層雲峡温泉

大雪山の麓には多くの温泉があります。主峰旭岳の麓には旭岳温泉、天人峡温泉が、また黒岳の麓には渓谷が美しい層雲峡温泉が湧き出している。
層雲峡温泉は安政4年(1857)に発見されたといわれ大雪山周辺ではもっとも古い温泉です。

泉質は含食塩芒哨泉で、渓谷沿いに近代的な設備のホテルや民宿、旅館が20軒余り建っている。

「層雲峡」

層雲峡は北海道上川町にある峡谷で、大雪山国立公園に位置する。、約3万年前大雪山の噴火で堆積した溶結凝灰岩が、
石狩川の浸食で形成されたもので、約24kmの柱状節理の断崖絶壁が続く。

温泉街〜大函間8qの断崖絶壁が連なる渓谷美は、かつては国道39号から眺めることができたが、
落石事故の危険があるため、銀河トンネルが開通してからは、遊歩道兼サイクリングロードに入らないと見ることができなくなった。

元々、アイヌ語でソウウンベツ(滝の多い川の意)と呼ばれていたが、大正10年(1921)、この地を訪れた歌人の大町桂月が層雲峡と命名した。

   

「ホテル大雪」

層雲峡温泉街で一番高い場所に建つデラックスホテルで、1階ロビーにはティーラウンジやスーベニアショップなどの施設も充実している。

赤レンガとステンドグラスを趣味良く配した大浴場「チニタの湯」や、

ホテル最上階7Fにあり浴槽から層雲峡の美しい渓谷が見渡せる展望大浴場と露天風呂「大雪乃湯」、

別館大雪山荘3Fにある渓谷露天風呂「天華の湯」も人気がある。

  
初冠雪した黒岳(2007/9/25)

1階ロビーでは宿泊者も参加してアイヌ民族伝承芸能 アイヌコタンの叙事詩舞踏公演で盛り上がります。