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第17回(平成11年 1月31日)
フェブラリーS予想より
 1/31 1999.

話題のミスタートウジン出走だが、賛否両論ある。
 「否」というのは要するにこういうことだ。勝ち目のない14歳が1頭出ることによって、チャンスを失う除外ぎりぎりの馬が出る。それは許されることなのかと。
 確かに一理ある。
 しかし、「最近の天龍源一郎は衰えたと嘆くのはもっともでも、最近のジャイアント馬場はどうなんだと非難するのは大人げない」という側面もある。14歳馬が走ることで話題になるのなら、そしてそれを是と受け止める人が(特に競馬無関心層にいるのなら)いるのなら、ミスタートウジンが走ることも無駄ではないだろう。
 競馬をスポーツとして捕らえた場合、はっきり言ってミスタートウジンに価値は無い。しかし、例えば私のような立場のライターだと、彼をイジる方法は無限にある。
 フェブラリーSひとつをとっても、

  • 東京1600mの持ち時計ダントツ(しかもやけに速い)
  • でも、それを出したのは8年前。メイセイオペラが生まれるより前。
  • フェブラリーS出走経験豊富
  • という以前に、「フェブラリーH」にも出てた
  • 府中コースといえば、メジロマックイーンから不利を受けた因縁の地

などなど。ミスタートウジンが走るのが面白いかといえば、申し訳ないが面白い。
 馬群からちぎれた惨めな競走をするようにならない限り、「ジャイアント馬場枠」はひとつくらいあってもいいのではないだろうか。ひとつってところが重要なので、そこは肝に銘じておきたいが。
 そもそも、彼が走ったところで、我々になんの実害もないのである。ミスタートウジンを買わない権利は保障されている。私もはっきり言って、ゼニを出す気はない。ご祝儀で「マチカネワラウカドを枠で」くらいなら検討可能。



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