシアのスマトラ島。
写真は焙煎されたマンデリンの豆。

 

 

 

 

 

油井正一 (1918〜98)
日本のジャズ評論家の草分け。
ジャズの評論と云うより啓蒙活動に力を注ぎ
日本に於けるジャズの地位を高めた偉大な人。
油井さんの書いた本で新潮文庫から「ジャズ」「ジャズ・ピアノ」
「ブルーノートJAZZストーリー」と云ったとても良い本が出ていたが
残念ながら今絶版の様です。色々勉強させてもらいました。

 

 

 

 

 

ライナーノート CDに書いてある解説。
曲に関する解説やプレイヤーについてのエピソードが
書かれている事が多い。
最初の内はこれを読む為にも日本盤を買った方が良い。
但し、時々訳のわからない感想に終始しているモノもある。
買うまで読めないにも関わらず「是非このアルバムを
お薦めする」なんて書いてるのがあって笑う。

 

 

 

 

 

ラズウェル細木 begin25.jpg (3369 バイト)マンガ家。
酒のほそ道が今のところ代表作なんですが、
実を云うとかなりのジャズファンで
ジャズ批評誌にジャズマンガを書いていた。
それが一冊になったのが
「ときめきJAZZタイム/(ジャズ批評社)」。

 

 

 

 

 

リーダー作 1)その人がバンドを率いて録音したアルバムの事。
2)ホントは違う人が率いてるのにレコード会社との
契約の絡みで名前だけリーダーになっている場合もあり。
例)「SOMETHIN' ELSE/(BLUE NOTE)」
名義上のリーダー…キャノンボールアダレイ
実質上のリーダー…マイルスデイヴィス

 

 

 

 

 

ピアノ…P,PF   ドラム…DS  ベース…B 
トランペット…TP  トロンボーン…TB 
ソプラノサックス…SS  アルトサックス…AS
テナーサックス…TS  バリトンサックス…BS
クラリネット…CL   フルート…FL
ギター…G  ヴォーカル…VO  などなど
詳しくはココを参照。

 

 

 

 

 

ロンカーター (1937〜)
堅実な中にも革新性を兼ね備えたベーシスト。
マイルスデイヴィスの黄金のクインテットを支えた。

 

 

 

 

 

THE GREAT JAZZ TRIO AT
THE VILLAGE VANGUARD
begin22.jpg (2094 バイト)ハンクジョーンズ、ロンカーター、
トニーウィリアムスの強力なトリオが
グレートジャズトリオだ。
そのユニットが1977年に老舗ライヴスポットの
ヴィレッジヴァンガードに出演した模様を収めたのが
このアルバム。もともとLP2枚に分かれて出ていたが
今は1枚のCDに収まっている。

 

 

 

 

 

ATLANTIC リズム&ブルース専門のレーベルとして発足、
その後ジャズへと積極参入していく。
全体としてまとまりには欠けるが名盤の宝庫。
後に大物になっていくミュージシャンの初期の録音などが多く、
そう云う面でも先見の明があると云えそう。

 

 

 

 

 

CANDID ほんの2年間の活動で30枚近いアルバムを残したレーベル。
1960年代初頭からの時代を反映して、ブラックパワーに
焦点をあてた重厚な作品が目白押し。

 

 

 

 

 

SINGS & PLAYS begin26.jpg (3697 バイト)チェットベイカーの「シングス」に次ぐ人気盤。
甘いヴォーカルと流麗なトランペットが聴ける。

 

 

 

 

 

DUO

 

begin23.jpg (2782 バイト)1987年録音。
ハンクジョーンズとレッドミッチェルのデュオ。
味わい深いアルバムですが、
そんなに有名なアルバムではありませんので
念の為。

 

 

 

 

 

JAZZ LIFE ジャズの月刊誌。
スイングジャーナルよりもフュージョン寄りの内容が多く、
プレイヤーを対象としたテクニック講座等も展開。
私は買ったことがないので資料写真が用意できませんでした。
すみません。

 

 

 

 

 

SPEED 仁絵ちゃん、どないしてんねやろ?

 

 

 

 

 

TIMELESS

 

オランダのマイナーレーベル。

 

 

 

 

 

WE INSIST! begin21.jpg (4017 バイト)マックスローチが1960年にキャンディドに残した
問題作。
ブラックパワーのオピニオンリーダーとして
それを音楽に反映させていった。
後の奥さんアビーリンカーンが参加している。
アビーリンカーンと阿鼻叫喚は似てる。

 

 

 

 

 

注1 ここでは輸入盤の様に扱っていますが、
どちらのアルバムも日本盤で簡単に入手できます。

 

 

 

 

 

注2 順三が気付くまでに既にディクス1の途中やディスク2の最初で
マイルスの演奏は聴かれます。

 

 

 

 

 

スウィートレイン begin30.jpg (2246 バイト)スタンゲッツがまだ新人だったチックコリアを
擁して吹き込んだアルバム。
その効果は絶大でゲッツのテナーに
新鮮な世界が開けた。

 

 

 

 

 

スタンゲッツ (1927〜91)
クールなスタイルを持つワン&オンリーの白人テナー奏者。
世界的なボサノヴァブームの火付け役でもある。
1991年癌で他界する直前までエネルギッシュに活動を続けた。

