新千歳空港駅から稚内駅へ


空港から稚内まで、特急列車の車窓から雄大な北海道の眺めを満喫しながらのんびり移動。

札幌から名寄までは左右に雪に覆われた山々を眺めつつ北の大地を走る。

名寄駅を過ぎると雪解け水を集めて蕩々と流れる手塩川に添い曲がりくねって北上する。

車窓にサロベツ原野を望みつつ進めば、突如として開ける視界に日本海と利尻富士の絶景が目に入ってくる。

札幌から約5時間半で日本最北端の駅「稚内」に到着する。

新千歳空港駅から札幌駅までは千歳線「快速エアポート」で約40分。

新千歳空港駅改札

快速エアポート

名物駅弁「石狩鮭めし」



特急サロベツ」は札幌駅から稚内駅まで 396.2q を5時間30分で走る。

札幌から旭川までは函館本線で、旭川から稚内までの 259.4q が宗谷本線となる。

宗谷本線は日本最北の鐵道線路で非電化の単線です。
1989年の天北線の廃止により、石北線を分岐する旭川駅以北は他に接続する線路がない「遠大な盲腸線」となった。

日本の鐵道の北の行き止まりは、柵や囲みなどは何もなく駐車場の横にあった。
拍子抜けするくらい簡単で単純な行き止まり標ですが、しげしげ眺めると

はるばるやってきた

というおもいがこみあげてくる。

標の奥手に北防波堤ドームがみえる。
このドームは、宗谷海峡特有の強風と荒波から港を守るため考案されたデザインで
全長 427m、柱の数 70本、ギリシャ建築を思わせる威風堂々のたたずまい。

札幌駅9番線ホームの特急サロベツ

特急サロベツの案内

稚内行き特急サロベツ

車窓(美唄付近からの増毛山地)

車窓(日本最北の温泉郷)

車窓(夕日に浮かぶ利尻富士)

日本最北端の稚内駅

日本の鐵道、北の行き止まり

稚内駅プラットフォーム