主にペーパーメディア「ゴーマ通信」の内容を掲載していきます。
 
ゴーマ通信第13号 (2001年2月24日発行)
 
ゴーマ通信第14号
(2001年4月25日発行) 

 

表紙 

「どこか遠くへ逃げたら 楽になるのかな。 そんな訳ないよね、どこにいたって私は私なんだから」 
 悩んだり苦しい時、環境を変えることも大切です。しかし、いくら環境が変わっても、悩みが根本的に解決しなければ、いつも「堕ちていく場所」・恐怖感を抱えながら、生きていかねばなりません。 
   ーー悩むことは、カッコ悪いことじゃない。ーー 

「決めつけるのは早すぎるんだ。占いなんて信じたりしないで」 

 問題は一体何なのか。「どうせ変わらないよ」って決め付けないで、逃げないで、正面から見つめることを始めませんか。 

 音楽というものは、その時代を反映し、また、時代が移りゆくと共にそのほとんどが忘れ去られていきます。でも、私たちの心の中には、時代を越えてずっと残っていく歌もありますよね。 

今回のように、本誌ではこれからも私たちの身近にある《気づき》を紹介していきたいと思っております。  
 
 

 『未熟であれば、家庭生活や社会生活を営むとき、悩むのは当然なのである。悩むその先には気づき≠ェある。相談したり、講演を聞いたりして相手のいうことをもっともだと思う。なるほどとも思う。頭で理解したつもりでも、心のなかで、あるいは無意識のなかで「でもわたしの問題はそうはいかないから」とどこか諦 (あきら)めてしまっているうちは、状況は変わらない。何かを変えなければ、何も変わらない。 
 子どもが夜泣きをする。それを悲観的に思うのではなく、「あぁこの子も成長してるんだな」と考える。そうすると夜泣きも苦ではなくなる。自分自身が変わらなければ、子どもは変わらない。 
 そう気づく≠アとによって心が楽になるはずだ。子育てだって難しくないと思えるはずだ。気づく≠アとができれば未熟であってもいいではないか。 
気づき≠フ先の人生は、きっと豊かなものとなるであろう。 
 釈尊は「苦諦」とは諦(あきら)めることではなく、明らかにみていくということなのだ≠ニ言われたのだから。』 
(浄土真宗本願寺派保育資料 2001.3月号 「気づき≠フ先には」宮地最勝) 
与えられた気づき≠ノ応えていきたい・・・仏青は青少年問題を考えます。
 
 
浄土真宗本願寺派九州地区門信徒の集い 
第28回九州地区真宗青年の集い福岡大会 
「○△□〜認められる世界の中で〜」 
期日 2001(平成13)年10月13日(土)、14日(日) 
会場 西鉄ホール・本願寺福岡会館 
問合せ 浄土真宗本願寺派福岡教区教務所 092-771-9081
 
 
「認められる世界の中で 〜ところで“認める”ってどういうこと?〜」  
2000(平成12)年度 九州地区仏青連盟リーダー研修会(兼冬の聞法会) 
                                                                            本願寺福岡会館にて  
 
 去る2001年2月24日、本願寺福岡会館にて九州各地教区の仏青リーダーによる研修会が行われた。今年10月13、14日に開催される九州地区真宗青年の集いのテーマ「○△□〜認められる世界の中で〜」について考えるときに “認める”ということについての認識が人それぞれに違っていることに気付き、2月のリーダー研修会おいて『ところで認めるってどういうこと?』という大会テーマのもと、講師に高石史人師(筑紫女学園大学 人間福祉学科教授)を招き、講演及び各教区代表者によるディスカッションが開催された。講演の中で高石師は、テーマの《認められる》という言葉を《認め合える》という「関係性」をあらわす言葉に置き換えられ、二つの論点から展開された。 
 
---“自分が認められない”(自己肯定感を持てない)子どもたち---

 自己肯定感とは、自分の存在がかけがえのない存在だと実感することであるとし、そのことで他者の命の尊厳に気づくことが出来る。あの人に命もかけがえのないものである、として他者を認めることが出来る。しかし現在では自己肯定感の欠如、つまり自分の存在、いのちへの確信の無さが他者への眼差しを歪め、児童虐待・家庭内暴力・ストーカーなどを引き起こし、また、「なぜ、人を殺してはいけないのか」という問いをも発せしめている現実があります。そして、それは子どもたちだけの問題ではなく、今流行の「癒し」を求めている現象、「心理学」への関心も、人が自分や他人のこころが見えなくなっている、また、それを欲しているということを物語っている。 
 

---自己中心性・・関係性(経験)の喪失〜商品社会のもたらしたもの---
 

 なぜ、このような事態が起こってきているのか。私たちは、有史以来の劇的な発展の中に生活している。現代の社会は、あらゆるものが商品として流通する社会であるといえよう。土地やカネの商品化、そして労働力・人間の臓器・性までもが当たり前のように流通している。このような現象は、人間の精神の営みの層を平坦化、精神を貧困化していく。それは、人間の無機化・モノ化を進めている過程だと言わなければならない。商品性社会は大量で多様なモノが提供される。そのモノは、例えば〈母が夜なべをして編んでくれた手袋というモノ〉というような、関係性(経験)を持たない単なるモノとしてしか扱われない。飽きればただのモノとして捨てられる。ヒトとヒトの関係も、ヒトとモノの関係に似た状況となりつつあるのではないか。 

