フォグランプのバルブ交換方法


  1. アンダーカバーを外す
     バンパー下の運転席側、助手席側それぞれ2本のボルトを外す(写真1参照)。
    工具は、プラスドライバーまたは10mmのスパナを使用(ラチェットレンチがベスト)。

    写真1:助手席側のバンパー下

    アンダーカバーを後に引き、そして折り曲げながら下へめくる(写真2)。アンダー
    カバーは柔らかいため、下にめくることにより腕1本が入るスペースが出来る。


    写真2:アンダーカバーをめくる

    リフターがあれば別だけど、ここから先は、基本的には手探りの作業となる。

  2. バルブを外す
     まずバルブのコネクタを外す。HBタイプは、コネクタのレバーを押しながら引き抜く必要が
    ある(写真4)。また、作業は手探りとなるため、コネクタやレバー、バルブの位置を頭に入
    れておく必要がある(写真3)。


    写真3:バルブのコネクタ


    写真4:コネクタの形状

    コネクタを外したら、バルブを運転席側は反時計回りに(写真5)、助手席側は時計回りに
    (写真6)回して引き抜く。そして、傷を付けないようにして、バルブを外に出す。


    写真5:運転席側のバルブの回転方向


    写真6:助手席側のバルブの回転方向

  3. バルブを取り付ける
     バルブのガラス部分を傷つけないように慎重にバルブを入れる。この時車の正面から
    フォグランプのバルブが入る穴からバルブの先端を見つけると、バルブを入れやすい。そ
    してバルブを挿入したら、外した時とは逆に運転性側は時計回りに、助手席側は反時計
    回りに回す(写真5、6)。バルブを挿入する時は、バルブのコネクタが下からおよそ45度
    くらい中央側へ回転させて挿入し、回してコネクタが下向きになった時が正位置である。
    また、新しいバルブは、ゴムパッキンがしっかりしているため、多少の力が必要な場合が
    ある。そして、コネクタをカチッと音がするまで差し込む。

  4. アンダーカバーの取り付け
     フォグランプを点灯させ(写真7)、ちゃんと点灯するか確認する。点灯すれば問題ないの
    で、外した時とは逆の順序で、カバーを折り曲げながらバンパーの内側に潜り込ませる。そし
    て、外した2本のボルトを締める。点灯しない場合は、コネクタがちゃんと付いていない可能
    性があるので、確認する。


    写真7:アンダーカバーを戻す前に点灯を確認する
以上、作業自体はそれ程難しくはないけれど、手探りの作業が多くなるので、前もってコネクタの外し
方や バルブの回転方向を頭に入れておくと作業がはかどる。慣れれば、バルブの交換は片側10分
以内でできる作業である。

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