1996.5 アメリカ2

最近では、TVなどでタレントが訪れて紹介したりして、
ラスヘガスを訪れる日本人観光客は増えてますが、
この頃は、まだ、ラスベガスというと、マフィアのイメージと結びつき、
豪華なホテルが立ち並び、お金がかかる街のように思われていたようです。
でも、ある本で、ラスベガスほど、安い料金で滞在できる街はないと知り、
こりゃー、行くっきゃない!と、予定に組み込みました。
食事は、500円くらいで、バイキング、食べ放題のレストランが、
必ず、どのホテルにも、あるのです。
普通のレストランでも、一皿の量が、めちゃめちや多いですしネ。
それに、マフィアは、過去のお話。カジノで、大金が動く分、
治安は、どこよりも、強化されていて、安心して歩ける街でもあります。
あ、言っておきますけど、
カジノ三昧では、お金は、いくらあっても、足りませんヨ。あははっ
と、その前に、行ってみたかったのが、
グランドキャニオン←↓写真)。

20億年という遥か昔、
この地帯は浅い海だったのです。
それが、隆起したり、水の侵食や沈下、
隆起を繰り返した古代の地層からできている、
大自然が作り上げた広大な土地。
見渡す限り広がる、岩、また、岩。

人間のちっぽけさを感じつつ、
それでも、心が洗われる思いで。。。
こればっかりは、口で伝えることはできません。

アメリカ旅行を予定してる方、
是非、一度、行ってみて下さい。
そして、その目で、実感して下さい。

このグランドキャニオン観光、私達は、セスナを利用しました。
よく、気流の影響で、セスナは、揺れて揺れて、
快適な旅とは言えない。。。と言われていますが、
いえいえ、揺れることもなく、見下ろす景色を充分楽しんで、
快適な空の旅を楽しみました。

ところが、グランドキャニオンに到着してみると、
他のセスナに乗ったお客さんの中には、あまりの揺れに、
気分が悪くなって、観光もできず、ダウンしている人が。。。
あれ?同時刻に、空を飛んでいたはずなのに、なんで?
このセスナ、乗る前に全員の体重を計って、
バランスを考えて、座席の場所が決まるのです。

私は、なんと、
パイロットのお兄さんのお隣(写真)。
手元には、操縦かんや計器が並び、
目の前も、横にも、景色が広がる特等席!

と喜んだのですが、
ひょっとして、私の体重は、
パイロットのお兄さんと同じなの!?

グランドキャニオン観光を終え、いよいよ、ラスベガスへ。
車で走るうち、彼方に巨大な建物群が見えて来ます。
ここは、街にあるホテルそのものが、巨大アミューズメント。
メインストリートを挟んで、両脇に連立するホテルの豪華で立派なこと。
その各ホテルともに、入り口を入れば、スロットマシンの大整列。
歩けども、歩けども、スロットマシンやルーレットなど、
ギャンブルマシーンが続きます。
一階フロアが、それですから、その上にある客室の数も、半端じゃありません。
ホテルによっては、客室から一階フロントまで、20分以上かかるところも。
ここでは、1500室から3000室のホテルが、
たっくさん、ありますからねェー。
エレベーターを間違えようものなら、廊下を進んでも、進んでも、
客室にたどり着けない。。。という広さです。

ラスベガスというと、カジノ!のイメージですが、
カジノだけでなく、各ホテルで行われる華やかなショー。
ジェットコースターや絶叫マシーンなど、
アミュ−ズメントパークの備わったホテルもあり、
楽しみ方は、豊富です。
ピラミッドとスフィンクスの
ルクソール・ホテル写真)は、バラエティに富んだアトラクションのテーマ・パーク・ホテル。

ピエロの看板で有名なサーカス・サーカスでは、一流のサーカスが楽しめます。

ホテルの表の巨大な海賊船が目印、トレジャー・アイランドでは、その海賊船を使ったスタントマンたちのアクションショーを無料で見ることができたり、

フロント・エントランスで、火山の大噴火を見せてくれるミラージュは、ホワイトタイガーのマジックで有名な「ジークフリート&ロイ」のショーが。
私達も、見ました。日本へ来日した時も見たのですが、さすが本拠地。迫力が違います。

そして、テーマ・パーク・ホテルの代表が、
巨大なライオンが入り口の
MGMグランドホテル(写真)。

MGMグランド・アドベンチャーという大規模なアミューズメント・パークがドッキング。

客室数は5005室と、世界最大!
 


ショッピングを楽しみたい人は、
「レインマン」で有名なシーザース・パレスホテルの地下から延びる
古代ローマ風のショッピング・モール
フォーラム・ショップス写真)へ。

プラネット・ハリウッドなど、欧米の有名ブランド・ブティックを中心に専門店や飲食店が65軒以上も並んでいます。

天井は一日の流れを照明で表現し、中央に位置すフェスティバル・ファウンテンでは、レーザー光線が飛び交い、巨大なピーナスやバッカスなどの神々の像が動き、しゃべりだすショーも見せてくれます。

このラスベガス、3年後に再び、訪れるのですが、
目覚ましい進展を見せていました。

この時点でも、次々に建築中の建物(写真)や、ホテルがあったのですが、

この時点で工事中だった物は、3年後には、
すでに古い部類に入っているくらい。

ラスベガスは、豪華リゾートの街へと、
変化を遂げようとしているようです。

回りは砂漠ですからネ。
まだまだ、開発されるスペースは、有り余っています。
何回行っても、新たな楽しみを見つけられる街、ラスベガス。

一獲千金を狙いたい人。
ショーを楽しみたい人。
ショッピングを楽しみたい人。
美味しい物をたらふく食べたい人。
超巨大ホテルで、ただ、のーんびり過ごしたい人。
娯楽が全て詰まった街、ラスベガス。

でも、ハワイのように、
日本人だらけには、なってほしくないなァ〜。


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