 

 

 

 

 

モーション begin31.jpg (2288 バイト)アドリブに対して恐ろしいまでに静かな
炎を燃やすリーコニッツの名盤。
アルト、ベース、ドラムと云う変則トリオ。
ドラムにエルヴィンジョーンズが参加しており、
これまたコニッツにプレイに油を注ぐ
挑発的なインタープレイが聴きドコロ。

 

 

 

 

 

リーコニッツ (1927〜生きてたっけ?)
ピアノのトリスターノに寵愛され、クールなプレイに
自らの表現を求めていたが、やがてトリスターノと袂をわかつ。
しかし、その後の彼のプレイに於いても、クールなテイストは
別の形で息づいている。

 

 

 

 

 

シングス begin32.jpg (3224 バイト)チェットベイカーの人気盤。
でも人気だけじゃなく、内容も○。
チェットのヴォーカルとトランペットが堪能できる。
このジャケットのアルバムの他に、
ギターのジョーパスをオーヴァーダビングした
ヴァージョンのモノもある。

 

 

 

 

 

チェットベイカー (1929〜88)
トランペッターでヴォーカリスト。
そんでもってカッコイイ。ウエストコーストジャズのスター。
しかし麻薬で苦しみ、そのゴタゴタで前歯をへし折られたりした。
60年代後半から70年代前半にかけて姿を消していたが
1973年にカムバックし、活発な活動を続けた。
しかしかつてのスターの輝きはなかったと云う。
1980年代は日本のレコード会社がスポットライトを当てて
再び陽の目を見始めるが、88年ホテルの窓から転落死する。

 

 

 

 

 

プレイシズ begin33.jpg (3422 バイト)ブラッドメルドーの2000年録音のアルバム。

 

 

 

 

 

ブラッドメルドー (1970〜)
今、もっとも注目されているピアニストの1人。
現代の風潮や流行に流されない芸術性の高いアルバム作りには
多くの賞賛の声が上がっている。

 

 

 

 

 

スイングジャーナル選定
ゴールドディスク
月刊誌スイングジャーナルが毎月選ぶ優秀なアルバム。
但し中には「うーん」と云うモノもあります。
ファミ通の殿堂入り程度の認識で良いでしょう(笑)。
え?喩えがわかりにくい?
ファミ通の殿堂入りがどの程度のモノなのかと云うと
スイングジャーナル選定ゴールドディスクくらいです。

 

 

 

 

 

(注3) ヴァ-ヴはずっと活発な活動を続けていた訳ではありません。
初代当主ノーマングランツが離れた後、
クリードテイラーがボサノヴァブームで一斉を風靡しましたが、
彼の色づけしたイージーリスニング系のカラーが仇になり
60年代の重厚なジャズやロックに人気を奪われていきます。
結局今のヴァ-ヴはポリドールグループのジャズ部門として
名前が残っている過ぎません。

 

 

 

 

 

コルトレーン&ハートマン begin34.jpg (3185 バイト)コルトレーンバラッド+ヴォーカルと云う感じ。
とにかく「もうどうにでもして〜。」って云うくらい
ムード溢れるバラッド集なのだ。
ジョニーハートマンのヴォーカルは実に甘い。
世界のオシャレなバーの70%がこのアルバムを
BGMに使っているとのNASAの報告もある(嘘)。

 

 

 

 

 

ジョニーハートマン (1923〜1983)
深い味わいのバリトンヴォイスをもつ男性歌手。
代表作は間違いなくコルトレーンとのアルバムだが、
安定してどのアルバムも魅力溢れる唄を聴かせてくれる。
決してバラッドシンガーではなくアップテンポの曲も上手い。

 

 

 

 

 

マッコイタイナー (1938〜生きてたよね?死んだっけ?)
パワフルなピアノで新機軸を生み出した人。
4度重ねとペンタトニックが彼の持ち味。
コルトレーンと演奏を共にしていたが、
彼がフリージャズの世界に突入すると
そのもとを離れ自らの世界を模索し始める。
その後のマイルストーンレーベル時代が
彼が最も彼らしかった時代だと云う人も多い。

 

 

 

 

 

エルヴィンジョーンズ (1927〜)
とにかく単純なビートは叩かないドラマー。
スネアにしてもハイハットにしてもシンバルレガートにしても
微妙な変化がついていて不思議なポリリズムを描き出す。
コルトレーンのユニットを支えたドラマーだが、
どんなバンドで叩いていても音楽を一変させてしまう
強烈な個性を持っている。
ジョーンズ三兄弟の三男。

 

 

 

 

 

ロイヤルサリュート スコッチの銘品。
21年モノを総称してロイヤルサリュートとも云うが、
一般的にはシーヴァスリーガルのプレミアムの21年モノを指す。
信じられないくらいの香りと味わいを持ったウヰスキー。

 

 

 

 

 

TAKE CHARGE begin01.jpg (2476 バイト)個人的な趣味になりますが、
私がキャノンボールアダレイのアルバムで
一番好きなのがこれなんです。
決して彼の代表作ではありませんが、
ワンホーンで吹きまくっているのが気持ち良い。
特に"BAREFOOT SUNDAY BLUES"が大好き。
順三じゃないけど、やっぱり日曜日は裸足だね(笑)。

