投稿者:
撞鐘Boy @ dp2-028.matsudo.linkclub.or.jp on 98/4/24 00:37:40
In Reply to: 最後の戦い!「スマイル娘 VS 黒鬼会」(パクリネタ)
posted by かとおおお @ 202.228.225.68 on 98/4/22 21:24:32
さあさあ始まるよ始まるよ。
ほら、ちゃんと詰めてね、お嬢ちゃん。ほい、いい子だ。綿菓子だよ。
あ、だめだめ駄目だよ〜ぉ、割りこんじゃ! 水あめはまだあるからねっ!
はい、さあさあ、始めるよ始めるよ!
今日は「スマイル娘最後の戦い!」だ。
お待たせしたね、よかったね!
それじゃあ、始めるよ!
(べべんべんべんっ!!)
*********************************
あの娘が、やってきたっ!!
帝劇を恐怖の渦に巻き込み、震撼させた、あの娘が再びやってきたっ!!
そう、無邪気な顔に、棒読みのだみ声。
組む人すべてを不幸に落とす、恐怖のスマイル娘だっ!!
そのスマイルの向こうに見えるは、赤坂の某所、黒鬼会のアジト。
不気味にそそりたつそのアジトよりもさらに不気味なスマイル声とともに、
今、戦慄の扉が開かれるっ!!
・・・ああ、黒鬼会の運命やいかにっ!?
(べべんべんべんっっ!!)
> 帝都・某所。黒鬼会アジト。
>
> 「フッ、剣の修行をすると汗をかくな(おまけにこの仮面、暑いし・・・)」
> 鬼王は集会室に入ってくると、そこにいた土蜘蛛に声をかけた。
> 「おお、土蜘蛛。すまぬが茶を一杯入れてくれんか」
> 「うるさいね〜。茶ぐらい自分で入れりゃいいだろ!」
> 「な、何っ!? 上司に向かってなんという言葉づかいを! おまけに茶を自分で入れろだと? お茶を入れるのは女の仕事ではないか!」
> 「何が上司だい、このセクハラ中間管理職! 京極様には頭が上がらないくせにさ。それにワタシはもうとっくに女を捨てたんだよ。フン!」
> 捨てぜりふを残して去っていく土蜘蛛。鬼王は仕方なく自分でお茶を入れる。
ああ、哀しや、中間管理職!
なぜに、ああ、なぜにこれほどついてないのかっ!?
(べべんべんべんっ!!)
> 「あ〜あ、台所こんなに散らかっちゃてるよ。今日の掃除当番は・・・火車だな。
> おーい、火車。ゴミを片づけなきゃだめじゃないか!」
> 「ククククク・・・。私は燃えるゴミにしか興味がありませんでね。生ゴミは自分で処理なさってください。では・・・」
> 「どいつもこいつも、俺をなんだと思ってるんだ。京極様の信頼厚いこの鬼王様がなんだってこんな雑用を・・・」
> ぶつぶつ言いながら生ゴミを袋に入れる鬼王。
(ごみの分別はしっかりしないとね、はい、あめ玉)
ごみ好きの火車にさえも相手にされない、悲劇の鬼王。
その仮面の奥に、こぼれる一筋の涙!!
(べべんべんべんっ!!)
はてさて、そんな哀しい定めを負って涙に暮れる彼女――じゃなかったね、彼のそばに、その時!!
白馬に乗った、っと、間違い、白衣を着たおうぢさまが現れたっ!!
(べべんべんべんっ!!)
> そこに入って来たのはドクター山崎である。
> 「よう、カズ!」
さっそうとたたずむ、うるわしの姿。
思わず鬼王、ぽっと頬を染めて、呟いたっ!!
> 「山崎い〜っ。その呼び方はやめろと言っただろ! こっちはただでさえくだらん雑用押し付けられて頭に来てるんだから」
……おっと、怒っていたんだね、こ、これ……が……(びぇっくしょい! ちくしょうめいっ!)
(ちーん)←鼻をかむ音
……っと、すまないね。じゃ、続けるね。
そんな鬼王を見て、白衣の山崎は、これまた爽やかな笑顔で言ったっ!!
(べべんべんべんっ!!)
> 「落ち着けよ。そんなことだろう思って、俺がいいお手伝いを連れてきてやったぞ。ほれ、ご挨拶は?」
> 「はじめまして、鬼王さん。あたし、野々村つぼみ。スマイル娘って呼んでください!」
現れたるは、恐怖のヒロイン! その名も野々村つぼみっ!!
彼女の前に騒動あり、彼女の後に、平穏無し!!
