出走表のところにも書いているように、私はオリックスファンである。正確に言うと阪急ファンだが、まあそれはいい。このオリックスブルーウェーブという球団、イチロープームで認知率が高まったものの、イチローが有名になっただけで球団は人気出てないような気もする。というか、それが実情だろう。
そこで、誠に唐突ながら、「オリックス観戦基礎知識」と題して、本日より数回にわたり、注目選手の紹介その他をお送りしていきたい。オリックスはイチローだけじゃないのである。とんがりコーン食ってるだけじゃないのである。これを機に「須田鷹雄商店」御来店の皆様にはオリックス知識を深めていただき、特に贔屓球団の無い方には、是非ともブルーウェーブを応援していただきたいと思う。今回は第1弾として注目度の高い主力選手とその見どころを紹介する。
※氏名の後のカッコは背番号
[注目主力選手編]
投手:佐藤義則(11)
今年44歳になる球界最年長投手。なのに今年は投手陣の中でも屈指の仕上がりを見せている(笑)。2ケタ勝つという年齢ではないが、この人が1つでも多く登板してくれるとローテーションが楽になる。
投手:木田優夫(20)
巨人からトレード。もともと野村は単にいなくなってしまう(大リーグへ)予定だったのだから、木田を貰えたのは大儲けだ。あとは本人が「元巨人」ではなく「オリックスの木田」にちゃんと変われるかどうかが鍵。プレッシャー減って制球良くなるのでは?
捕手:高田誠(38)
トレードを志願するなどモチベーションが下がっていたが、残ると決まった以上精一杯やってもらいたい。インサイドワークを評価されているが、せっかくの左打者なんだし、ちょっとは打ってもらうと助かる。
内野手:大島公一(52)
須田鷹雄イチオシの選手。「96年の大島」を語りだしたら、須田のトークは1時間は止まらないというほどである。そのセールスポイントは「熱いプレー」。小兵ながら、試合の流れを変えてしまうビッグなプレーをしでかす男だ。昨年は不調だったが、復活を。
内野手:塩崎真(31)
昨年はルーキーながらほぼフルシーズン一軍に定着。しかし、(蒸し返すわけではないが)シーズンの行方を左右するようなエラーなどもやってしまった。守備を中心にすべての面で一回り大きく成長してほしい。
内野手:ドネルズ(3)
元近鉄のC・D。そんなカッチョ悪い名前を付けられた恨みを晴らすためか、近鉄戦ではやたらと打つ。ニールに比べると得点圏に走者を置いての打撃にいまひとつな感じが残るので、その辺りの怖さが出てくれば完璧。
内野手:五十嵐章人(29)
ロッテから移籍。昨年の成績は悪かったが、潜在能力はもっとあるはず。オリックスは日本人内野手が手薄(外野に比べると明らか)なので、若手内野手に危機感を持たせるためにもひと暴れしてもらいたい。
外野手:田口壮(6)
スポーツニュース等ではイチローの仕上がりばかりが伝えられるが、本当の意味で球団の命運を握っている野手は田口だろう。田口が1番で3割・15本打ち、大島が2番打者の役割をきっちり果たせば、かなりの確率でペナントは戻ってくる。
外野手:藤井康雄(8)
この人も猛烈にモチベーションが下がったクチ。確かに球団はベテランに厳しすぎるが、腐ってはなにも始まらない。阪急時代から球団の一番苦しい時期を支えてきた選手だけに、もう一度いい思いをしてほしい。
外野手:谷佳知(10)
ルーキーイヤーに2割7分。球団によっては完全に議席獲得となるところだが、オリックスの場合は最初っから2議席は固定(イチロー、田口)されているだけにまだまだ競走は続く。センターに入るケースが多いと思うが、守備をもう少し磨きたい。
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