 

 

 

 

 

ウイントンケリー (1931〜71)
小気味良くスイングする右手のシングルトーンが魅力。
コロコロと転がるようなタッチで明るく軽快なジャズを奏でる。
生まれがジャマイカってのも関係あるのかな?(笑)
凄いピアニストではないが、愛すべきピアニスト。

 

 

 

 

 

ファンキー 元々は黒人の体臭と云った意味から来た言葉で
黒人的なテイストを持つ音楽の形容に使われる様になった。
(同意語)アーシー、ソウルフル

 

 

 

 

 

色んなピアニストを集めて
MDに録る
個人的に楽しむなどの場合を除き、著作権法上、
無断複製は禁じられています。

 

 

 

 

 

つくね 鳥をミンチ状にしてネギなどを混ぜ込んだもの。
焼き鳥屋さんの個性が最もでる。
絶対にタレで食べるべきだと思います。。
ミートボールみたいに大きいのが出てくるとゲンナリします。

 

 

 

 

 

三角 鳥のお尻の先っぽの部分。ヒップ、ぼんじりとも云う。
最も脂の多い部分であるが、これがまた旨い。
塩が良いと思います。

 

 

 

 

 

ネック その名の通り首の肉。せせりとも云います。
適度にこりこりとした食感と身の味わいを持った部分。
塩でいただくとこの上なく旨い。

 

 

 

 

 

コンピ コンピレーションの略。編集したモノと云う意味。
(同意語)オムニバス
VARIOUS ARTISTSは、沢山のミュージシャンが集まって
作ったモノだから、基本的には編集モノとは違うが
良く似た使い方をされるケースがある。

 

 

 

 

 

たれ 「焼き鳥は塩だね」と云う人もいるが、
店の人が大切に守っているタレを食べないのは
もったいない。
ネック、皮、三角、すなずりなどは塩の方が旨いけど…。
ネギ間が一番意見の分かれるところ。

 

 

 

 

 

ハツ 心臓の事。英語のハートが訛ったもの。
こころと云う店もある。粋だね。

 

 

 

 

 

うずらベーコン 茹でたうずら卵にベーコンを巻いて焼いたモノ。
誰が考えたか知らないが、すこぶる旨い。
ミニトマトに豚のばら肉を巻いて焼く店もあったが、
これまた信じられないくらいの味のハーモニーだ。

 

 

 

 

 

マリオンブラウン (1935〜)
コルトレーンの問題作「アセンション」に参加し、
フリーキーなプレイで注目を集めたアルトサックス奏者。
しかし実際のところかなり下手です(爆)。
音程は不安定だわ、ミストーンは多いわ、
スケールもよれよれだわ、出るところも間違うわ…。
それが味になっていると云う人(笑)。

 

 

 

 

 

NOVEMBER COTTON
FLOWER
begin35.jpg (3729 バイト)マリオンブラウンが日本のレーベル
ベイステートに残したアルバム。
一面に広がる綿花畑のジャケットのままに
途方もなくのほほんとした音楽が展開されます。
彼でなければ表現できない不思議な世界です。

 

 

 

 

 

家具かと思うくらい
巨大なスピーカー
begin36.JPG (8101 バイト)JBLのパラゴン。

 

 

 

 

 

アップライトピアノ begin37.jpg (2119 バイト)こんな形のピアノ。

 

 

 

 

 

TRIBUTE begin38.jpg (2668 バイト)ハンニバルマーヴィンピーターソンが
日本のレーベル、ベイステイトに残したアルバム。
リハーサル不足っぽい粗い演奏だが
ハンニバルのプレイはいつも通り猛烈。
順三が聴いたのは"セントルイスブルース"。
廃盤で入手困難だと思われます。

 

 

 

 

 

ハンニバル
マーヴィンピーターソン
(1948〜)
血管がぶち切れそうなトランペットを吹く漢(おとこと読む)。
ギルエヴァンスのバンドで吹いていた事もあるが、
(その時はジミヘンの曲を唄ったりもしてた。)
やっぱり自己名義のアルバムでそのパワーに触れたい。

 

 

 

 

 

ディスクユニオン 関東地区を中心に展開するチェーン。
DIWと云う自己レーベルを持ち、沢山のアルバムをリリース。
ジャズシーンを支えていると云ってもおかしくない会社。
当たり前の名盤は置いてなくてもフリージャズの品揃えは豊富。
お客サンもマニアック。中古LP売り場は怖い程だ。

 

 

 

 

 

ベイステイト このベイステイトを始め日本にも沢山のレーベルがあり、
優れたアルバムを作成してきた。
デンオン、DIW、パドルホイール、オマガトキ、タクト、
スリーブラインドマイス、ジャズシティーなど…。
優れたレーベルは、日本人受けを狙ったレコードではなく
しっかりとしたアルバム作りにこだわっていた。

 

 

 

 

 