 モノ・資格・技術・経歴など《持つ》もの、付属部分である「手段」が「目的」に。無条件に《在る》ものを、そのいのちを受け止める「目的」であるはずのいのちが「手段」にという目的と手段の転倒した時代に、人間が生きることにおいて、本来何が目的で、何が手段であるか、ということをまず私たちの周囲の身近なところで照らし出していくような営みを重ねていくことが必要なことではないだろうか。 

 
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 このように我々仏青に対してメッセージを残して頂きました。 

 講演後、約1時間のディスカッションが行われた。各教区では、事前にこのテーマついて話し合いを持たれた経緯もあり様々な意見が出された。 
 

●「価値」という言葉には、人間の善し悪しの対象になる性質、個人の善し悪しに関係なく誰もがよいとして承認すべき普遍的な意味、というものがあった。私たちが如来の「すべてのいのち輝け」と呼びかけられている《いのち》をいきる時、そこには後者の「普遍的な意味としての価値」を見いだせるのではないだろうか。 

●いい学校、会社に行くためには、やはりみんなと同じ格好をしなければならない。人は考え方とか、生活環境はちがって当たり前なのに、実際にはそれを認めようとしない、どうして自分がこうならなければならないのか、ということを再認識できないような状況がある。 

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 今回の講演とこれらの意見から、これからの取り組みの方向性として「認められる世界」から「認められるべき世界」という視点を得ることが出来た。人間の尊厳性は、皆が平等に仏様の世界から願われ「認められている」、という普遍的価値観、このことが私たちのイメージした今回のテーマ、「認められる」という言葉が指し示しているものではないか、ということが見えてきた。私たちは、「関係性というものに気づかせていただく」「身の回り、社会、そして自分自身に向け具体的な問題として発信していく」ということにより“念仏者として自覚的に生きる”ということをあらわしていくことが出来るだろう。 

九州大会に向けて「私たちが何をすべきか」「何がしたいのか」が徐々に見えつつあるように思えた。 (文責 広報部) 

 
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福岡仏青ホームページ http://www.yba-fukuoka.net/  
ご意見、ご質問等ありましたらどしどしお寄せください。 
 


 

福岡教区寺族青年野球部「福岡JETA通信」 

 皆さんこんにちは。ぽかぽかと温暖な気候となり、過ごしやすい季節となりました。プロ野球も開幕し、爽やかな春風と共に新緑も芽吹いてきました。そうです。我ら福岡JETA動物園もみんな冬眠からやっと目覚めて動き始めたようです。餌を探すのか?毛づくろいをするのか?はたまた求愛活動に入るのか?は分かりませんが、先ずはやっぱり玉転がしからでしょう! 
 さてさて、2月27日に福岡教務所にて総会を開きました。今年は5月31日に九州大会が福岡(東区雁ノ巣球場)で開催されます。主催チームとしましては、何としてでも九州大会優勝で波に乗り、全国大会(京都)に臨みたいところであります。そろそろ「記憶に残る」じゃなくて本当に「記録に残さないと」存在すら危ぶまれると危機感を感じているJETAであります。とにかく九州大会はみなさん応援よろしくお願いいたします! 
 
 

● 2001年JETAの活動日程と内容 

 練習  月隈球場 毎週第1、第3月曜日(午後4時から7時まで) 
 練習試合 第3日曜日 午後7時から9時(ナイター)  

 詳しくはJETA事務局 
   粕屋組 泉林寺 轡水俊英 までお願いします。 

● JETAのニューフェイス 

  那珂組 養行寺 森谷大行 

● 新入部員募集 
 どなたでも結構です。野球経験はないが運動をしたい方、野球には自信のある方、みんなで酒を飲みたい方、心よりお待ちしております!福岡JETA一同  合掌  
 

 
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組巡回のご案内 

 教区仏青では、来る『九州地区真宗青年の集い福岡大会』の開催に際しまして各組ごとに巡回をさせていただきます。 
 巡回内容は・・・ 趣旨説明・現状報告・協賛金依頼・参加奨励依頼・質疑応答と、なっております。 
 

巡回日程と連絡担当者(4月25日現在)
 
組       日程      連絡担当者(割愛)
東筑組 4月2日
八女組 4月14日
嘉麻組 4月25日
宗像組 4月27日
遠賀組 5月2日
柳川組 5月2日
夜須組 5月7日
粕屋組 5月7日
那珂組 5月15日
志摩組 5月17日
福岡組 5月26日
怡土組 未定
早良組 未定
上下組 未定
御笠組 未定
山門南組 未定
山門北組 未定
下川東組 未定
鞍手組 未定
西嘉穂組 未定
 
終了組の皆様、ありがとうございました。
これからお伺いする組の皆様よろしくお願いします。m(. .)m
 
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