雲仙から熊本へ(第3日目)

九商フェリー

雲仙から熊本への移動は九商フェリーを使って車ごと有明海を渡る。
島原外港から熊本新港までの乗船時間は約1時間なので、陸路と比べると大幅な時間短縮となる。
3日間連続して運転するバスドライバーも、この間ゆっくり休息できる。

島原外港

車に乗ったまま乗船

乗船待ち

普賢岳は雲の中

一路熊本へ

熊 本 城

日本三名城の一つで加藤清正が優れた土木・築城技術を発揮してほぼ現在の形を完成させた。
城郭周囲は5.3kmにおよび、面積は98万u。
象徴の連立式大天守閣、小天守閣ほか、多数の櫓、櫓門、城門を備えた堂々たる城です。

加藤家の改易後、細川家が入封し約240年にわたって存続したが、明治10年の西南戦争で天守閣等が焼失した。
しかし、宇土櫓ほかの往時の櫓も残り、1960年に天守閣が復元され、2008年には本丸御殿が落成され今に至っている。

城内ツアー

二の丸駐車場でバスを降りてちょっと歩き西大手門をくぐると目の前に熊本城の玄関口に当たる頬当御門につきます。
頬当御門を通り曲がりくねった坂道を登っていくと本丸御殿地下通路への入り口があります。
この通路は2008年に再建されたもので『闇(クラガリ)り通路』と呼ばれています。通路の突き当たりを左に曲がると天守閣に到着です。

西大手門

頬当御門

本丸御殿地下通路

天守閣

大天守閣と小天守閣がつながった連立天守閣となっている。
大天守閣は3層6 階地下1階で高さ約30m、小天守閣は2層4階で高さ約19m。

天守台の石垣は下は30度程で傾斜も緩く結構登れるが、上端では75度の絶壁で最後まで登れないようになっています。
城に侵入してきた敵武者を返してしまうことから、『武者返し』や『清正流石組』と呼ばれているようです。

大天守閣、小天守閣(左奥)と石垣

大天守閣(左)小天守閣(右)をバックに記念撮影

千鳥破風の大天守閣

小天守閣最上階展望室と連立廊下(右)

小天守閣

展望室のアップ

宇土櫓

清正公が熊本城を築城した当時から残る唯一の多層櫓で天守閣よりも古い。国指定重要文化財に指定されている。
 外見は3層櫓、内部は地下1階、地上5階建てになっており、
屋根に鯱が乗っているため大小天守閣と並んで「第三の天守」とも呼ばれる。
当時熊本城にはこの規模の櫓が全部で5つ存在した。

頬当御門横から見た宇土櫓

宇土櫓と石垣

大天守閣内部(再建天守閣なので展示館)

天守閣入り口

入り口は小天守閣側にあります

昭和35年に天守閣とともに製作された鯱
左は大天守閣用H155cm、右は小天守閣用H130cm

銅像と一口城主(一万円以上の寄付者)の名札

健在時の熊本城とその周辺の模型

南東方向下は本丸御殿、奥の建物は熊本市役所

大天守閣最上階展望室

西方向右は宇土櫓、櫓後方の広場は二の丸広場

熊本城おもてなし武将隊

『城見櫓』で昼食

『城見櫓』は、熊本城を川をひとつ挟んだ対岸に聳え立つ6階建の日本料理店で、
その名を示す通りお城を眺めながら熊本名物の馬刺しや辛子蓮根等の郷土料理を始め旬の料理等が楽しめる。

昼食は「肥後・郷土料理膳」で、馬刺・辛子レンコン・肥後牛の鉄鍋焼き・馬肉のそぼろ煮・さつま揚げ風天ぷら等、地元郷土を代表する料理の品々であった。
料理は全体的にレベルが高く、ツアー観光でこれだけ食べられれば満足。店内から眺める熊本城も綺麗なものです。

城見櫓

肥後・郷土料理御膳

二階二の丸座敷

部屋から眺める大天守閣

大天守閣をアップ

長塀に沿ってウオーキングするカップル

長塀;熊本城の南部を護る城壁で 242mものある日本一長い塀建築。重要文化財に指定されている。

菊地渓谷

菊池渓谷は、菊池市街地から東へ約 17km、阿蘇外輪山の北西部の標高500m〜800mの間に位置し、
1,180haの広大な面積からなる自然休養林で、避暑地、紅葉の名所として知られている。

菊池川の源をなす菊池渓谷は、うっそうとした天然生広葉樹で覆われ、その間をぬって流れる淡水は、大小さまざまな瀬と渕と滝をつくり、
その変化に富む渓流と,美しい森林とがおりなす姿は絶景です。

日本森林浴の森百選/日本名水百選/日本の滝百選/水源の森百選/くまもと緑の百景/熊本の自然百選/新くまもと百景に選ばれている。

H21/7/11から14日にかけての

九州北部豪雨のため水量が多く遊歩道の一部
立ち入り禁止となっていた。

熊本空港

3日間の旅も終わり熊本空港から羽田空港に向かって帰路につきます。

熊本空港搭乗口No.4

ANA648便(Boeing767-300)

搭乗案内