ハンニバル begin39.jpg (2085 バイト)永らく入手困難だったが、CD化されて
簡単に手に入る。
セロを加えた不思議なサウンドが
見事な効果をあげている。
何の疑いもなく猛烈に突き進むサウンドが圧巻。

 

 

 

 

 

ハンニバル・イン・ベルリン begin40.jpg (3244 バイト)ライブと云う事もあって一段とヒートアップした
ハンニバルの姿が聴かれる名盤。
これまたCD化されていて入手容易。
全く息切れする事無く吹き続けるハンニバル。
絶対、このおっさんはガソリンで動いてるに違いない。

 

 

 

 

 

MPS 西ドイツの電気メーカーの重役が作ったレーベル。
オスカーピーターソンのピアノを録音する為に作ったとも云われる。
ピアノを中心に生き生きした音質のアルバムが多い。
1968〜85の活動期間。

 

 

 

 

 

ドラクエ ドラゴンクエストの略。
いまどき行列ができるのはラーメン屋かドラクエくらいだ。
ドラクエ7は石板集めに嫌気がさし、途中で投げ出した人が
70%を超えているらしい(ブラウンモーニングリポートより)。
なお、ドラクエ8は世の中がプレステ5の品切れで騒ぐ頃、
やっとこさプレステ2で発売されるだろう(ヨハネの黙示録より)。

 

 

 

 

 

 

ストリングスアレンジ ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスと云った
クラシックの弦楽合奏を加えたアレンジの事。
ゴージャズで気品溢れる演奏になる反面、
アレンジが悪いと甘いだけのムード音楽になってしまう。
"紐付き"と云う事もある。

 

 

 

 

 

 

CD1枚で1曲 begin45.jpg (2185 バイト)ここではこう書きましたが、
実際には昔のLPの収録時間の関係で
CDでも2つに分かれております(私のはそう)。
また、エディション1と2が
カップリングされてるCDもあります。
CD1枚で1曲切れ目なくドシャメシャ演ってるのを
どうしても聴きたい方は(笑)、セシルテイラーの
「DARK TO THEMSELVES/(ENJA)」を。

 

 

 

 

 

 

1977年の録音かぁ。
結構前だなぁ。
ジャズファンだと
「1977年の録音かぁ。結構最近だなぁ。」になります(笑)。

 

 

 

 

 

 

裏ジャケット begin41.jpg (2424 バイト)略して裏ジャケ、またはジャケ裏。
演奏する曲目、参加ミュージシャン、
録音年代と場所、レーベル名などの
情報が詰まっている。
写真は見難いがパーカーの
ナウズザタイムの裏ジャケット。
ヴァーヴの日本盤のはとても見やすい。

 

 

 

 

 

 

マンデリン begin15.jpg (1906 バイト)コクと苦味に特徴のあるコーヒー。
酸味が少ない。
原産地はインドネシアのスマトラ島。
尚、写真はマンドリン。

 

 

 

 

 

マンデリン begin43.jpg (2487 バイト)コクと苦味に特徴のあるコーヒー。
酸味が少ない。
原産地はインドネシアのスマトラ島。
尚、写真はマンドリル。

 

 

 

 

 

マンデリン begin44.jpg (2038 バイト)コクと苦味に特徴のあるコーヒー。
酸味が少ない。
原産地はインドネシアのスマトラ島。
尚、写真はモンダミン。

 

 

 

 

 

マイルスディヴィス (1926〜91)
ジャズに様々な革新を加え、歴史を変えてきたトランペッター。
クールジャズ、モードジャズ、エレクトリック化など…。
どこから話して良いかわからないくらい偉大な人。

 

 

 

 

 

安モノの恋愛小説 実態は良く分からなくてはネタが書けないと思い、
ハーレクインロマンスを買おうとしましたが、
恥ずかしくてレジに持って行く事ができませんでした。
ハーレクインロマンスが安モノと云う訳ではありませんが
ざら半紙の様な紙質の異様に軽い装丁は
海外を舞台にした華やかなムードと違和感が…。
立ち読みしたところ殆どがハッピーエンドで
ラスト1ページでキスして抱擁するパターンが王道か?

 

 

 

 

 

ヴィレッジヴァンガード ニューヨークグリニッジヴィレッジにある老舗のライヴハウス。
ここで録音されたアルバムも多々あり。
ソニーロリンズ、ビルエヴァンス、ジョンコルトレーン、
アートペッパー等。

 

 

 

 

 

for MIYAHARA-san 近々に「'bout JAZZ for MY FRIENDS」のコーナーに
詳細をリリースする予定です。お楽しみに。

 

 

 

 

 

ジャズマックスとか
ナウジャズとか
begin46.jpg (3801 バイト)コンピモノの代表選手。
写真は、「ナウジャズ・ベスト・ミレニアム」
コンピモノの更にベスト盤だ!恐るべし。

 

 

 

 

 

スタルカ コニャックをブレンドして熟成させたロシアのウォッカ。
皇帝の酒との異名を持つ。

 

 

 

 

 

3月の誕生石 誕生石は決める団体が色々あるようで
3月の誕生石はアクアマリンの他に
ブラッドストーン、珊瑚などがある様です。

 

 

 

 

 

