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第1回(平成9年10月11日)
開始の御挨拶と南部杯観戦記
 10/19 1997.

「復活コラム」といきなり言われても分からない人の方が多いだろうが、「負け馬の遠吠え」というのは双葉社から出ている私の単行本のタイトルなのである。で、その単行本は週刊「馬」(休刊中)に連載されていた「馬の遠吠え」というコラムをまとめたものなんだな。だから、復活コラムと謳うなら「馬の遠吠え」の方が正しいのだが、「負け」が付いてた方がタイトルとしていい感じだと思ったのでこういうことになった。
 そもそも週刊「馬」を手にとったこと自体ねえよ、という人が多いこととは思うが、私がはじめて経験した週刊連載(しかも内容が自分の自由)ということもあって、個人的に思い入れの強いものなのである。ホームページを作る以上、競馬を中心としたコラムのようなものは必要だろうということになり、真っ先にこのコーナーを作ってみた。というわけで、以後よろしくお見知りおきを。雑誌連載時はいろんなテーマをごっちゃにやっていたが、競輪とその他スポーツは別にページを作ったので、ここはほぼ100%競馬関係の内容でお送りできるだろう。
 さて、というわけで既にだいぶ分量を費やしてしまったので、第1回の残りは遥か盛岡まで見に行った南部杯の感想を。
 そもそも盛岡オーロパークという競馬場に行くのは初めてだったのだが、えらい山奥ですな。旭川競馬場と山奥キングの座を争ってもいいくらいだ。ただ、旭川と違って盛岡は駅からの道中に動物公園だとか遊園地があり、やけに盛りだくさんな山奥という感じではあった。
 レースの方は、取り立てて言うことなし(観戦記じゃないじゃん)。タイキシャーロックが圧勝して2着がバトルライン、あげくの果てに3着ファッションショーじゃ、「盛岡でやる意味ないよ」って感じ。「中山か阪神でやりゃあ、話早いじゃん」というか。今回は地元勢の層が薄かったこともあるが、南関東勢が地元交流重賞でぼちぼち巻き返しを見せただけに、盛岡公営ももうひと踏んばりしてほしいところだ。
 勝ったタイキシャーロックは当日のデキも良かったし、勝つべくして勝ったという内容。バトルラインはあまり遠征が向かないタイプかも。一時期期待されたダート王としての道は、この内容じゃちょっと遠のいたかな……。
 最後に、ビジュアルがなんにもないのは寂しいので、私のハズレ馬券を掲載しておこう。タイキの単勝も考えたんだけど、買う時点では2倍きっかりしかなかったもんで、やめてしまった。2.7倍もつくんだったら、そっちにすりゃよかった。

第10回南部杯 枠複2−3 160円


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