第8日目:北九州お散歩


1998年8月5日

乗車記録
列車名/路線名乗車駅 下車駅
関釜フェリー「はまゆう」  8:30頃下関港
5227M下関8:539:07小倉
北九州高速鉄道小倉  企救丘
北九州高速鉄道企救丘  香春口・三萩野
 南小倉  西小倉
ひかり126号小倉16:1222:14東京


関釜フェリー

皿倉山

皿倉山と北九州工業地帯

 夕べは、免税価格の自動販売機で150円の缶ビールをしこたま飲んで寝た。ふと目が覚めると船が停船している。時計を見ると午前3時を過ぎたところ。寝ている人を起こさないように、デッキへ移動。近くに島影が見える。船内の航海図で確認すると山口県下関に位置する蓋井島のようである
 このまま、進行しても下関港の入国審査所が開いていないので、時間調整のための停船である。目の前に日本の大地が見えながら、すぐに上陸できないのはもどかしい
 もともと、釜山−下関間の航路はフェリーで8時間ですむのだが、両国の入出国審査の職員の勤務の都合上、14時間30分で走行する。余裕時間6時間30分だからなぁ。もっとも、このうち1時間は釜山港で潰している(^^;;
 はやる気持ちを抑えつつ、携帯電話の電源を入れてみると、海の上ながら3本のアンテナがきちんと立つ(^^)
 「これはすごい」と思い、早速旅行中に携帯していたモバイルギアで、帰国メッセージを書き込む。これで、はやる気持ちを抑えつつ、もう一度眠り直す。(スヤスヤ〜)
 夜も明け、6時から食堂が営業を開始。船内にも朝の気配が漂うが、船はまだ動かない
 7時を過ぎて、ようやく船が動き出した。しばらく走行すると、右手に北九州市のシンボル皿倉山が見える。幼少の頃から親しんだ風景だけに感慨深い。今日の予定では久しぶりに懐かしい北九州市を散歩する予定である
 日明港、小倉の市街地を眺めつつ8時過ぎ、下関港に入港。京都の謎の団体客が先に下船。続いて一般乗客の下船となる
 いの一番で下船したので帰国審査もスムーズに完了。速攻で、下関駅へ向かおうと思ったが、出口が見あたらない
 他の乗客もウロウロしていたが、やっと出口が判明。なんと、目の前にあった。パッと見には、倉庫の入口にしか見えない。せめて「出口」の表記をして欲しいよなぁ
 下関駅まで約5分。蒸し暑い中、すっかり膨れ上がった荷物を担ぎ歩く。駅へ向かって歩いている途中に下関駅にブルートレインが入線。時間帯からして「はやぶさ」のようだ

北九州お散歩

Monorail

北九州モノレール

 8:53発の宇佐行きで小倉に移動。駅前の小倉中央郵便局によって、お土産を郵送し、コインロッカーに荷物を預け、身軽になる。1週間分のパソコン通信のログを一気にダウンロードしたあと、10:30発の北九州モノレールに乗車し企救丘へ向かう
 企救丘では、駅周辺の北九州交通科学館に寄る。目玉はモノレール関連の展示物だが、人気が無く随分と寂しい。また展示物も鉄分が濃くなくつまらない
 早々に退散し、モノレールで香春口・三萩野へ。バスに乗り換え、昔住んでいた高見へ行ってみる。昔住んでいた家は跡形もなく、再開発工事の真っ最中であった。周りの様相も随分と変わって、全体的に活気が失われたようである

 バスで南小倉駅に戻り、JRで西小倉へ。8月4日に小倉城の脇に開館したばかりの「松本清張記念館」を見学。入館料は500円。落ち着いた雰囲気で、清張の文学の世界に触れることができて、なかなかよかった
 中でも、東京の清張の自宅の書斎、書庫、応接室が再現され、3万冊に及ぶ蔵書が貯蔵されているのには感嘆した。それにしても凄い量の蔵書である
 記念館を出ると、灼熱の暑さ。となりの広場ではフリーマーケットが行われていた

 勝山公園に保存されている「EF30-1号機」に久しぶりに会いに行くことも考えたが、いつの間にか、紫川を渡ってしまった。仕方ないので、魚町銀天街に出てアーケード街を歩く。予備校時代は毎日のように通っただけに非常に懐かしい。
 途中、ゲームセンターを見つけたので、のぞいてみると、「電車でGO2」と「電車でGO(初代)」並んで置いてあった。今時、「電車でGO」の筐体が元気に動いているのは珍しい。しかもプレイ料金は200円である
 久しぶりに、やってみるが腕前は落ちていた(爆)

ひかり126号

100系

小倉駅を発車する100系

 小倉駅に戻り、新幹線上りホームにあがる。500系「のぞみ24号」を見送ったあと、16:12発の100系X編成使用の「ひかり126号」に乗車する。もともと、日韓共同切符は「ひかり」にしか乗車できないので、どうせならと食堂車つきの編成にしたのであった。100系X編成は、この年の10月3日ダイヤ改正で「ひかり」運用から離脱し「こだま」での運用となり、食堂車は営業休止になってしまった
 このあと、JR西日本のV編成「グランドひかり」が東京−博多間を4往復で食堂車の営業を行っていたが、これも2000年3月のダイヤ改正で廃止されてしまったのである

 お盆ラッシュの時期が始まる頃であるが、「ひかり126号」は東京へ向かう列車なので、空いていた。小郡、小倉、広島と停車しながら東進する
 福山を発車したあと、待望の食堂車へ向かう。車内も空いていたが、食堂車も空いていて余裕で座れた。早速、ビールを注文し、一杯飲みながら流れ去る景色を眺める。2階席で展望がいいのでビールも美味しい。このような情景が無くなるとは何とも寂しいモノである
 つづいて、フライ定食を頼む。食べ終わるとデザートが食べたくなったので、洋なしケーキも注文
 この洋なしケーキは結構いける。突然、雨が激しく降ってきて岡山に到着。山陰方面は大雨のようで、車内放送によると伯備線に運転抑止がかかっていると案内があった

  食堂車はこれで引き上げるが、1階のビュフェで缶ビールとおつまみを購入し、自分の席で飲み続けることにする。だんだん闇にくるまれて、新大阪に到着。ネオンがまぶしい
 京都、名古屋、新横浜と停車するが、帰省客の流れと逆方向なので車内は終始空いていた
 品川付近を22:07ごろ通過。「サンライズ出雲/瀬戸」とすれ違えるかなと期待したが、すでに通り抜けたあとであった
22:14定刻に東京駅16番線に到着。ソウルから36時間強かけて東京駅に到着。飛行機だとわずか2時間の距離なのだが、陸路は遠いねぇ(^^;;
 でも、そんな時間を感じさせないほど、ゆったりとした旅であった。こんな気分は飛行機では味わえない

 長かった韓国旅行はようやく終わりである。今回の旅行では、韓国の鉄道の1/3程度しか乗っていないので、手がつけられなかった南西部にもまた行ってみたいと思っている・・・


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