ブルーラグーン ラグーンとは、新英和中辞典(研究社)によると、
潟、沼、池(川、湖水などに通じる)、礁湖に囲まれた海面
と云った意味がありました。
碧い海とか云う感じになるのかな?
ウォッカとブルーキュラソとレモンジュースで作るカクテル。

 

 

 

 

 

アフターアワーズ お店が終った後でミュージシャンが
気ままに演奏したりする時間。
バップスタイルもこうしたセッションの中から
形作られていった。
「アフターアワーズな」と云う場合、
寛いだ雰囲気を指す。


 

 

 

 

 

ブルーモンク セロニアスモンクが作曲したブルース形式の曲。
彼の作品の中でも彼自身一番頻繁に
演奏していたのではないでしょうか?
管の入った演奏もありますが、やっぱりソロ演奏が美しい。
「アローン・イン・サンフランシスコ/(RIVERSIDE)」がお薦め。





 

 

 

 

 

ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド ビリーホリデイとアーサーハーツォグJrが作った曲。
得る者は得、失う者は失う、聖書は云っていたし、
今もそれは変わらない。母に財産があっても、
父に財産があっても、神は自分自身で得ようとする子供を
祝福する、と云った内容の歌詞らしい(自信なし)。
当然ビリーホリデイの唄が素晴らしいが、
個人的にはルーロウルズのモノも大好きです。





 

 

 

 

 

マウスピース 吹奏系の楽器の人間の口との接点の部分。
そこに音を出す仕掛けがある。
トランペットなどは唇を振動させて音を出すので
カップの様な形をしている。
一方サックスなどはリードが息で振動して音になるので
リードを固定して息を吹き込み易い様に作ってある。
これを変えるだけでかなり楽器の音が変わる。

 

 

 

 

 

スピリタス ポーランドが誇るアルコール度数96度の強烈なウォッカ。


 

 

 

 

 

ラウンドミッドナイト セロニアスモンクの作った美しいバラッドとして知られているが
実はセロニアスモンクとクーティーウィリアムスの共作。
(実際に作ったのはモンクだと思いますけど…。)
タイトルも"'ROUND ABOUT MIDNIGHT"だったのが
"'ROUND MIDNIGHT"になり"ROUND MIDNIGHT"で定着。
後で付けられた歌詞もあります。


 

 

 

 

 

 

ダイキリ ホワイトラムとライムジュース(もしくはレモンジュース)と
砂糖でシェイクして作る手軽で奥の深いカクテル。
ダイキリとは鉱山の名前らしく、そこで働いていた人の間で
呑まれていたカクテル。
ヘミングウェイが好きだったとか。


 

 

 

 

 

 

グランドピアノ begin47.jpg (2679 バイト)こんな形のピアノ。
金持ちの家には誰も弾けなくてもある。


 

 

 

 

 

 

フィンガースナップ 指パッチン。


 

 

コンサートキー 楽器は種類によって調が異なるものがあります。
ピアノとかヴァイオリンとかは良いのですが
管楽器はB♭とかE♭のモノがあったりするので
それぞれの楽器の調で移調させて譜面を書いたりして
ややこしい事になってます。
だから勘違いしない様に実音に基づく調の事をこう呼んで
混乱を避けているのです。


 

 

 

 

 

リード 木管楽器は実際にはリードと呼ばれる薄い板が振動して音が鳴る。
それがマウスピースにリガチャーと言う留め具で固定されている。
他の楽器は知りませんが、サックスのリードは葦で出来ています。
また、サックスやクラリネットの場合、リードは下唇側に1枚ですが、
オーボエなどは上下2枚付いています。
リードを変えると楽器の音が変わります。リードって便利だな。


 

 

 

 

 

リコの3番 リコはリードのメーカー名です。
3番は堅さを表します。大体これが普通の堅さ。
リードメーカーは他にもラ・ヴォズやヴァンドレンが有名。
ちなみにパーカーはリコの凄く堅いリードを使ってたらしい。


 

 

 

 

 

至上の愛 begin48.jpg (3012 バイト)原題は「LOVE SUPREME/(IMPULSE!)」
非常に良い邦題ですね。
その頃は邦題が付けられる事が多かったみたい。
ex)クルセママ=「遍歴」、アセンション=「神の園」
コルトレーンは1957年に神の啓示を受けたらしく、
その後音楽に宗教色が濃く出ていくが、
これはその集大成とも云うべき作品。


 

 

 

 

 

クルセママ begin49.jpg (3092 バイト)「至上の愛」の後、「アセンション」の前後の
セッションから集められインパルスから彼の生前
発売されたアルバム。
タイトル曲でパーカッションのジュノルイスが
アフロクリオール語で歌を唄う。
これがまた不思議なムードを漂わせているのです。


 

 

 

 

 

スターダスト begin50.jpg (3305 バイト)コルトレーンの初期のアルバムです。
全てがバラッドではないがスタンダードを取り上げ
深いやさしさに溢れた演奏を聴かせてくれます
レーベルはプレスティッジ。


 

 

 

 

 

ブラントン プレミアムバーボン。
1つのボトルには1つの樽で作ったモノしか詰めない。
一切のブレンドをしていないシングルバレルウィスキー。
樽によって熟成期間が異なる為にボトルには
エイジング(何年モノか)の表記がない。
ラベルに手書きの通しナンバーが記されている。


