地獄のくすぐりパーティー 1/7
<1> 甘い罠
あなたは寝床で静かに目覚めました。
外を見てみると、もう昼を過ぎていました。
その日はとても暇でした。
久々の休日なので、昼まで寝ていたのですが、
何もやることがないので、テレビを見ることにしました。
しばらくの間テレビを見た後、
さすがにもう眠る気はなくなったので、
行きつけのコンビニへ行くことにしました。
外はもう薄暗くなっています。
所々の街頭が灯を灯し始めていました。
コンビニに入ったあなたは、
一通り商品を見た後、買う物がなかったので、
雑誌を立ち読みすることにしました。
しばらく立ち読みをしていると、
2人の警官がコンビニの中へ入ってきました。
警官達はぐるぐるとコンビニの中を、何かを探すように回っていました。
やがて、あなたの姿を見つけた警官達は、
何かを見つけたように、あなたの方へやってきました。
そして、あなたの両側に立ち、あなたの顔をのぞき込みました。
不審に思ったあなたは、警官達にその理由を尋ねました。
「実はそこの銀行で、銀行強盗がありましてね。」
「あなたの姿が防犯カメラに写っていた犯人に似ていたもので。」
「あなたはこの時間、どこにおられましたか?」
その時間は、あなたはぐっすり眠っていた時間でした。
あなたは正直にそのことを警官達に言いましたが、
疑わしそうに、あなたを見ていました。
「ちょっとそこまでご同行願えますか?」
そう言うと2人の警官は、あなたの両脇を抱えるようにしました。
そして、あなたは近くの交番まで連行されたのでした。
交番では、何度も同じ事を聞かれました。
あなたはただ、その「犯行時間」には寝ていたことと、
その後に見たテレビの内容を話し続けました。
「テレビは録画できますからね。」
警官の反応はとても冷たいものでした。
「まあ、いいでしょう。」
「今日の所はこれでお帰り下さい。」
「また来ていただくことになると思いますが・・・」
完全に警官達は、あなたのことを疑っているようでした。
こうして、あなたは「証拠不十分」により、釈放されたのです。
あなたはすっかり暗くなった道を、1人とぼとぼ歩いていました。
その時、突然、後ろから声をかけられました。
「あら?久しぶりじゃない!」
ボーと歩いていたあなたは、驚いて振り向きました。
そこには、ストレートのロングヘアの色っぽい美人が立っていました。
彼女は胸元が開いた超ミニのボディコンを着ており、
そのボディコンが、彼女の豊満な胸と美しく色っぽい脚を強調していました。
彼女の妖艶な美しさに、あなたは生唾を飲み込みました。
「久しぶりね。元気にしてた?」
あなたには、こんな美人の知り合いはいませんでした。
「いやだ、忘れたの?」
「この前一緒に呑んでホテルに行ったじゃない。」
「まさかその時のことも忘れたんじゃないでしょうね?」
そう言いながらその女性は、あなたの右腕に腕を絡めてきたのです。
彼女の豊満な胸が、あなたの右腕に押しつけられます。
あなたはそのたまらなく柔らかい感触に、体が熱くなるほど興奮していました。
「ね?思い出したでしょ?」
あなたの耳元で彼女がいやらしく囁きます。
あなたは催眠術にかかったように、こくりこくりと頷いていました。
「今からあたしの部屋に来ない?」
続けて彼女があなたの耳元で囁きます。
あなたはどうしようか一瞬迷いました。
それを見越してか、彼女は自分の豊満な胸をあなたの右腕に押しつけたまま、
あなたを引っ張るように歩き始めました。
あなたは彼女の胸の感触から離れることが出来ず、
彼女に引っ張られるまま、歩いていきました。
結局、彼女に引っ張られるまま、
あなたは彼女の住まいらしいマンションの部屋の前まで来ていました。
「ちょっと待ってね。」
そう言うと彼女は、あなたから手を離し、ドアの鍵を開けました。
「さあ入って。」
再び彼女はあなたの右腕に豊満な胸を押しつけると、
半ば強引に、あなたを部屋の中に引き込みました。
そこはダイニングキッチンになっており、
大きな木のテーブルと椅子が4つ、
それに流し台とコンロ、小さな水屋が置いてありました。
向かって右側には、ユニットバスと思われるドアがあり、
左側にはもう一つドアがありました。
「こっちに来て。」
彼女はあなたの手を引いて、左側にあるもう一つのドアの方へ、
あなたを導きました。
あなたをそのドアの前まで導くと、彼女は一旦玄関のドアに戻り、
カチャリと鍵を閉めてしまいました。
あなたはなんだか不安になりました。
「何を怖がってるの?」
そんなあなたの表情を見て、彼女が耳元で囁きます。
「さあ、入って。」
そう言うと、彼女はそのドアを開け、
あなたをドアの向こうに押し込むようにしました。
その部屋にはガラスの小さなテーブルと、
大きめのダブルベットが置いてありました。
どうやら彼女のベットルームのようです。
ただ、普通のベットルームと違うのは、
そのベットの4隅に、拘束用の手枷・足枷がついていることでした。
それにガラステーブルの上には、
セクシーなビキニパンツとアイマスク、ロープの束が2つ、
それにトランプが1組置いてありました。
そしてそのガラスのテーブルの周りに3人、
さらにその怪しいベットの上に2人、合計5人の女性がいました。
