◎湿度とファン
  Q:「ホルスの注意すべき点は何か?」
  A:「高湿度」
というのが模範的なやり取りでしょう。
  一応、高湿度とは80%以上のようです。

  肝心なところなのに湿度の問題は未だ解けぬ謎ですね。
なぜ、いけないのかがわかりません。
  「高湿度ではなく、蒸れがいけない」という意見もあるので、
これだと温度調整に支障がある可能性が高いですが、汗で体温を
下げる人間とは温度調整機能違うのでどうしてだろうと思う訳です。
  これに対応した説には「A)呼吸で失われる水分が熱を奪い、体温低下に
役立っている」という説があります。
  また、他の説では「B)高湿度で発生しやすい病気に弱い」というもの
ありました。
  私が考えたのは次のような説です
  C)ホルスの棲息地は冬に湿度が高いので、湿度が高く、温度が下がると
    冬の到来を予感して、本能的に冬眠準備の絶食に入る
  D)暑いと尿酸が減り、尿にアンモニアなどが増え、蒸れるような状態では
    アンモニアがケージに滞留し、不快になる
  E)蒸れ状態は野生では経験がないので、本能的に不快だ。(というか
    特に理由はないが不快に感じるという事)
  
  私は湿度対策に除湿機やエアコンは使ってませんが、風通しは良いので
湿度は60%で70%以上になる事は滅多にないです。
  それと亀吉には排気用にパソコン用のファン(12V8cm角 秋葉の
ジャンク屋で1000円)にACアダプタ(秋葉のジャンク屋で1000円。
V,Aに注意)をつないでます。説D)ならこれはダイレクトに
効いているいるはずです。
  ちなみにこれらの購入店ですが、ファンは万世橋を渡ったところ、
ACアダプタは電気街口の改札を真っ直ぐ行って道路を渡った向かい側の
ジャンク屋で買いました。

  なお、逆に低湿度の弊害ですが、ヘルマンの幼体では30%だと調子が
悪いという話がありました。このような場合は水入れを入れた方が
良いようです。

  また「カメのすべて」という本には、ホシガメの幼体は、
基本は乾燥状態ですが、毎朝霧吹きをするか、毎日温浴するのが
良いとありました。
  ただ、この話は実は原因が湿度ではなく、床材が鹿沼土など
埃っぽいもので、くしゃみや鼻水が出る状態の時に、こうすると
止まるのではないかなとも思っています。


前へ 次へ 戻る