デイタイムランニングランプ取り付け
- 下準備 電源の確保
今回購入したデイタイムランニングランプは、楽天市場のカルソニックで入手した、
GEE点灯(70Hzで点滅)のコンパクトタイプ(車検対応)。説明書によると、赤コードを
ACC電源に、黒コードをアース又はヘッドライトに繋ぐ(ヘッドライト点灯時、デイタイムを
消灯させる場合は黒コードをヘッドライトに繋ぐ)となっていた。詳しい回路はわからず、
何となく黒コードをヘッドライトに繋ぐとデイタイムランプ点灯時もヘッドライトへ電流が
流れそうなので、車幅灯点灯時にはデイタイムランプを消灯するように、B接点リレー
(信号が入ると接点が切れる)を使用することにする。リレーはホームセンターのカー
用品売り場で購入したフジックス製のDC12V 20A A/B接点両用のタイプである。
ACC電源がエンジンルームヒューズボックスの何処で取れるかわからず、手っ取り早く
コンソールボックス内のアクセサリ電源から取ることにした(デイタイムランプは2W、
0.2A程度なので問題なしと判断)。しかし、アクセサリ電源は既にカーモニ500にて
塞がっており、そこでホームセンターで購入した、3連ソケットを使って分岐することに
した。
Photo1:購入したデイタイムランプ
購入した3連ソケットは10Aのヒューズ入りで、ケーブル長が約1mあったが、コンソール
ボックス内に3連ソケットを取り付けるつもりだったので、ケーブルを約20cmに切断し
ギボシ端子で繋いだ。また、デイタイムランプ用の電源として、+12V側、アース側共に
分岐し、先端にギボシ端子を取り付けた。この時ギボシ端子は、+側にメス(ゴムの
カバーで端子が覆われる)、アース側にオスを取り付けるのが鉄則である(ショート防止
のため)。あとは、この3連ソケットからの分岐をエンジンルームへ引き込めば、電源の
確保は可能である。
Photo2:3連ソケットの改造
Photo3:センターコンソールボックス内の3連ソケット
- リレー及びGEEコントローラの取り付け
今回購入したデイタイムランプは、GEE発光という70Hzで発光し、明るさを1.5倍にし、
ちらつきによって目立たせたタイプである。そのためGEEコントロールユニット及び新たに
追加したリレーをエンジンルーム内に取り付ける必要がある。しかしプリウスのエンジン
ルーム内には、余分な取付けネジが無く、結局リレーボックスを止める奥側のネジを
利用して、そこに金属製のステーを介して取り付けることにした。
Photo4:リレー及びGEEコントロールユニットの取り付け
- 本体の取り付け
デイタイムランプは、付属のブラケットにネジ止めし、ブラケットをバンパー下部のスリット
2段目に取り付けることにした。取り付けは、本体が軽いため両面テープにて取り付け、
本体下部にゴムシートを折り曲げて入れることにより、両面テープの密着性を増した。
配線は、本体左右を繋ぐ線を取り付け位置に合わせて折り曲げて括り、本体よりGEE
コントロールユニットへの配線も余分な分は折り曲げて括った。また、結束バンドにて
適宜バンパー下部スリットやボディと固定して、たるまないようにした。
リレー、GEEコントロールユニット、本体の取り付けが完了したら、車内より電源ケーブルを
エンジンルームに引き込み、リレーに電源ケーブルを取り付ければ、作業終了である。
車内からエンジンルームへのケーブル引き回しは、Aピラー(フロントピラー)根本より、
フェンダー内を這わせるつもりであったが、フェンダー部に樹脂製のカバーがあり、かなり
手こずった。結局細いピアノ線を使って突破口を見つけ、ピアノ線に電源ケーブルを巻き
付けて無事通すことができた。
配線が完了したら点灯を確認し、最後にエンジンルームフロントカバーを戻して作業は
完了した。
Photo5:デイタイムランプの点灯
Photo6:車幅灯に連動して消灯
- その後に発覚した問題
作業が終了したその夜、突然セキュリティーカーモニ500のリモコンに本体バッテリー切
れの警告が表示された。元々、本体の電源の保ちが悪かったが半日程度でバッテリーが
切れるのは、今まで無かった。そこで思い当たったのが、カーモニ500のバッテリーから
アクセサリ側へ電源が供給され、デイタイムランプが点くほどではないが、GEEコントロール
ユニットへの微弱電流の漏洩である。
対処方法として浮かんだのが
1.カーモニ500とデイタイムランプの電源を別にする。
2.カーモニ500の電源ケーブルにダイオードをかませて、電源の逆流を防止する。
3.カーモニ500の電源ケーブルにリレーをかませて、プリウスのアクセサリに電気が
流れないと、カーモニ500の電源系統が遮断されるようにする。
である。1は、インパネを外してオーディオのACC電源から分岐させることになるが、
インパネを外すのが面倒なので却下。2が一番電気的に素直な方法であり、2を前提に
ホームセンタに出かけるも、ダイオードを見つけることができず、結局3の方法で対応
することにした。そんなわけで、センターコンソールボックス内は、ETC、3連ソケット、
リレー、ケーブルが入り乱れる状態になってしまった。
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