 

 

 

 

 

ウルトラQのオープニング グネグネとした絵の具の渦がフィルムの逆廻しで
ウルトラQの文字に戻っていく印象的なオープニング。
ウルトラマンの最初の方は、ウルトラQの文字が破れて
ウルトラマンの文字が飛び出してきていた記憶がある。
金八先生と並ぶ昭和の名オープニングの一つだ(笑)。
ちなみに金八先生のオープニングは、
グネグネとした金八先生がフィルムの逆廻しで…(以下略)。


 

 

 

 

 

アールグレイ 茶葉にベルガモットの香りをつけたフレーヴァーティー。
ホットでもアイスでも美味しい。
どうしてこれにレモンを入れる人がいるのか不思議。


 

 

 

 

 

モーリスラヴェル (1875〜1937)
フランス近代の偉大な作曲家。
ドビュッシーの影響を受けながらも印象派から脱却し、
より古典的な音楽の中で新鮮な感覚を生かしていった。
オーケストラの魔術師との異名を持ち、"ボレロ"や
ムソルグスキーの"展覧会の絵"のアレンジが有名だが、
自らのピアノ曲のオーケストレーションも多い。
個人的な話ですが、私の最も敬愛する作曲家です。


 

 

 

 

 

クープランの墓 ラヴェルの残したピアノ組曲。
これまた私の個人的な話になってしまいますが、
この第3曲"フォルラーヌ"が今まで出逢った全ての曲の中で
最も素晴らしい音楽だと思い続けて早20年(笑)。
お願いです。ジャズは聴かなくても良いからこれを聴いて〜(爆)。


 

 

 

 

 

エリックドルフィー (1928〜64)
彼は、アルトサックス、バスクラリネット、フルートを吹くが、
そのどれもが独特の美しさと奇妙さを兼ね備えた彼の音楽を
表現する武器になっている。
良く聴くと手癖フレーズが多いことは多いのだが、
誰の真似でもないパッセージの連続は未だに新鮮。
こころざし半ばでヨーロッパ巡業中ベルリンで客死する。


 

 

 

 

 

アーチーシェップ (1937〜)
コルトレーンに共感し彼と共にフリージャズの世界を突き進み、
トレーン亡き後もブラックパワーの旗手として60年代を駆け抜けた。
とにかく彼のテナーは変な響き方をする。
倍音の塊りが空気全体を震わせている様で輪郭がぼやけている。
この不思議な魅力に取り憑かれたら、きっと抜け出せない。


 

 

 

 

 

デヴィッドマレイ (1955〜)
吹きまくりのサックス奏者のことをホンカーと云いますが、
このデヴィッドマレイは、タチの悪いホンカーだ(笑)。
根底にはアヴァンギャルドの血が流れているのだが、
熱い歌心を持っている。
だから彼の演奏はドシャメシャな中でも大らかに響く。


 

 

 

 

 

ルータバキン (1940〜)
独自の個性を持ち合わせた人ではないが、
逆に様々なテナー奏者から様々なモノを吸収して
自分のスタイルを作り上げていった感じがする。
グネグネと顎が外れるくらい長いフレーズを吹きまくっている時の
彼は凄くカッコイイ。ピアニスト秋吉敏子の2人目の旦那で
秋吉敏子=ルータバキンビッグバンドはアメリカでも名声を得た。

 

 

 

 

 

ベニーウォレス (1946〜)
彼の魅力はコーダルな(コード進行に基づいたまともな)音楽の中で
奇妙に捻じ曲がった素っ頓狂なフレーズを吹くところにある。
その辺りの狙いからか近年富にまともなピアニストと共演する事が
多い様だが、少し大人しくなりすぎている様な感じも否めない。
ピアノレスで演ってたエンヤ時代や山下洋輔との共演の中に
彼の凄まじさを見る事ができると思う。

 

 

 

 

 

オーネットコールマン (1930〜)
アルトサックス奏者であるが、テナーも吹くし、トランペットも吹くし、
ヴァイオリンも弾く。が他の楽器はアルトほど上手くない。
コード進行を排した音楽を1950年代の終りに演り始めたので
フリージャズの原点みたいに語られるが、彼の音楽は
もっと違う方向性を持っている。ハーモロディックなどと云う
訳のわからない理論で我々を煙にまくが、
その実、案外メロディアスでわかりやすい音楽だと思う。

 

 

 

 

 

ロンリーウーマン begin51.jpg (2894 バイト)オーネットコールマンの
「ジャズ来るべきもの/(ATLANTIC)」の
冒頭を飾る彼の永遠の名曲。
チンチキせわしいドラムと淡々としたベースに乗って
彼のアルトが悲しげなフレーズをゆったりと吹く。
この儚げな美しさは衝撃的だ。
ジャケットで彼が持っているアルトサックスは
プラスチック製の安物。

 

 

 

 

 

