ミラノ/スフォルツァ城内古代美術館

 2001年の3月20日パリからTGVでミラノに向かいました。この時はベニスで日本から来た友人と待ち合わせがあり、その前にレオナルドの最後の晩餐やスフォルツァ城を見ようと言う計画でした。
 到着後予約していた一つ星の安いホテル*に荷物を預け、まずはレオナルドの最後の晩餐のあるサンタマリア・デル・グラツィエ聖堂に向かいました。ところが本日の入場数は終了したとのことで、見ることができず、仕方なくスフォルツァ城を見学。中庭でのんびりしていると日が暮れてしまいまい4日後に再度訪れました。
 城内には古代美術館があり、ここの目玉はなんと言ってもミケランジェロが死の直前まで彫り続けていたと言われるピエタでしょう。若い時の力強い表現ではなく、人生も終盤になり間もなく死を迎えようとする男のこの作品からは、イエスと母マリアの間にかわされる深く固い変らぬ愛と崇高な精神が感じられ、静かな感動を覚えました。
 この美術館では、他にもマニャスコやカナレットなどを見ることが出来ます。 

*でもこのホテルは気に入りました。室内が広くバスタブも大きくゆっくり出来ましたしフロントの方も素朴で親切でした。

ゆったりとしたホテル。奥が浴室


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