記事タイトル:D−28の文庫本 


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お名前 Name: 染村 哲也   
皆様、こんにちは。
いつもお世話になり、有り難うございます。
「マーティンD−28という伝説」は「丸ごと1冊マーティンD−28」のコンテン
ツをもとに、エイ出版社のヴィンテージ・ギター編集部の方が中心になり、須貝重太
さんと私がお手伝いする形で作られました。早速この本についての書き込みをして
頂き、有り難うございます。

ちゅーろんさん、11ページの長方形は実はデザインです。「この白マドの中にマー
ティンの歴史が刻まれており、ここを覗いてみて下さい、D−28とマーティンの歴
史が始まります。」という意図です。それと、第一章は長方形を基調としたデザインで
あり、その統一感を出す、という意味合いもあるとのことです。ご指摘のように、そ
の意図がくみ取れるかどうかにつきましては、ごもっともなご意見だと思います。読
者の方にいかに伝わるか、ということは重要な事だと思います。ただ私は「この本で
マーティンD−28をもっと知って下さい」というメッセージを込めてデザインをし
て頂いた事について、感謝したいと思っています。

Doriangrayさん、まず、この本を読んだ方に楽しい気持ちになって頂きたいと思って
作ったのですが、不愉快な思いをさせてしまい、作り手の1人としてお詫び致します。
申し訳ありませんでした。須貝さんとの対談の件につきましては、その内容は須貝さ
んの考えであり、私がコメントすべきものではないとも思います。ただ、もしも話の
ニュアンスが活字になったときに少し食い違ってしまったということがあるとすれば、
言葉を活字にすることは本当に難しいと思います。私が申し上げられることは、須貝
さんは人一倍マーティンを、D−28を愛している方だということです。そしてまた、
素晴らしいブルーグラス・ミュージシャンであり、須貝さんの弾くD−28からはガ
ッツのある音が飛び出して来ます。直接お会いになってお話をされてみると、もしかす
ると、活字を通したときと別の感じ方をされるかもしれません。須貝さんは東京在住
ですが、よろしければご紹介させていただきます。
そういえば、まだ私もお会いしていませんでしたね!
この件につきご意見を頂いた皆様、誠に有り難うございました。
[2003/03/21 11:17:10]

お名前 Name: 歌麿   
確かに69年製でセンターのみローズ材なんてありましたね。びっくりこいたものです。
当時60年代はハカランだと理解してましたので唖然としました。
しかしながら個人的には69年製D-28のローズウッドのほうがショックでしたが。
[2003/03/19 22:54:05]

お名前 Name: アコキング。   
28の文庫本である以上、内容が28贔屓になるのはやむを得ないと思います。また私の印象
では、18=マイルド/28=ワイルド/35=ナイーブという感じです。

ただ35誕生の経緯が「ハカランダの端材の有効活用」という説にはある種の説得力はあると
思います。「もしそうなら69年で生産中止になるはずでは?」という疑問に対しては、発売
してみたら予想外(失礼!)に市場の評価が高かったので、独立したスタイルとして70年以
降も生産が継続となった、という回答が考えられます。マーチン社にしてみれば「瓢箪から駒」
だったのではないでしょうか。

ただ誕生の経緯はともかく、現在まで生産され続けているということは市場に受け入れられた
良いギターであるということですので、「28より価格的には上級機だがクォリテイ的には下
級機」という位置づけは大いに疑問です。私の記憶では70年頃の定価で28が24.8万、
35は29.8万と5万程度の差しかなく、41の48万、45の78万と比較しても「価格
的に上級」と言える程の差は無いと思います。

この点は、41を「28の豪華版」というのは正しいが「45の廉価版」というのは正しくな
い、ということと何やら共通点があるような気がします。

余談ですが、69年か70年の35で中央はハカランダだが両サイドはローズウッド(もしく
はその逆だったかも)というやつを見たことがあるような気が…。
[2003/03/19 02:31:19]

お名前 Name: 歌麿   
D-35についてはハカランダを使用する物とそれ以降でかなり見方が違うのではなかろうと
思うのですが。
60年代の35は、やはりどう見ても材のクォリティが28に比べ劣ります。やっぱり半端材集めたのかな−と自分のギターを見ても思います。直ぐ剥がれてくるネックバインディング
なんかで見た目を変えてもいかんですね。
でも、でもなんですが私の35そこらの28よりデカイ音します。平気でブルーグラスやちゃってます。楽器は音だとつくずく思うのであります。
ちなみに28は57年と64年を使ってますが比べても遜色ありませんよ。
現代器にはまた28と違ったよさがあるはずです。

