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昭和２０年８月１５日 この日は朝から快晴で暑く、眼下の天竜川に「みずあび」に行き
疲れて急な坂道を帰ってくると、隣の「写真館」のおじさんが、今日１２時に天皇陛下の
重大放送があるから１２時前に俺の家に来るようにと言われた。
言われたとおり、１２時少し前に兄と２人で写真館に行くと、付近の子供達が３人いた。
玄関を入った居間のラジオの前の板の間に座らされ、天皇陛下の放送を聞きました。
しかし、ラジオのザアーザアーという雑音と難しい言葉で何を言っているのか全く分から
なかった。おじさんがハエたたきを握りしめ「日本が負けたんだ」と大きな声で叫んだ。
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