第2日目:釜山上陸


1998年8月2日
乗車記録
列車名/路線名乗車駅 下車駅
ムーンライト九州  7:26博多
561A博多7:427:52博多南
1674A博多南8:128:22博多
103/Beatle II博多港10:0012:55釜山港
地下鉄中央洞  新平
地下鉄新平  老圃洞
地下鉄老圃洞  釜山駅
地下鉄釜山駅  南浦洞
地下鉄南浦洞  釜山駅


博多南線

Hakata St

0系が2本並ぶ博多駅


新幹線フルラインナップ

 「ムーンライト九州」は快調に走り、下関、門司で機関車の交換を行う。途中、古賀で後続の「さわやかライナー1号」道を譲り、定刻7:26博多に到着。昨夜の関西オフの余韻もあり眠いが、時間もあることなので久しぶりに博多南を往復する。
 オレカが使える新幹線乗車券券売機で博多南までの切符を購入。以前は一ノ関駅でも購入できたモノだが、新幹線の切符がオレカで購入できるのは、今では全国でもここくらいかもしれない。
 新幹線ホームに上がると、R編成とQ編成だが0系が2本並んでいる。昔は当たり前の光景だったけど、東京口ではまず見れないし、随分と貴重な光景である。
 この後、博多南行きの561Aが入線したので、瞬間的に3本の0系が並ぶ光景を見ることが出来たのであった。凄すぎる!!
 7:42に博多南行き1番電車561Aは博多駅を出発。沿線は住宅地が延々と続いている。JR西日本が始めた回送列車の営業運転が好調なのもうなずける。もう少し、本数が多いといいのだけどね。わずか10分で博多南に到着。
 隣接する博多総合車両所をみると、手前から100系、500系、0系、0系、300系、300系・・・(いずれも16両)とフルラインナップの豪華版であった。
 じっくり観察するため、折り返しの2812Aを見逃し、1674Aで博多に戻ったのであった(^^;; 博多には8:22到着。
 そろそろ、博多港へ向かわなければならない。まず、交通センターに行ったが、博多港行きのバスは福岡銀行前からの出発であった。あわてて移動。ちょうど、8:44の便があり(初便だった)国際ターミナル前まで行くので都合がよい。およそ15分で博多港国際フェリーターミナルに到着。地下鉄だと最寄りは呉服町で、徒歩30分くらいだと思われるが、荷物を抱えて歩く気はしない。

ビートル2世

Beetle 2

雨の釜山港に到着したビートル2世

 博多港国際フェリーターミナルは真新しい建物であった。搭乗手続きをする乗客の姿もなくガランとしていた。1階のビートルのカウンターで搭乗手続きを行い、2階の出国審査へ向かう。出国審査は荷物チェックやボディチェックも無し。国際航路なのだが国内の船便に乗船するようだ。えらくあっさりした出国であった。
 ということで、待合室でしばらく待機。搭乗カウンターで「今日は団体が入り、禁煙席がない」と言われ憤慨していたのだが、その団体御一行は、小学生の「少年少女の船」御一行であった。彼(女)らは喫煙席には座れない。
 博多−釜山間の高速航路は韓国鉄道省の「ビートル1世」(元はJR九州籍で博多港−オランダ村間で活躍)とJR九州の「ビートル2世」の2隻体制で運行している。「今日の船は〜?」とのぞき込めば、JR九州の「ビートル2世」であった。日韓航路での活躍は先輩格の船である。
 9:30過ぎに乗船案内があり、ビートル2世に乗船する。乗客のほとんどが、小学生の団体で、一般の乗客は20人程度。団体がいなかったら悲惨な状態だったね。
 指定された2階席は窓際ではなかったが、晴れているし眺めは上々。ビートルに乗船する場合は2階席に限ります。でも、2階席の後部は喫煙席なのが、惜しい!!。
 乗船があっさり終わったため、定刻より10分も早く出航する。博多港を出るまでは20km/h程度でゆっくりと走行していたが、港を出るとスビードをあげ、コンスタントに70〜80km/hの速度で飛ばす。高速走行するために船体を浮かせ、水の抵抗を小さくし、”みずすまし”のように波を切って走行するのだが、思っていた以上に揺れも小さく、快適であり、飛行機が水平飛行をして飛んでいるのと同じ感じである。飛行機と違うのは、フリースペースが多いので、船内を自由に廻ることができる。
 船内には小さいが売店や免税店があり、国際航路として機能している。また、JR九州の航路らしく”ビートルレディ”というのかな?が乗務しており、華やかである。
 免税店ではビートルグッツも売っているが、Tシャツや帽子、ネクタイピン程度しかなかった。しかし新幹線車内で購入すると350円のコーヒーが100円と安い。
 350mlの缶ビールも免税のため150円であったが、午後の行程もあることだし、やめておく。
 博多港出航後、約1時間。左手に対馬が霞んで見えた。気分はすっかり韓国なのだが、まだ日本近海なのね(^^; 日本も考え様によっては広い。
 12時30分になると、釜山の町並みが視界に飛び込んできて、ビートルも速度を20キロ程度に落とし、ゆっくり走行する。釜山の町並みは日本の風景に似ていて、どうも海外に来たという気がしない。
 13時頃、釜山港に到着。下船と同時に激しい雨が襲う。船とターミナルビルを結ぶタラップのあちこちから雨漏りがしている。こんな安普請のターミナルだなんて・・・と思ったが、この後、韓国は大雨で災害に直面したのであった。想定外の大雨が降ったために起こった出来事のようではある。
 乗客のほとんどが、小学生の団体なので彼らの前に出て、入国審査はあっさりと終了。早速、日本円をウォンに両替。1Wあたり、0.12円であった。8万円ほどを両替したら約66万Wになり、財布がぶあつくなる。なんだか、金持ちになった気分である。

