第4日目


1997年11月02日

 中村 8:14 (315D) 8:34 工業団地・・・平田 9:12 (南風 8号) 10:25 須崎 11:07
(4741D) 11:22 土佐久礼 11:48 (I LOVE しまんと) 13:30 近永 14:05 (4841D)
14:49 宇和島 14:54 (宇和海16号) 16:08 松山
 ・・・大手町 〜(古町経由)〜 上一万 〜 道後温泉 〜 大街道 〜 市駅前 〜 松山駅前
 松山 19:00 (なんごく25号) 22:12 高知 23:04 (ムーンライト高知)



土佐くろしお鉄道

 今朝は中村発8:14の宿毛行き普通列車でスタート。乗車した車両には「トンボ」のヘッドマークが掲げられていた。折り返し「南風8号」に乗車する予定だが、宿毛まで行くのは芸がない。沿線の模様を効率よく見たいと時刻表と格闘した結果、「工業団地」で下車、「平田」まで歩き「南風8号」乗車に決めた。
 今日もよく晴れているが、南国といえども明け方は寒い。列車は各駅に停車しながら宿毛へ向かう。有岡で反対列車とすれ違い、8:34 工業団地に到着。下車したのは私一人で、乗車は零であった。
 ホーム1面の簡単な駅である。階段を上り丘陵の上に出ると、駅名の通り工業団地の目の前であったが、ほとんど工場は建っていない。丘の上から宿毛方面を見ると鉄道写真の撮影ポイントとしてなかなか良い場所であった。隣の平田駅もよく見える。
 線路沿いの道をたどり徒歩15分ほどで平田駅に到着。硬券切符を販売していたので入場券を購入する。平田は特急停車駅で、中村−宿毛間のバスも寄るちょっとした交通の要所である。1面1線ながら、ホームは長く5両編成の列車が停車可能であった。
 9:12発の「南風8号」は、自由席が1両しかなく、宿毛発車時点で多数の立ち客もいる状態であった。仕方がないので、運転席後ろの特等席に立つ。転んでも、タダでは起きないのである。
 列車は120km/hの高速でぐんぐん飛ばし、あっという間に中村に到着。平坦だと思っていたが、アップダウンが激しいことに気づく。中村で多少乗客が入れ替わったが、乗る乗客の方が多く、ラッシュ状態になる。浮鞭を過ぎると右手に海が見え、結構眺めがよい。こんな景色の良い区間で昨日は寝てしまったのであった。何とも勿体なかった。
 列車は快調に飛ばし9:59窪川に到着。ここで、土佐くろし鉄道からJR四国に乗務員が替わる。10:25 の須崎でいったん下車。須崎は市政が敷かれている都市だが、閉まっている商店が多く活気が感じられなかった。

「I LOVE しまんと」号

I LOVE Simanto

愛くるしい「I Love しまんと号」

 11:07の普通列車で土佐久礼へ先行し、土佐久礼から「I LOVE しまんと」に乗車する。雑誌で見たとおりの愛くるしいフェースマスクをしている。
 車体の側面やデッキにはアマゴが泳ぎ、窓や天井のはトンボが舞っている。なかなか楽しい列車であるが、車内はがら空きであった。車掌の話では、今日の乗客は多いとのこと。十川でトロッコ列車とすれ違うため、3分ほど停車する。トロッコ列車は、元貨車を連結していて、これこそトロッコという感じがするのだが、見た目は家畜が乗車しているようにも見える。
 江川崎を過ぎると、列車は遅くなり30〜40km/h程度の速度でゆっくりと走る。江川崎から宇和島までの区間は「特急列車」でも「普通列車」でも所要時間に大差はなく、車内設備と停車駅ぐらいの違いしかない。
 一端、近永で下車し、未乗降駅に足を記す。近永は宇和島と交流もあるようで、宇和島−近永間の区間列車も設定されているし、宇和島へ行くJRバスも出ている(バスは列車よりも速い)。ちょうど 14:05 発(時刻表では13:55発だが、「I LOVE しまんと」運転日は時刻変更になっている)の宇和島行きがあるので、これに乗車する。
 きついカーブが連続する区間をトロトロと列車は走り 14:39 宇和島に到着。宇和島駅は立て替え工事の真っ最中で、仮駅舎での営業であった。一端改札口を出るが14:54発の「宇和海16号」を待つ乗客が改札前に列を作っており、行列の一番後ろは駅舎の外に出て並んでいた。随分と狭い仮駅である。
 14:43、「宇和海11号」が到着。この列車が折り返し「宇和海16号」になる。駅舎の外にまで並んでいたので、すごい数の乗客がいるように感じたが、4両編成だったので窓際席に座ることが出来た。2000系のハイパワーの走りを堪能しながら 16:08 松山に定刻に到着。