その部屋の中は、女性達の甘い香りで充満していました。
あなたは思わず、その甘い香りにクラクラしました。
5人とも、あなたを逆ナンパした女性と同じような、
セクシーな超ミニのボディコンを着ていました。
5人ともスタイルが良く、豊満な胸と美しく長い脚をしていました。
それに加えて、彼女達は妖艶で色っぽい顔立ちをしていました。
あなたは何だか不安になり、そこから逃げだそうとしました。
しかし、あなたの後ろであなたを逆ナンパした女性が、
後ろ手にドアを閉めると、あなたを後ろから羽交い締めにしたのです。
あなたの背中に彼女の柔らかい胸の感触が、はっきりと感じられます。
あなたは何とか逃れようと、身体を振って暴れました。
そうしている内に、先の5人の女性達が、あなたを取り囲みました。
「あらあら、そんなに暴れちゃって。」
「暴れるなら床に押さえつけちゃおうか?」
2人の女性がそう言うと、5人の女性とあなたの後ろにいた彼女が、
6人がかりであなたを押し倒し、床に押さえつけてしまったのです。
2人の女性があなたの左右の肘の辺りに乗り、
もう2人の女性が左右の膝の上の乗ってしまいました。
後の2人の女性は、あなたの頭上と開かれた足の間に座り、
両肩と両腿を、それぞれ彼女たちの手で押さえつけました。
あなたは両肘と両膝に彼女たちのお尻の柔らかい感触を味わいながら、
必死で彼女たちの手から逃れようとしましたが、
床に磔になった状態のまま、逃がれることは出来ませんでした。
「さあ、もう逃げられないわよ。」
両肩を押さえている逆ナンパの女性が、甘く耳元で囁きます。
「この人が、前に言ってた人なの?」
右肘に乗っている女性が言います。
「そうよ。今日が初めての人なの。」
「そう、「初モノ」なの。いいわね。」
「今回の「くすぐりパーティー」は大当たりね。」
1人の女性がうれしそうに微笑みながら言います。
全く訳が分からないあなたは、彼女達に何故こんな事をするのか問いました。
「何故こんな事をするかって?」
「「あなたをくすぐる」ために決まっているじゃない。」
女性達はそう言うと、楽しそうにクスクス笑いました。
「私達みんな、よってたかってコチョコチョくすぐるのが好きなの。」
「そうよ。私達は週に一度、こんな「くすぐりパーティー」を開いているの。」
「いつもなら決まった人をくすぐるのが多いんだけど・・・」
「今回は特別に、あなたがその生贄になってくすぐられるの。」
逆ナンパの女性が、嬉しそうに微笑みながら言います。
あなたはまだ納得できませんでした。
「もう、うるさいわね。そんな事どうでもいいじゃない。」
「それより、この人敏感なんでしょうね?」
尚も、女性達に抗議するあなたを無視しながら、
両腿を押さえている女性が問います。
「多分だけど・・・今から試してみるわね。」
両肩を押さえていた逆ナンパの女性は、そう言うと両肩から手を離し、
あなたの首筋を、その細い5本の指でコチョコチョとくすぐり始めたのです。
あなたは思いも寄らぬ攻撃に、最初は驚きましたが、
くすぐりに弱いあなたは、すぐさま反応し、笑い声を上げました。
「ウフフ・・・なかなかくすぐりに弱いみたいね。」
「これならたっぷり楽しめそうね。」
口々に女性達が言います。
「私達も楽しませてもらうわよ。」
その言葉に、首筋をくすぐっている女性以外の5人の女性が、
あなたの全身をくすぐり始めました。
両肘に乗っている2人の女性達は、
あなたの二の腕の内側と腋の下を、服の上からコチョコチョとくすぐり、
両膝に乗っている2人の女性達は、
あなたの足の甲や足の裏、それに足の指の間などを、
指先でスウーっとなぞったり、細い指をフル稼働してくすぐり、
両肩を押さえていた逆ナンパの女性は、
耳元で「こちょこちょ」と囁きながら、あなたの耳元から首筋を、
さっきと同じように5指を使ってくすぐり、
両腿を押さえていた女性は、
あなたの服の上から脇腹やへそ・太股の内側などを、
その長く細い指で、クネクネと指を動かしてくすぐりました。
あなたはたまらないくすぐったさに、夢中で大暴れして、
女性達の手から逃れようとしました。
しかし、両手両足に1人ずつの女性に乗られているため、
いくら暴れても、どうすることもできませんでした。
「あらあら、何だか逃げようとしてるみたいよ。」
「まだ暴れる力が残っているようね。」
「笑い疲れて抵抗できなくなるまで、しばらくくすぐらない?」
「そうね。これから色々楽しむのに抵抗されたらやりにくいものね。」
そう言うと、6人の女性達のくすぐり責めが、一層激しくなりました。
あなたは女性達に手足を押さえつけられてどうすることも出来ず、
ただひたすら声を上げて笑い悶えるだけでした。
そしてあなたが笑い疲れて動けなくなった頃、
女性達のくすぐり責めが止まりました。
「最初はこれくらいかしら。」
「そうね。まずは抵抗を奪う程度のくすぐりだけでOKね。」
「あんまり最初から飛ばしすぎると、最後までもたないものね。」
そう言うと女性達は、お互いに顔を見合わせてクスクス笑いました。
「さあ、今からたっぷり遊んであげるからね。」
逆ナンパの女性がそう言うと、女性達が一斉に立ち上がりました。
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