おまけの一言
45が嫌いです,Dでも000でもなんでも。あんなデコレーションがいっぱいのギターなんて恥ずかしくて持てるか!!
すいません、買えなかったのでひがんでいるのを"キライ"といってます。
[2003/03/19 01:46:29]

お名前 Name: Doriangray   
健太さん、inoさん、青木さん、ちゅーろんさん、こんにちは。

レスが遅れて申し訳有りません。
最近は特に仕事が忙しく、昨日も深夜0時を過ぎて帰宅し、パソコンに向かって書き込もうと
したのですが、そのまま机に突っ伏して寝てしまいました…(・_・、)。

 D−35ユーザーの方々が主張したいことを、健太さんが明快に代弁して下さいましたね。
 きっと、健太さんのおっしゃられたように、合理化、既成概念の打破、新しい音づくりへの
挑戦、という新しい大きなコンセプトの下で、D-35は開発されたのでしょう。
 もし、本当に35をハカランダ不足からの逃避策という理由のためだけに作ったのであれば、
インディアンローズに切り換えた69年の時点で生産中止になっているはずですね。
 でも、マーティン社がそうせずに現在もなおD−35を作り続けているのは、まさに、その音色が「特別な響きがある」もの、
または、inoさんがおっしゃられたように「ユーザーに30年以上も愛され続けてる個性のある」ものとして、
ファンの心を魅了しているからに他ならないのでしょう。

 例の文章については、自分もやや過剰に反応し過ぎたのかも知れませんね。
 あれを読んだ当初は、少なからずマーティンギターに関わりを持つ人間があれほどまでに無知で愚かしい偏見を持っている
ことを知って驚きかつ呆れたと同時に、まして文章を編集する立場にある人間(「丸ごと一冊D−28」を編集した中心人物だそうです)ならば、
他人の気持ちに配慮してもっと違った物事の言い方をしてほしかった…という気持ちが強く、
そういった思いに駆られて投稿させて頂きました。
 しかしながら、結果的に、D−35を素晴らしいと考える方々の声を直接聞くことができ、おかげさまで気持ちがスッキリしました。

 そうですね…、健太さん、青木さんがおっしゃるように、D−28ファンの方々を対象にした冊子である以上は、
あのようなセリフも或る意味仕方のないものと割り切って、お二人のように冷静かつ大らかな気持ちで構えることが大切ですね。

 ところで、ちゅーろんさん、私も11ページの「白塗り加工」を発見しました。
正しい理由は分かりませんが、後で別の画像を取り込むつもりだったのでしょうか…
スレッドの趣旨を逸らしてしまってごめんなさい。

みなさん、貴重な御意見をどうも有り難うございました…。
[2003/03/18 22:00:55]

お名前 Name: ちゅーろん   
みなさんこんばんわ。
実はスレッド立てた私の初マーティンはD−35です。
(っても、まだ去年の秋ですが・・・)
好きなミュージシャンが使用していたのと
柔らかくてあまーい音にほれ込んで選びました。

ただ・・・インタビューにあったような
3ピースバックの方が高くて高級だと思っていたのは事実です(^^ゞ
ただただ、そう思ってたのは大昔、しかも、マーティンは恐れ多くて触れない頃
ヤマハのL−55カスタムを見て、
そのバックが3ピースで綺麗な装飾がされてるのを見、
その下のグレードが2ピースだった(確か・・・?)んでそう思ってました。
今考えれば、
ヤマハも2ピースに出来るようなハカランダを持ってなかったんでしょうね。

私にとって28も35も大事なギターですが
どっちを取る!!??
と、究極の選択を迫られると・・・・35かなぁ。

あー!小田さんと鈴木さんの二人だけのオフコース、再結成して欲しいもんです。

そうそう私が最初に書いた
D−28の文庫本の11ページはどうだんたんでしょうか???
内容はめちゃ勉強になる本なんで、どうでもいいことかも分からないですけど
なんか気になります。
[2003/03/18 00:37:57]

