「山の島」・「夢の浮島」 利尻島

利尻の語源はアイヌ語の「リィシリ」からきているといわれ「高い山の島」の意味です。
名前の通り島の中央には道北では最高の利尻山がそびえています。

利尻島は、北緯45度10分、東経141度15分、北海道北端の稚内市の南西約 50qの洋上に浮かぶほぼ円形の島で
「利尻・礼文・サロベツ国立公園」の一部です。

周囲約 63q、島のほぼ中央に標高 1721mの通称「利尻富士」の別名を持つ利尻山がそびえ立っており、
円錐形の美しい裾野が海岸線まで続いている。

利尻島には2つの自治体があり、東側約半分が利尻富士町、西側約半分が利尻町です。
人口は両町あわせて約 8000人弱、漁業が中心の観光の町です。利尻富士町の鴛泊港が観光の拠点です。

島内には、宗谷バスの定期路線バスが内回りと外回りの2路線を運行しており、2車線の道は完全舗装されている。

利尻島は、別名を「山の島」、「夢の浮島」とも呼ばれ、海抜0mkら標高 1721mまでの登山が楽しめます。
また、利尻山は
立体的な花園で、3つのエリアに大別できます。

第1のエリアは、海岸から標高 30mくらいまでに広がる草原や岩場で、
ハマナスなどの海岸の植物やエゾカンゾウなどの北海道の草原の植物、イワベンケイなどの高山植物の仲間が生育しています。

第2のエリアは、島の中で広い面積を占める樹林帯で標高 30mから 400mくらいまではトドマツなどの針葉樹林、
その上部の 1200mまではハイマツ、ダケカンバなどが見られます。

第3のエリアは、標高 1200m以上の厳しい環境を選ぶリシリヒナゲシ、リシリリンドウなどが咲き競うお花畑です。

アクセス       稚内港〜鴛泊港        東日本海フェリー   1時間40分
          鴛泊、沓形港〜礼文島    東日本海フェリー    約40分

稚内空港〜利尻空港(2便)、千歳空港〜利尻空港(季節1便)の飛行機もある。

利尻富士

仙法志御崎公園から見た利尻山

やっと見えた利尻山頂上(南浜付近から)

本泊付近から見た利尻山

オタトマリ沼

島の南側にあり、島内で一番大きな沼。
周辺は湿地帯で7月上旬にはエゾカンゾウやヒオウギアヤメなどが美しい。
また、ガンやハクチョウなどの渡り鳥もくるのでバードウオッチングも楽しめる。

オタトマリ沼案内図

おみやげ店 利尻 竈一

オタトマリ沼から見た利尻山

仙法志御崎公園

利尻島最南端の岬で、利尻山が噴火した時の溶岩が海に流れ込んだときにできた奇岩・怪石が
独特の海岸線をつくっている。海岸は抜群の透明度を誇っている。
ここからは、最も雄々しい利尻山の姿を望むことができる。

利尻山噴火で流れ出た溶岩の海岸線

仙法志御崎海岸

南方海上を望む

沓形岬公園

利尻島西海岸の拠点。沓形は海岸美に恵まれ澄み切った海中と夕日が美しい。
また、利尻山や礼文島が見渡せるビューポイントとして定評がある。
沓形港フェリーターミナルから礼文島向けのフェリーが出航します。

利尻山をバックに沓形岬にて

沓形岬
(北緯45度11分東経141度08分)

礼文水道の先に礼文岳が見える