(べべんべんべんっ!!)
> 「おっ、声は変に野太いけど、なかなか可愛い子じゃないか」
> 「そうだろう。水狐の推薦でな。よく働くらしいぜ」
> 「ありがとうよ。お前もたまにいいことするんだなあ」
> 何も知らずに喜ぶ哀れな鬼王であった。
>
ああ、知らぬ事とはいえ、そのそばに不幸を招き入れたとは、
鬼王、まったく知らなかった!
さあ、黒鬼会に待ち受けるものは、天国か地獄かっ!?
(べべんべんべんっ!!)
> 「さーて、スマイル・スマイルで頑張んなきゃ。鬼王さん、何からやりましょうか?」
> 「そうだな。まずは台所を片づけてもらおうか」
> 「まかせてください!」
> ガッシャーン!!
> 「あ〜〜っ! 手を滑らせてお皿割っちゃった」
> 「おいおい、今始めたばかり・・・あーっ! 俺が大事にしている古伊万里の皿をーーっ!!」(そんな趣味あったんか、鬼王!)
> 「ごめんなさーい! でもスマイル・スマイル!」
> グワッシャーン!!
> 「あ〜〜っ! 手を滑らせて壷を割っちゃった」
> 「命の次に大切な李朝の壷をーーっ!!」(命って・・・)
> 「スマイル・スマイル!」
> 「えーい、もういいからあっち行ってろ!!」
>
ああ哀れなりしは、鬼王っ!
なんという災いを招き寄せたことかっ!?
おそるべきスマイル娘の第一撃は、哀しい犠牲者を生んだのでありましたっ!!
(べべんべんべんっ!!)
> 「鬼王さん、どうして怒っちゃったんだろ。あっ、あそこに誰かいる。こんにちはー」
> 「ふぇ〜っほっへっほっはっひぇ〜っ。かわいいお嬢ちゃんじゃのう。木喰じゃよ〜」
そこに現れたのは、枯れじじい……じゃないね、目次着、でもないか、木喰のおじいさん。
孫娘を見るかのように、スマイル娘を眺めて、笑顔を見せた。
ところがところがっ!!
> 「木喰さん。何をしてるんですか?」
> 「わしは魔操機兵の改造をしてるんじゃ〜」
> 「うわー、すごいですね。これはなんですか?」
> 「それは起動スイッチじゃ。まだ触っちゃいかんぞえ〜」
> 「えっ!? もう押しちゃった」
ああっ、なんということかっ!?
スマイル娘の暴虐は、善良(ほんとかね?)なるおじいさんをも恐怖のどん底に落としてしまったのでありましたっ!
(べべんべんべんっ!!)
> ウィイイイイイイイン!
> 「どひゃ〜! まだ制御装置を組み込んどらんのじゃ!」
> 「あっ、立ち上がった」
> 「ひえ〜。こっちへ来るぞーい。逃げろー!」
> 「アハハハハ。木喰さん、魔操機兵と追いかけっこしてる!」
ああ、恐ろしや、スマイル娘!いったい彼が何をした?
こうして哀れな犠牲者は、また一人増え、ふえ、ふえっくしょいっ!! ……ってぇ、ちくしょい、
増えてしまったのでありました!……っと、ごめんよ。
(ちーん)←また鼻をかむ音 ^^;;
さてさて、哀れな老人に過酷な肉体労働をさせた極悪非道のスマイル娘は、
さらに奥へと進んでいったのでありましたっ!
(べべんべんべんっ!!)
> 「木喰さん、あっちの方行っちゃったし、つまんないの。あれ? これは誰の部屋かな」
> ガラッ!
> 「のわーっ! 誰だ誰だ! 勝手に開けやがるのは!?」
> 「こんにちは。あたし、スマイル娘ですっ。おじさんは?」
> 「俺は、五行衆筆頭・金剛だ!」
そう、ここで現れたるは、黒鬼会の快男児、(背中に彫り物ないのかい?)金剛だった!
雲を突くような大男。しかし今、この大入道は、小さく背中を丸めていたんだね。
(……お、坊主。ごめんよ。綿菓子はもうないんだ。ほれ、あめ玉で我慢しとくれ)
さて、いったいなぜ、金剛は背中を丸めていたのかっ!?
(べべんべんべんっ!!)
> 「金剛さん、その後ろに隠したものは何ですか?」
> 「これは・・・見るんじゃねえ!!」
> 「そんなこと言われるとますます見たくなります。それっ!」
> 「う・・・この娘、声に似ず素早いぞっ!(笑)」
古今東西、スマイル娘の素早さとストーカー娘の居合抜きに敵うものはいなかった!
