第二海堡

 所在地:千葉県富津市
 竣 工:大正3年6月
 設 計:

 明治22年7月、陸軍は東京湾の防衛のため海堡の築造に着工しました。数十年の年月をかけ、要塞のための人工島は大正3年6月に完成しました。
 大正12年の関東大震災により被害を受け、陸軍に見捨てられた海堡は海軍に受け継がれ第二次大戦まで使用されました。

 軍としては東京湾の入り口に第一海堡第三海堡を築いて、猿島要塞と共に敵の侵入を防ごうとしたのは良く判りますが、今となってはただでさえ狭い海域にさらに邪魔モノが造られたので航海する人たちも迷惑してるでしょうね。
 このうち最大規模の第二海堡は猿島と同じくらいの大きさで、釣りの名所のようです(検索すると釣り関係のページしかヒットしない ^^;)。

 これらの情報と上の2枚の画像は松田肇さんから頂きました。
 また海上保安庁第三管区海上保安本部「海の相談室」にもお世話になりました。
 ありがとうございます。


【以下、2013年1月7日追記】
 釣り客も上陸できない状況になって何年も経つのですが、2012年5月4日に明治百年記念展望塔から望遠で撮った画像では、既に原型を留めていませんでした。耐震化工事だったはずですが・・・


 国土交通省 関東地方整備局 東京湾口航路事務所のwebページに詳細な説明があります。「第二海堡


煉瓦博物館に戻る
ZeroZone マップに戻る


Copyright(C) Shinichi Takahashi