ブリジットフォンテーヌの
"ラジオのように"
begin52.jpg (2641 バイト)ブリジットフォンテーヌは元々前衛的な
シャンソン歌手である。かつら屋ではない。
それがジャズファンの記憶に残ったのは
この「ラジオのように」と云うアルバムがあったから。
アート・アンサンブル・オヴ・シカゴと云う
アヴァンギャルドなユニットがバックをつとめている。


 

 

 

 

 

ストックフレーズ アドリブとは云っても全てその場のインスピレーションだけで
演奏している事は稀で、普段の練習の中や
長年の演奏経験の中で良いフレーズを貯めていく訳です。
なお、何も考えずに指の動く癖だけで連ねるフレーズは
手癖フレーズと云ってあまり歓迎されません。

 

 

 

 

 

カルボナーラ カルボナーラにはもともと生クリームを使わないと云う事を
ついこないだ知りました。
使う肉もベーコンではなくパンチェッタと云う豚肉の塩漬け。
カルボナーラはイタリア語で"炭焼き職人"を意味し、
パスタに絡まった大量の黒胡椒が炭の粉みたいだから
そう呼ぶようになったのだそうです。

 

 

 

 

 

スタウトビール ホップの量が多く苦めの味だが、
砂糖が加えられてるので甘味もある。
濃い色合いは、焦がした麦芽で色づけしている為。
イギリスで良く呑まれる。

 

 

 

 

 

チャールスミンガス begin53.jpg (4505 バイト)(1922〜79)
怒れるベーシストと云うのが一番良い表現かも。
ベーシストとしてだけではなく、自らのワークショップで
激しい音楽を展開し世間にぶつけていった。
"ピテカントロプスエレクトス(直立猿人)"は
黒人差別への憤りのエネルギーを
芸術へと昇華させた傑作。

 

 

 

 

 

「ほな、へいたいさん。」 私の仲間内の別れの挨拶。
「それじゃあ」と「ソルジャー」をかけたと云う
実につまらないネタだ。

 

 

 

 

 

ヘレンメリル・ウィズ・
クリフォードブラウン
begin54.jpg (2937 バイト)ヘレンメリルの最高傑作アルバム。
クリフォードブラウンのトランペットと
クインシージョーンズのアレンジが素晴らしい。
ジャズの魅力が一杯詰まった名盤中の名盤。

 

 

 

 

 

アット・ジ・オペラハウス begin55.jpg (3178 バイト)若きエラフィッツジェラルドの名作ライヴ。
オスカーピーターソントリオと、
JATPと云うスペシャルなバックバンドを
バックにエラのスインギーな歌唱が聴ける。
スキャットの楽しさも満載。
LP時代、2種類のオペラハウスが同じジャケットで
発売されてややこしかったが、今は1枚のCDに。

 

 

 

 

 

エラフィッツジェラルド (1917〜96だったっけ?)
ジャズヴォーカルのファーストレディ。
とにかく彼女のヴォーカルはチャーミング。
歳をとってもずっと可愛かった。
アメリカのジャズ雑誌ダウンビートで20年に渡って
批評家投票でトップの座を続けた。
これほどみんなに愛された歌手はいない。

 

 

 

 

 

ヘレンメリル (1929〜)
ニューヨークの溜息との別名を持つハスキーヴォイスの持ち主。
どんな曲でも自由に唄いこなすタイプではないが、
声質を活かしたミディアム以下の曲で素晴らしい魅力を発揮する。
本人は「ウィズ・クリフォードブラウン」があんまり好きじゃないらしい。
みんな大昔のアルバムを最高傑作と云うんだから
きっとご本人もあんまり嬉しくないに違いない(笑)。

 

 

 

 

 

クリスコナー (1927〜生きてたっけ?)
ハスキーでクールな声を持った白人女性シンガー。
声質は重く、ヘレンメリルと系統は同じだが、
そのテイストはかなり異なる。
ヘレンメリルの唄からは匂い立つ色気を感じるのですが
クリスの堂々としたうたいっぷりからはそれを感じません。
(効果については個人差があります。)
しかしそのクールなテイストがクリスの魅力と云えます。
その辺りを聴き比べてみるのも面白いのでは?

 

 

 

 

 

アニタオデイ (1919〜死んでますよね?)
ハスキーでクールな声ですが、彼女の場合は声質が軽い。
だから速いテンポの曲をスインギーに唄う時、
最もジャズシンガーらしい輝きを見せる。
但し、ムラッ気のある人なのでアルバムによっては△。
アルコール依存症で苦しんだ時期もあった。

 

 

 

 

 

エラ・サラ・カーメン 黒人女性ヴォーカルの御三家を指してこう云います。
エラフィッツジェラルド、サラヴォ-ン、カーメンマクレエ。
あとビリーホリデイも忘れてはいけないシンガーです。

 

 

 

 

 

サラヴォ-ン (1920〜90)
とにかく巧い。

 

 

 

 

 

カーメンマクレエ (1922〜94)
エラやサラの様に何でも唄いこなせる歌手ではない。
しかしバラッドにおける深い表現力は彼女だけのモノだ。
どのアルバムも味わいがあって素晴らしいが、
「グレートアメリカンソングブック/(ATLANTIC)」は
きっと一生モノのアルバムになる事でしょう。

 

 

 

 

 

