[ 第11回 | TOP | 第13回

第12回(平成10年 3月 1日)
オリックス観戦基礎知識その2〜注目伏兵選手編
 3/ 1 1998.

観戦ガイドといいながら、第1回からいきなりオリックスファンにしか分からないような内容。さすがに読者にも不評かもしれん。しかも、第2回の今回はさらに深い話である。でも、挫けないで。とりあえず「こういう選手がいる」ということだけでも覚えておいてほしい。イチローだって最初は「ファームの鈴木はいいね」程度のことだったのである。先物買いとして読んでおいて損は無いはず。
※氏名の後のカッコは背番号

[注目伏兵選手編]
投手:丸尾英司(14)
 この人は伏兵というか、先発ローテ入りを期待したい。昨年は二軍の投手タイトルを総ナメ。シーズン終盤には一軍初勝利も経験した。今年最初のオープン戦(対中日)ではパカパカ打たれたが、開幕までになんとか立ち直ってくれ。
投手:水尾嘉孝(12)
横浜入団時は契約金1億円で話題に。その後はさっぱりだったが、オリックスに移ってやっと芽が出てきた。昨年登板過多の影響が気になるが、この水尾や金田、清原(雄一)といった左腕が野村の抜けた穴を埋めていってもらわねば困る。
捕手:日高剛(47)
 中嶋が移籍し、M捕手(笑)が脱税で出場停止のオリックス。高田に続くのは杉本かと思っていたら、この日高の評判がいいらしい。まだ21歳だけに、ここで一軍定着すれば向こう10年以上マスクを任せられる。
内野手:ボニチ(59)
 昨年は二軍で三冠王という凄いんだか凄くないんだかわからない記録を達成。いや、凄いのである。凄いんだけど、上にニールとドネルズがいたため、D・Jとともに二軍で余っていた。打力にはかなりの可能性があり、化ければブーマー2世にも。
内野手:斉藤秀光(54)
 もともと守備には定評があり、それで一軍に上がったこともあった。打撃が課題だったのだが、今年は紅白戦で打ちまくり。内野はそれほどレギュラー陣のレベルが高くない(その代わり候補者の人数は多いが)ので、一気にブレイクも不可能ではない。
内野手:福留宏紀(56)
 既に咋シーズン終盤に一軍でテスト起用された。その時、プロ野球界では縁起が悪いとされる「初打席初ホーマー」をかっとばしてしまったが(阪急には村上信一という前例あり)、ジンクスを気にせずポジション獲得を目指してくれ。
外野手:西芳弘(53)
 広永、プリアム(新外国人)、高橋智と外野の準レギュラーは指名打者or代打タイプばかり。この西のような俊足タイプか、田中(背番号60)のような好守タイプのどちらかに成長を期待したい。



須田鷹雄商店に関するご意見は下記のアドレスまで
E-MAIL:dragon-p@mx5.nisiq.net
(有)ドラゴンプレス