第1日目



1997年10月30日

 東京 21:16 (出雲 3号)


出雲3号

izumo
寝台特急「出雲」

 残業、ちょいと一杯のサラリーマンでごったかえす東京駅の7,8番線ホームを尻目に21時少し前に10番線ホームに立つ。これから四国への旅へ向かうのだが、私の準備している指定券は「出雲3号」のB個室寝台券である。「出雲3号」は東京と山陰を直通する列車なので、四国へ向かう人間が利用するのは不思議に思われるかもしれない。
種をあかせば、四国へ入る前に(1997年)11月29日のダイヤ改正で廃止される岡山−鳥取間の急行「砂丘号」のお別れ乗車をするために鳥取に立ち寄るのであった。
 準備した切符は「四国ニューワイド周遊券」。四国へのルートを自分でアレンジでき、四国内は特急自由席に乗り放題のお得な切符である。
 東京駅の10番ホームは、(1997年)10月1日の北陸新幹線開業に伴いニューリアルされ、ホームの上にはちょっとしたコンビニタイプの売店が出来ていた。早速、今夜のお酒を入手する。
 21:00ちょうどに高松行きの寝台特急「瀬戸」が発車するとすぐに「出雲3号」が入線する。先に発車した「瀬戸」は13両のフル編成であったが、「出雲3号」は季節減車の8両編成であった。しかし、8両の短編成ながら車内設備は多種多様で、A寝台個室(シングルDX)、B寝台個室(シングルツイン)、B寝台2人用個室(ツイン)、B寝台4人個室(カルテット)、開放型B寝台、そして高速バスに対抗するために連結された、格安切符利用者向けの3段式B寝台と6種類の設備を備えている。
今回、シングルツインをはじめて利用した。シングルツインは狭いながらもなかなか機能的に出来ており、何よりも個室で気兼ねなく過ごせる点は良い。
ビールを飲みながら東京の夜景や、混雑したホームを眺める。これが、夜行列車の旅立ちの醍醐味であり、優越感にひたれる瞬間でもある。
列車は横浜に停車した後、西へ向かう。熱海、沼津と停車したのは覚えていたが、静岡はすでに記憶がなかった・・・。

ニューワイド周遊券
使用した四国ニューワイド周遊券

 注意
 この旅で使用した「四国ニューワイド周遊券」は「周遊きっぷ」に集約され、廃止されています。


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