お名前 Name: 青木   
みなさんこんにちは
私も今日この本を購入してちょっと気になった一人です。
私もD−35を所有していますが35には28にない魅力があります。
ただ、この本はD−28ファンを対象に書かれたものだということを考えれば
腹も立ちません。
「D−35の伝説」という本でも出れば同じように35を賞賛するでしょうからね。
[2003/03/17 19:34:45]

お名前 Name: ino   
Martin Guitar Book2の59p、D-35の紹介文には
「‘65年に登場したモデル。ハカランダ材の節約のため、
2ピース使用できない材を3ピースにして作られている」と書かれています。

その結果として、ユーザーに30年以上も愛され続けてる個性のあるギターが
できたのですから私は素晴らしいことだと思います。
[2003/03/17 11:01:00]

お名前 Name: 健太   
DORIANGRAYさん、お気持ちよく分かります。

Dー35がクリアーでバランスのとれたすばらしい楽器であることを前提にお話させてくだ
さい。

>『残っていたハカランダの板は幅が狭くて28に使えないから、苦肉の策で35を作りまし
た。』

これだけを事実だとしますと、Dー35が発表されてから比較的短期間でインディアンローズ
をマーチン社は採用をしました。そして現在も生産されています。

この事からするとD−35はハカランダ不足の苦肉の策としてだけで創られた物ではないと
思います。新しいコンセプトのもと開発されたと思います。

28などのヴォルートはスロティッド時代はヘッド接合の為の大切な補強ですが、現在の作
りでは飾り的要因も大きいと考えられます。

D−35開発当時は新しい大きなコンセプトで、合理化と既成概念の打破があったと個人的
には考えています。

合理化によるヴォルートの廃止、既成概念の打破による3ピースバックの採用など当時の
マーチンとしては画期的だったと思います。

これからは本当に個人的見解になりますが、ネック等のバインディング、35というグレ
ードの位置づけからみて、マーチン社はD−35をハカランダ不足からの逃避策として創
ったのでない、新しい音づくりに挑戦したのだと思うのです。事実35には特別な響きが
あります。

本の中でDー35についての発言も、いささかマーチンフリークとしては不本意と感じる
方もいらっしゃると思いますが、、【D−28】という伝説という以上、しかたがないと
も感じております。D−28を讃える為、一人の主張として捉えてよろしいのではない
でしょうか。
[2003/03/17 03:17:35]

お名前 Name: Doriangray   
 「マーティンD−28という伝説」、私も早速購入して読ませて頂きました。
 「丸ごと…」と同様に大変楽しく読ませて頂きましたが、一点だけ気になることがありました。
 それは、p.161で須貝重太とかいう男が述べている下記の文章です:

「なるほど。ヴォルートはないとカッコ悪いよねぇ。
 18とか35にはないでしょ。
 あのさ、35って、28よりチョット高いでしょ。
 高校生くらいの時に、35は28より値段が高いし、
 裏なんか3枚も木を使ってるから高級なんだって思ったのね。
 …中略…
 『残っていたハカランダの板は幅が狭くて28に使えないから、
 苦肉の策で35を作りました』」なんてぇこと誰も教えてくれなかったし、
 『そうやって35を作ったけど、やっぱり音は固くてダメでした』とか、
 マーティンもそんなこと言わないもんな(笑)。
 だから今でも35を持ってるやつを見ると、
 『ああ、あいつは35のほうが高くて高級だと思って買ったんだ』
 って思っちゃう(笑)」

 ひどい言葉ですね、何も分かっていない…。

 私はD−35を所有していますが、その柔らかくて優しい音色が大好きです。
 ちなみに、D−35よりも“高級”なD−42も所有していますが、仮にどちらか
1台を選べと言われたならば、迷わず35を選びます。
 さらに、理由は様々かも知れませんが、35が本当に大好きで心から愛着を感じて
いる方々も多数いらっしゃるはずです。
 上記のセリフは、このような方々の気持ちを、思い切り踏みにじるものではないでしょうか。
 本人は軽い気持ちで言ったのかあるいは調子に乗り過ぎてつい口が滑ったのかも知れませんが、
印刷物として活字に残ること前提とした発言であったことを考慮しますと、
余りにも他人への配慮を欠いた軽率な発言だと思います。
 さらに、染村様にもお尋ねしたいのですが、貴殿はこのような心ない発言を
活字にして商品として販売することについて、何の躊躇いもなかったのでしょうか…。
 多少過剰に反応し過ぎなのかも知れませんが、上記のセリフを読んでいて
著しく不快感を覚えましたので、敢えて投稿させて頂いた次第です。
 以上、乱筆にて失礼いたしました。
[2003/03/16 14:44:28]

