1999.5 アメリカ1

さーて、西海岸へ行ってしまうと、
やはり、東へも行ってみたくなるのが、アメリカ。
今度は、ニューヨーク!自由の女神!ブロードウェイ!と思っていたのですが、
一緒に行く予定だった親戚が、直前に、行けなくなり、
ニューヨークは、彼女が一緒の時にしようと、予定変更。
またまた、子供の頃の夢を思い出して、
「ナイアガラの滝を、見たい!」
それから、「ディズニーワールド!」
またしても、アミューズメント三昧!?
でも、
捨てがたかったのが、ラスベガス。
次から次へと、巨大ホテルが建設される街。
どうしても、もう一度、行きたくて、
同じアメリカなんだと、ラスベガスに寄ってから、
東側に行くことに。あはは、ハードでしたが。。。
まずは、ラスベガス2泊。
いや〜、変わってます、変わってます。
なんと、ラスベガスに、
自由の女神が!(写真)
確か前回は、工事中だったホテルニューヨーク・ニューヨークの前面です。

前回の写真で、ルクソールの回りは、ひっそりしていましたが、
ルクソールにも、新館が出来、りっぱになっているし、

ひときわ目立っていたはずのシーザースパレスが、
目立たなくなってしまいそうな、
ベラージオ、マンダレイ・ベイなど、
巨大新リゾ−トホテルが!

ショッピング・モールフォーラム・ショップスも拡張され、
モノレールまで、できていました。は〜!

そうそう、前回の旅行の時、
骨組みしかなかった
コカ・コーラのボトルは、
この通り(写真)。

これは、ホテルではありません。


そして、MGMグランドホテルの、
大きなライオンは、
古風(?でも、豪華そう?)な黄金ライオン像に、変わっていました。

お向かいに出来た、
ニューヨークの町並みに、
合わせたのでしょうか?

2日間では、とても、とても、すべてを見て回ることは、無理なので、
散歩で、街の変化を楽しんだ後は、やっぱり、ラスベガスのショーを。
マジックの好きな私達母娘は、今回は、MGMグランドホテルで、
行われている、「E・F・X」という超スケールのイリュージョンを見ました。

それから、前回のグランドキャニオンに味をしめた私達は、
また、大自然を見たくて、今度は、ラスベガスから車で行ける、
レッドロックキャニオン写真)へ、OPで。
OPと言っても、ガイドさん一人に、私達2人だけ。
ちょっと、おしゃべりな運転手さんと、タクシーを走らせている感覚でした。
かつては海底だった場所が地核変動で隆起し、
赤い岩となって現れた900メートルに及ぶ渓谷です。
遠くに、その岩肌が見えて来た時には、
前回のグランドキャニオンと比べてしまうので、
ちょっと、地味すぎるかな?と思っていたのですが、
目の前まで近付くと、「はぁ〜っ!!」と、
その壮大さと美しさに、やはり、満足!!

さて、このOPですが、もう一つ、おまけが。
古き時代のネバダ州の町をこじんまりと再現した、
「オールドネバダ」観光。これが、意外にも、楽しかったですヨ。
まずは、バーのような作りの店内。
小さな舞台があって、時間が来ると、ショ−タイムの始まり〜。
ショーというより、こってり(?)ギャグのコント的お芝居。
なんと、出演者は、入り口で入場券を売っていたカウボーイ姿おの兄さんや、
案内をしていたおじさん、おみやげ屋さんの前で、古風なドレスを着たお姉さん(おばさん?)。
そう、5人くらいしかいないのですが、みなさん、役者さん。
もちろん、英語ですが、ガイドさんが、大まかなストーリーを、
行く道々、車内で、教えてくれたので、だいたいは理解でき、
日本人が一人もいない、外国人観光客(ヨーロッパ方面の方が多かったようです)に混ざって、
私達も、手を叩いて、大笑い!

その後、外のセットを使って、拳銃の撃ち合いなどを取り入れたお芝居に。
銀行強盗が銃撃戦の末、保安官に捕まり、裁判が始まります。
そこで、村人の中から判事、検事、弁護士、死刑執行人を選びだす。
え?村人?
そう、客席で見ているお客さんから、出演者が選ばれるのです。
判事が選ばれ、検事を選び始めた保安官のおじさんの目と、指先が、
まっすぐ、こちらを指している!?なーんと、私がぁ〜!!
ええ〜い、いいや。大自然が、私を開放的な気分にしている!?
よーし、私も、お芝居の仲間入りだ〜!。。。って、セリフは?英語は?
他の出演者もそろって、それぞれに名前やどこから来たかの質問が。
ところが、私に対する言葉が、段々、早口に。。。げっ、分からないよォ〜。
と、焦りかけた瞬間、気付きました。この裁判は、コメディーなんだと。
私と保安官のやりとりとしては、言葉が通じない、しようがないなぁー、
それじゃあ、君は、頷いてくれれば、いいよ。そうそう、うん、うんってネ。
と、私の頭を押さえて頷かせる。
銀行強盗「おおーーいっ、そんなヤツで大丈夫なのか!」
   客、笑う。
保安官「(私に)ペラペラペラ(英語)」
私「うんうん(頷く)」
保安官「ペラペラペ〜ラペラ(英語)」
私「うんうん(頷く)」
保安官「奴(銀行強盗)は、無罪かい?」
私「うんうん(頷く)」
保安官「いいや、奴は死刑だろう」
私「うんうん(頷く)」
   客、爆笑。
銀行強盗「勘弁してくれェ〜!」
   客、大爆笑!?
ってネ。あははっ

これで、私が選ばれた意味が、分かりましたヨ。
で、その後、裁判は続き、最終的には、銀行強盗は、縛り首に。。。
あららららら。
帰りに、保安官のおじさんと記念撮影(写真)。
スケールの大きな豪華なショーも
楽しかったけれど、
ここオールドネバダの小さなショーも、
忘れることのできない、
とっても、楽しい体験でした。
思わず、ここで、働こうかしら?
なーんて!?
さてさて、翌日は、カナダに向けて、出発です。


  旅のトップへ    続く