道後温泉

1day Ticket

1日乗車券

otemati

路面電車と郊外電車の交差風景

 松山には路面電車が走っている。これから向かう道後温泉には路面電車の利用が便利である。路面電車の運賃は1回170円。お得な一日乗車券も460円で販売しているが、松山市駅や、大手町駅でないと入手できない。
 松山駅から300m程の距離にある伊予鉄道の大手町駅まで歩き、1日乗車券を入手する。大手町は普通鉄道の高浜線と路面電車が平面交差をする場所で、松山の観光ポイントである。(ホントか?)
 高浜線の電車が道路を横断するときは、遮断機がおり道路を防ぐ。その遮断機の前で路面電車が、踏切で電車の通過を待つという光景が見られるのである。ちょうど高浜線の上下列車が通過し、路面電車が上下線とも踏切で止まっていた。らっきぃ〜(^^)v

 さて、大手町から道後温泉に行くには5系統利用が便利だが、私が素直にそのルートを行くわけがなく、反対方向の環状線電車に乗って、松山駅前、古町、高砂町を経由、上一万で乗り換えて道後温泉に向かった。相変わらず物好きである。

Dogo Spring St.

道後温泉駅

 道後温泉駅に到着したのは5時少し前であった。ちょうど放生園のからくり時計が作動する時間で観客が多数いる。観客に混じって見物しているとほどなく、からくりがスタート。中から、夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくる坊ちゃん、赤シャツ、マドンナ、うらなり、タヌキ等のキャラクターが踊る御当地にふさわしいからくり時計であった。なかなかよい。
 商店街の中を通り抜け、道後温泉本館に向かう。夕食前の良い時間帯だからであろう。結構混雑していた。300円払って階下の「神の湯」に浸かる。日頃、足を延ばして入る風呂はなかなか利用できないので気持ちがよい。
 さっぱりとした気分で、道後温泉をあとにする。商店街を冷やかし、大好物の「栗タルト」を購入する。ついでに「梅錦」も購入した。
 既に18時を過ぎ、「なんごく25号」の発車時刻も迫っているのだが、松山市駅前に寄り道したため、松山駅に戻ったのは発車10分前を切っていた。慌てて駅に隣接したコンビニで弁当を購入し、バスに駆け込む。「なんごく25号」は高知行きの最終便であるが、乗客はわずか10人程度であった。

Clock

からくり時計

Honkan

道後温泉本館

なんごく号/ML高知
 日の暮れた、国道33号線を快調に飛ばす。私は、バスの中で弁当をほおばっていた。途中、久万高原、引地橋で各々5分程休憩を取り 22:10 頃、高知駅に到着した。早速、酒を求めて駅周辺をさまよったが自動販売機ぐらいしかない。
 22:30過ぎに、高松方面から今夜の宿となる「ムーンライト高知」が入線。早速2号車のカーペット車に乗り込む。某駅で「ムーンライト高知のカーペット車の切符下さい」と頼んだら、駅員が発券の仕方がわからなくて、四国まで電話して発券方法を確認。悪戦苦闘の末に入手した指定券である。結論から云えば、2号車を指定すれば、カーペット車なのであった。
 ということで、券面には「2号車2番D席」と印字されている。いかにも普通の座席っぽいのが笑える。
 カーペット車の内部は、カーペット部分を5つの区画に分割。それぞれに4人横になれるように、各区画に”ABCD”と付けられていた。何も指定しないと座席車から発売するようである、座席車のつもりで2号車の券を発券されたなら、実際乗車してビックリするだろう。
 早速、カーペットに寝ころびながら先ほど自動販売機で仕入れた酒を飲む。カーペット車は寝台と比較して値段が安いのが魅力的だが、毛布の丈が短かかったのが残念。
 乗客が少ないからか、車内の暖房の利きは悪いうえ、私の身長(176cm)では、普通に手足を伸ばすと毛布から足が飛び出すのですごく寒い。寒さを防ぐためには、エビのように丸まって寝るしかなかった。


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