釜山(プサン)

Subway
釜山の地下鉄 新平駅にて

券売機
地下鉄の券売機
切符の選択が先です(^^;;

釜山駅
釜山駅出発コンコースからながめ

 一時、土砂降り状態だった雨が弱くなったので、最寄りの地下鉄中央洞(チュンアンドン)駅まで歩く。フェリーターミナルの出口付近は、道路が冠水していて往生した。なんと、排水の悪い道なのか・・・。すっかり靴の中が濡れながらも、中央洞駅にたどりつき、地下鉄乗りつぶしを始める。
 といっても、釜山の地下鉄は1本なので、比較的楽である。
 自動券売機で購入しようとしたが、紙幣を受け付ける券売機はなかったので、窓口で新平(シンピョン)までの切符をもとめる。自動改札機は回転式のバーを回しながら進むタイプである。この自動改札はちょいと優れもので、定期券所有者は、定期券を読み取り口に接触させるだけで通ることが出来るICチケットであるようだ。日本での実用化はまだだが韓国ではすでに実用化されているのである。
 ホームに降りると島式ホームで、待つこともなく新平行きが到着する。地上の車と同様に、地下鉄は右側通行で、ちょっと感覚が戸惑う。
 約24分で新平に到着。新平には車両基地があるらしく、高架の対面ホームの構造であった。一旦改札口をでる。この駅は、JR九州の宮崎駅のようにホームごとの改札方式を採用している。この駅に限らず、韓国の地下鉄の駅の多くは、対面ホームの場合、ホーム毎に改札が別なので、乗車の時には方向を間違えないように、注意する必要がある。
 乗り過ごした場合も同様(^^;; 折り返し電車に乗って戻るということが出来ない!!。
 駅周辺の見学をしようとしたが、また激しい雨が降りだしたようで、一歩も外にでられない。少し、駅舎を眺めただけで、地下コンコースに戻るが、あちこちから雨漏りしていた。
 あまりの激しい雨に駅周辺の探索はあきらめて、老圃洞(ノポドン)へむかう。今度は、券売機で購入すべく、券売機にコインを投入したが、戻ってきてしまう。3回ほどやって、”先に購入する区間を選択する”ことに気がつき、やっと購入することが出来た。最近、JR東日本の駅でも出てきたが先に、行き先を押してからお金を投入するのは世界の常識だと考えてよいようだ。(ドイツや台湾もそうであった)
 新平から70分程かかって、老圃洞に到着。幸いなことに雨は止んでいたので、少し駅周辺を歩く。近くで、青空市をやっており、いろいろな野菜(薬?)を販売している。しかし、高麗人参の匂いのきついこと・・・。
 駅周辺をぐるりと回って、また地下鉄で釜山駅(プサンヨク)へ向かう。ガイドブックに掲載されていたホテルのロビーで宿泊の交渉を開始。日本語が問題なく通じるのは嬉しい。
 1泊48,000W(約5,800円)で交渉成立。一旦部屋に荷物を置いた後、釜山駅で時刻表と明日乗車する予定の「トンイル号」の乗車券、入場券(イプチャンクォン)を入手する。
 釜山駅の改札はホーム毎の改札で、出発コンコースは、待合室として一般に解放されている。窓もなく、日差しが差し込むので、構内の列車を眺めるのには絶好のポイントである。ボーっと一日中列車を眺めるのもいいかもなぁ。
 とはいっても、夕食の時間が近づいてきたので、南浦洞(ナポドン)へ出かける。その前に、龍頭山公園(ヨンドゥサン・コンウォン)に登って釜山の街を眺めるが、あいにくの天気で、ガスってよく見えないし、小雨も落ちてくる。この天気じゃタワーに登ってもしょうがないので、韓国粥専門店で夕食を取り、ホテルに戻った。
 こうして、韓国1日目の夜は更けていった。


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