コールポーター (1893〜64)
1930年代〜40年代に活躍した作曲家。
ミュージカルや映画音楽から数々の名曲を残した。
ホントに良いメロディの曲が多い。
ちょっと捻った表現のラヴソングが彼の真骨頂だが、
実を云うと彼は同性愛者だったらしく、好きな男性(ヒト)への
思いを込めて作詞作曲していたらしい。

 

 

 

 

 

コールポーターソングブック begin56.jpg (3011 バイト)エラのコールポーターソングブック。
エラはこの他にも多くの作曲家の
ソングブックを録音しており、スタンダードを
学ぶお手本になっています。
アレンジは少し古め。
尚、このジャケットの他に3色ストライプのモノがあり
中身は同じですのでお間違いないよう。

 

 

 

 

 

コールポーターソングブック begin57.jpg (3257 バイト)今度はチャーリーパーカーのモノ。
但し、これはヴァ-ヴレーベルに残された
パーカーの色んなアルバムから
ポーターの曲を寄せ集めた企画モノ。
抜粋だけに全体のまとまりは今一つだが、
パーカーの演奏はどれも素晴らしい。


 

 

 

 

 

プレイズ・コールポーター begin58.jpg (3631 バイト)ソニークリスのコールポーター曲集。
音質が少しシャリシャリしてるのが惜しいが
楽しそうに吹くクリスのアルトは
聴いてて気持ち良い。


 

 

 

 

 

スモーキン begin59.jpg (1601 バイト)ヴォーカルのないチェットのアルバムで
私が個人的に大好きなモノなんですが、
CD化されてるかどうか確認できていません。
ジャケット写真もレコードが実家なので
用意できませんでした。すみません。


 

 

 

 

 

ジェリーマリガン
オリジナルカルテット
begin60.jpg (3926 バイト)もともと10インチで出ていた2枚のLPを
1枚のCDにまとめたもの。
チェットベイカーのいる時代の
マリガンのカルテットの事を
オリジナルカルテットと云う慣習がある。
ウエストコーストジャズの典型の様なアルバム。


 

 

 

 

 

ジェリーマリガン (1927〜生きてたかなぁ?)
バリトンサックスの第一人者であり、
アレンジャーでありコンポーザーでもある。
彼はバリトンをブリブリと吹かない。
決して新しくないスタイルのフレーズを
牧歌的にスイング感豊かに奏でる。
彼のアレンジによるアンサンブルの中では
それが実に生き生きと聴こえるのだ。


 

 

 

 

 

 

ウエストコーストジャズ 1950年代前半に西海岸を中心に隆盛を極めたジャズのスタイル。
それまでのビバップが工夫のないセッションを夜毎繰り返し、
次第にマンネリに陥っていく中で、
白人中心としたスマートなスタイルのジャズが人気を博した。
アンサンブルアレンジが巧みに施された明るくクールな
サウンドが特徴的だった。
1950年代後半になると、アレンジ過多によるスリルの欠如等が
原因にもなって、再びニューヨークの黒人達に
メインストリームを奪われてしまう。


 

 

 

 

 

アートペッパー (1925〜1982)
憂いを含んだ音色とメジャーとマイナーの間を
微妙に行き来する巧みな音使いが魅力的なアルト吹き。
誰にも似ていないし、誰も彼の真似を出来ない。
麻薬でとっ捕まっている間にコルトレーンの音楽に触れ、
大きくスタイルを変える。
良く「ペッパーは50年代か?70年代か?」などと云う
おきまりの質問があるのだが、
正しい答えは「全部良い。」です(笑)。


 

 

 

 

 

ナイトライツ begin62.jpg (3725 バイト)静かなスローナンバーばかりを集めた
マリガンの中で最も美しいアルバム。
マリガンのピアノも聴ける。
この時代は既にチェットはおらず、
トランペットはアートファーマー。
ショパンのプレリュードを取り上げているのも
面白い。


 

 

 

 

 

私は死にたくない begin61.jpg (3029 バイト)映画「私は死にたくない。」のサントラ。
女性死刑囚の実話に基づく作品だ。
映画にはマリガンのコンボも出演した。
作曲はジョニーマンデル、いそしぎで有名な人。
サントラの部分はさほど面白くないが、
実際に映画では使われていない
マリガンのコンボによる演奏は素晴らしい。

 

 

 

 

 

アニーロスは唄う begin64.jpg (2647 バイト)アニーロスのヴォーカルアルバムだが、
アレンジ及び演奏をしているのがマリガン。
実にスマートで可愛らしいアルバムに
仕上っている。

 

 

 

 

 

モダンアート begin63.jpg (3430 バイト)アートペッパーのアルバムの中でも
人気のある優れた作品。
ベースとのデュオ"ブルースイン"で始まり、
"ブルースアウト"で終る構成がにくい。
モダンアートと云うアルバムは他にもあって、
私の知ってるところでは、
アートファーマー、ズートシムズにも
同名のアルバムがある。不思議な事にどれも良い。

 

 

 

 

 

 

らじゃー 唐沢俊一の「トンデモ一行知識の逆襲」で知ったのですが
ラジャーって中国語の方言なんだそうです。びっくり。