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2004年の9月にアイルランドへ10日ほど行って来ました。ヨーロッパの国ということで現地の情報を集めるのも比較的容易な国ですが、とりあえず、気がついた点など、まとめてみました。
気候
ここを訪れた9月中旬の気候について言えば、日本と比べると涼しいと言うより寒く感じるくらいで東京の11月頃のような気候です。天気は変わりやすく、晴れていても一日の内では何度か雨に降られるということがよくあります。そんな気候のためか現地では雨でも傘をささない人をよく見掛けます。
風の強い日も多いので 旅行者の場合もアラン諸島でのサイクリングや、スケリッグ諸島へのクルーズを予定しているのであれば、傘よりもレインウェアを用意しておくと役に立ちます。
交通
バス
バスは比較的安く利用出来るので旅行者が利用しやすい交通手段です。小さな村でなければバスや鉄道などで行く事が出来ます。アイルランドの主要な地域を走っているバスエーランのサイトでは時刻表を入手できるので、旅行の計画を立てる時にはこれを利用すると便利です。
チケットにもいろいろな割引があり、往復チケットだけでも割安になります。帰りの期日は1ヶ月有効なので、どこかへ行って数日滞在して戻って来るような場合にも利用出来ます。
(バスエーラン http://www.buseireann.ie)
レンタカー
公共の交通機関が通っていない観光地もあるのでレンタカーを使って旅行する人も少なくありません。何人かで利用するなら自由度の大きい交通手段です。料金は日本並みかそれより高いぐらいなので一人でドライブするとなると割高になってしまうのが難点です。
船
アイルランドには観光地として有名な島がいくつかあるのですが、こうした島々へ渡る場合は船を利用するのが一般的です。
アラン諸島へ渡る船は比較的大きな船なので余程の荒天でないかぎり欠航する事はありませんが、海が荒れている時は、かなり揺れます。全ての人が酔う訳ではありませんが、船に弱い人は酔い止めの薬を用意しておいた方がいいかも知れません。
スケリッグ諸島へ行く場合は船も小さく、天候によっては数日出ない事もあるので、日にちに余裕がないと、せっかくアイルランドまで来てもあの凄い遺跡が見れなかった、なんて事にもなるので注意が必要です。
スケリッグ諸島へ渡る船の 船主のリストはキラーニーの観光案内所やWebサイトでも入手可能です。
(スケリッグエクスペリアンスセンター http://www.skelligexperience.com)
宿
イギリスと同様にB&Bと呼ばれる小規模な家族経営の宿があちこちにあります。物価の高いアイルランドでも料金は日本のビジネスホテルより安めのところが多く、短期の旅行では手頃な値段で利用できるところです。家の前に看板が出ていて、部屋に空きがあれば「VACANCY」と書いた札が出ているので自分で探すのも簡単です。
朝食はイングリッシュ・ブッレクファーストと同じようなものですが、アイルランドではアイリッシュ・ブッレクファーストと呼ばれています。
更に安く泊まるのであれば、ホステルといったドミトリータイプの宿も各地にあります。
B&Bにしてもホステルにしても7月、8月や9月の週末は空きがなくなってしまうことも多いのでダブリンやアラン諸島など訪れる人が多い所では早めに確保しておいた方がいいかもしれません。困った時は各地にあるツーリストインフォメーションセンターでも4ユーロ程度の手数料を払えば条件や予算に合ったところを探して予約してもらえます。
治安
治安は概ね良好といった感じです。あまり気を張って旅行する必要はありませんが、ダブリンなどの大きな街では、基本的な注意は怠らないようにしましょう。