お名前 Name: PICKIN'   
そうなんですか、絶版なんですか....。近くの本屋サンで、少し前から急に消えたように思っていたので変だなとは感じていたのですが、残念です。
文庫本は昨日買いました。2冊買いました。ざっと読んだだけですが、一番感動したのは、
小田和正氏の盗まれたD-41が彼の手元に戻ったのがわかったことです。よかった!
彼と鈴木康博氏(二人とも元オフコース)が共に使用しているのを見て、D-41に憧れていました。今、私も74年製を所有しています。ローズウッドの着色が薄いヤツです。できれば彼らが
一緒にD-41を弾くシーンを見てみたいと思っています。
[2003/03/14 19:16:55]

お名前 Name: ちゅーろん   
PICKIN'さん
残念ながら絶版と聞いています。
出版社には在庫はないそうですので、
書店めぐり(古本店も)で探すか、オークションで落とすしかないと思います。
ここのサイトの人たちは持っていても手放さないと思いますし・・・(^^ゞ  
[2003/03/12 00:39:59]

お名前 Name: K.I.T.T   
つい先日、丸ごと一冊D-28を定価の数倍で落札したのですが、落札して良かったです。
私自身、D-28は持ってなかったのですが、D-28に限らず、ギターの事で
色々と勉強になった気がします。
それで、今日は文庫本の方も買いました。これでまた勉強したいと思います。
[2003/03/12 00:37:12]

お名前 Name: Mamoru   
 木材はスポンジのように多孔質なので、板厚20%減イコール水分20%減
とはならないですね。経時変化で木材内部の小さな部屋が厚み方向につぶ
れて結果的に板厚が小さくなるのかもしれません。
 ちょっと混乱してます。
[2003/03/12 00:32:43]

お名前 Name: Mamoru    URL
 P164-165に「できたてのヘリンボーンは表板厚みが3.3mmあったはず
なのに、今では乾燥(!?)で2.7mmにまで薄くなっている」という内容の記述
があり驚いています。
 板厚の20%にあたる量の水分が新品時には含まれていて、数十年かかって
やっと乾燥したということになりますが、表板の内側は塗装されていません
し、さすがにこれはちょっとありえないと思います。
 板の厚みが20%も減った、というのは事実として信じてよいのでしょうか?
ホントならそれはなぜか、知りたいところです。
 先日、ここの掲示板のスレッド↑で「水分以外の成分が木から長い時間か
けてオモテに出てくる」というウワサを耳にして、内心これかな、とは思っ
ているのですが...
[2003/03/11 23:49:58]

お名前 Name: PICKIN'   
すみません、「丸ごとマーティンD-28」の本はもう絶版なのでしょうか?私が所有しているものは変色してきたので、もうひとつ購入しようかと思っていたのですが...。
[2003/03/11 20:22:30]

お名前 Name: ちゅーろん   
ひさしぶりに書き込みします。

本日、11日「マーティンD−28という伝説」を楽器店で買いました。
昨日は仕事での外回り中本屋に寄ってみましたが置いてなかったです。
やはり大型書店か楽器店にありました!!
最新のインタビューとか・・・感動感動!
早速、誤植も発見してしまいましたが・・・

他にも既に買った人がいてるとは思いますが
11ページのマーティン社の看板の写真で
真ん中あたりが長方形の白塗り加工(切り抜かれたように)
されてるんですが・・・印刷ミスなんでしょうか?
隠す意味はないと思いますし・・・
みなさんのはどうなんでしょうか?

以前に書きましたが、ヤフオクで「丸ごとマーティンD−28」を
定価の「?」倍で落札してまで手に入れましたが(^^ゞ
当然、画像も大きいし、木目もよ〜く分かる分かる〜!!
やっぱりこれは大事な資料ですーー!!
[2003/03/11 16:45:47]

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