1999.5 アメリカ3

早朝5時、モーニングコールで目覚め、さっそく、お出かけの準備を。
6時にホテルのロビーで待っていると、
いかにも、パイロット!という雰囲気の素敵なおじさまが登場。
表に出ると、後ろに大きなバスケットを積んだ台車(というのかしら?)を牽引したワゴンカーが。


そう、今回のオプションは、熱気球です。
(写真は、私達が乗った物では、ありません。あしからず。)

これは、旅行会社のガイドは付かず、現地の熱気球の会社の人達が、
連れて行ってくれるというもの。
つまり、日本語のできる人は、いないのです。

大きなバスケットは、もちろん、熱気球の下の乗り込むカゴ。
正方形のやや小さいのと、長方形の多きめのが二つ、乗ってました。
熱気球のある場所へ行くと思ってただけに、
最初から積んで来るとは、ちょっと驚き。

参加者は、イギリス人夫婦と、私達母娘の2組だけ。
ひたすら、車は走り続け、建物らしき物は、すっかりなくなった、
まっすぐな道をどんどん走ると、広〜い草原へ到着。
どう見ても、まわりにスタッフらしき人はいない。。。
どうやって、熱気球を膨らますのかと不安に。
パイロットと助手、それから、イギリス人のダンナさんの3人が、
力を合せて、カゴや、気球らしき物を台車から下し、広げ始める。

まだ、ぺっしゃんこの気球が、草原に広げられると、
私も呼ばれて、お手伝い。
ガスで気球を膨らませます。(写真
ただ、気球の端を掴んでるだけですが、
けっこう力がいるのですヨ。
でも、気球と一緒に、
期待に心も、膨らんでいきます。

小さい方のかごに、パイロット、イギリス人のダンナさん(奥さんは、高いところが苦手なのか地上からのお見送り)、私達母娘の4人が乗り込み、いざ、熱気球の空の旅。
さわやかな朝、豪快なガスの炎の音が、ボーッボーッと頭上で響く中、
気球は、遥かに地上を見下ろすくらい上昇したり、ポンと飛び下りてしまえそうな低い位置を移動したりと、自由自在に草原を通り過ぎていきます。
途中に見下ろすゴルフ場、整備をしているおじさんに、パイロットさんが、気球から朝の挨拶。
これが、気球の良さですよネ、地上の人とお話できちゃうのですから。
生い茂る草や木々、沼地(日によっては、ワニが見えるそうな)、ぽつんぽつんと点在する民家などなど、どこにも、近代的建築物の見えない、のどかな世界。
近くにあるはずのディズニーワールドも、どこにいったやら。
いかに、広い土地かが分かります。

途中から見え始めたオレンジ畑へ。
進むうち、眼下には一面のオレンジの木々が。
ほんとに、どこをどう向いても、オレンジ畑。
上空から見ているのに、他の景色がいっさい見えない、
予想も着かないような広大な広さ。
背後でイギリス人のダンナさんと喋っているパイロットさんの声、
どこかで聞いたことがあると思っていたら、
ショーン・コネリーとそっくりなのです。
きゃ〜、しぶ〜い!
ちょっと乗せてくれるではなく、本当に心から満足できる時間を、
気球で過ごせて、このオプションを選んで良かったァ〜と実感。
ヘリコプターだと機内の音が大きいので、会話って大声出さないといけないのですが、
気球の場合は、母と隣同士、普段の会話の調子で、感想を言い合ったりできるので、
これも楽しさ倍増です。
気球から降りて、気球を小さく折り畳む作業も手伝って、
帰る途中は、湖のほとりの緑に囲まれた場所で、軽い朝食。
飛行証明書、気球のピンバッチ、乾杯したワイングラスなどの記念品をいただいてニコニコ。
また、ここを訪れる時には、必ず、再チャレンジしようネと、母も私も、もう大満足。
気球に関しては、まだまだ、面白い体験もあるのですが、
あまりにも、長くなってしまいそうなので、この辺で、おしまい。
このオプションは午前中で終わったので、ホテルに戻ってから、
今度は、ユニバーサル・スタジオへ。
前回、ロサンゼルスでの出来事を教訓に、
今回は、度々、水分を取るようにしていた母は、元気いっぱい。
そこで、「ツイスター」「コング・フロンテーション」「ジョーズ」「大地震」など片っ端から、アトラクションに入いりました。
中でも、「ターミネーター2:3D」の迫力には、圧倒されましたヨ。
最終日は、シーワールドで、イルカ、シャムなど海の生き物のショーを楽しみ、
ホテルに戻って来たものの、最後なのに、おとなしく夜を過ごすのも。。。と、
ダウンタウン・ディズニープレジャー・アイランドへ遊びにくり出したり。。。
ハードなスケジュールでしたが、とても、充実した9日間を過ごしました。
せっかくのディズニーワールドなのに、
他のテーマ・パークばかり行って。。。と思われそうですが、
ほら、今回参加できなかった親戚さんと、
ニューヨークへ行くつもりなので、
その時に、あらためて、ディズニーワールドも、訪れる予定なのです。
いつになるかは、分かりませんが、
私達母娘のことですから、また、突然、思い立って、実行に移すことでしょう。
では、それまで、皆さん、ごきげんよォ〜!!


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