パサルガダエ


キュロス王の墓
以前は墓の前に数本の円柱と門があって王冠をかぶった翼のある精霊のレリーフも見ることが出来ましたが、今では石組みの墓がぽつんとあるだけです。大王の墓にしてはちょっと寂しい。

宮殿跡
1本だけ天に向かって円柱が立っています。
きっとすごいものが建っていたのだろうけど、ここまで崩れていると原型は想像しにくいです。細かいところまで見ていくと魚の皮を被った人のレリーフなど面白いものが残っています。

魚の皮を被った人
古代シュメールやバビロニアの海神オアネス、あるいは呪術師、医師と思われる魚の皮を被った人のレリーフです。足の部分しか残っていませんが2本の足と魚のしっぽがはっきりわかります。

円柱の並ぶ宮殿跡
円柱は何本も残っていますが、どれも途中までしかありません。
柱の基礎の部分には材質の違う黒っぽい石が使われています。

宮殿跡の角柱
一見何の面白みもないただの柱ですが、よく見てみると楔形文字や素朴な絵が刻まれています。

楔形文字
柱の楔形文字は古代ペルシア語、エラム語、アッカド語の3カ国語で刻まれています。

落書き?
柱の下の方には動物にまたがった人の絵があります。いつごろ刻まれたのかは不明ですが、素朴でいい感じです。

拝火神殿跡
ゾロアスター教では欠くことの出来なかった拝火神殿です。今では倒壊して半分も残っていません。後ろ半分は木のやぐらが組まれて保護されています。


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