ああ、哀れなり、金剛!
> 「これは・・・手紙ですね。えーと、『いとしいいとしい水狐さま・・・』」
(すいこ……すいこ……海砂利水魚の水行松!って、これは「寿限無」だったね)
> 「ぐわーっ!! 読むんじゃねーっ!!」
> 「『ボクはあなたのことを考えると夜も眠れず昼に寝てます』なにこれ? おじさんが書いたの?」
> 「てめーっ! 返せーっ!!」
> 「きゃーっ。 鬼さん、こちらっ!」
> 鬼ごっこを始める金剛とスマイル娘。彼方では、木喰がまだ魔操機兵に追いかけられてる。
>
こうしてまた、スマイル娘の犠牲者が増えたのでありました。
ああ、この歩く暴風雨、笑う核兵器、転ぶN2地雷娘を、とどめるものはいないのかっ!?
全世界の、全宇宙の(ちょっと大げさだったね)危機を救える勇者はいないのかっ!?
全ての人々が絶望に涙していたそのときっ!!
(べべんべんべんっ!!)
> 「むう・・・なんだこの騒ぎは?」
一人の勇者が、敢然と立ち上がったのでありましたっ!!
(べべんべんべんっ!!)
> 「あっ、これは京極様」
> 「鬼王。いかがいたした」
> 「じつは、かくかくしかじか。あの娘が諸悪の根元で・・・」
涙ながらに訴える、あわれな鬼王に、少年レッド……じゃない、京極は、極悪非道のスマイル娘を睨みつけたっ!!
> 「あっ、京極様ですね! あたしスマイル娘です。スマイル・スマイル!」
> 「京極様! どうかお怒りにならずに・・・」
涼やかな目が、スマイル娘の狂暴な笑顔に向けられた。
さあ、全悪の味方、京極は、いったいこの呼吸する破壊魔を、どうやって倒すのかっ!?
(べべんべんべんっ!!)
> 「惚れた(ポッ)」
…………え?
> 「えっ!? い、今なんと・・・」
> 「うわー、ありがとうございます! あたしも京極様のことだーい好きですっ」
> 「ムフフフフフ」(ピンピロリロリロリロリーン↑↑↑)
> 「どわああああああっ!! この音はーーっ!?」
…………あの、ちょっと………話が続かないんだけど………
> 「鬼王よ。余は決めたぞ。余の嫁になるのは、このスマイル娘じゃっ!」
> 「ひえええええっ!! 京極様がご乱心なされたーーっ!!!」
>
……ま、まあ、いいか……
えー、
> かくして、京極慶吾とスマイル娘はめでたく結ばれ、帝都にも平和な春がやってきた。
>
> めでたし、めでたし!
>
>
> (完)
>
子どもA「ぶぅぶぅぶぅ!!」
子どもB「ひでえぞっ!!」
子どもC「50銭返せ!!」
紙芝居のおじさん「あ……いや、その………いやーっ! やめてっ!! 石投げないでっ!!!」
子どもたち全員「あっちいけ、この嘘つき芝居屋っ!!!」
紙芝居のおじさん「え〜〜〜ん(おお泣き)!!@_@::」
こうしてまた一人、スマイル娘の犠牲者は増えたのでありました(爆)
協力:千葉繁さん(笑)
> やったやったやったーっ!!
> ついにスマイル娘が片付いたぞーっ!!(祝)
おおっ、おめでとうございますっ!!
これで晴れて、「新・スマイル娘が行くっ!!」が書けますねっ!!(猛爆)
> これも、ひとえに撞鐘Boyさんのおかげですっ(爆)
いえいえそんな、かとおおおさんの才能のおかげです!
> お礼に、スマイル・スマイル!(核爆死)
>
……ぐぁっ!!
#ダメージ1000000(笑)
> 黒火会さん、ねたパクってすみません。(読んでないか・・・)
新しいページで再び面白いものを書いてますね。
後で読もうっと。
> ともあれスマイル娘シリーズもこれでおしまい。
> これからは新規ページでお会いしましょう!
>
>
> えっ? 薔薇組と雄一君が残ってるって?
> そんな・・・愛するイロモノキャラの同士討ちはできませんぜ。(謎)
>
っつーことで、愛すべきイロモノおじさまを犠牲者にしてしまいましたっ!!
……合掌(ヲイヲイ)
>
> ではでは、御愛読ありがとうございましたー。
>
ども、面白い話をありがとうございました!!
また面白いのを読ませて下さいね!
このメッセージへの返事
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