K氏のガーデニングダイアリー


June.27.2000 updated
Posted by a Weekend Gardener

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   ネット上のバラ談義  


 今年のキーワードをバラに決めた。そのきっかけになったのが、ネット上のバラ談義である。

 インターネット上で飛び交うガーデニング談義はとても役に立つ。土造りや草花を育てるときのトラブル解決、植物の入手方法まで、ありとあらゆる情報が手に入る。バラについてもそうだ。最近は専門誌より、育てる人たちの息づかいが聞こえるネット談義に誘われてしまう。


バラの花柄摘みで椅子の上はいっぱい

 特に九州でのゲストブックのやりとりが興味深い。
やがて毎日のようにのぞき込んで、ついに引き込まれた。
ここより一ヶ月ほど早い成長状況が手に取るようにわかるから、
季節の移ろいを時間を超えて実感できるのだ。
未来時間を先取りできる。これぞインターネットの醍醐味である。

 ひょんなことからメールをいただいた九州佐世保のオーナー・takasiさんのサイトDr.Matumoto's Worldを時々見ている。ここのゲストブックのやりとりがとても優しく、明るい。オーナーの人柄に惹かれたバラ好きの初心者からベテランまでが集う。通販や実際にフラワーショップまで出かけ、苗を購入する子細な情報がほぼリアルタイムで飛び交う。こちらはいながらにして、すぐにいっぱしの情報通になれる、というわけだ。

 どこから購入したのかも、それとなくわかる。苗の状態、品質も厳しく吟味されるのだから、とても参考になる。ということは逆にお店は厳しい選択にさらされる。

 このオーナーはバラ愛好家の専門サイトまで作り上げ、そこの管理人の一人になっている「先生」みたいな人。いわばヘッドガーデナーである。最近、自宅をぐるり一周できる、咲きこぼれるバラの散策コースを「発表」。仲間たちを感嘆させ、うらやましがらせた。

 ゲストブックに書き込む人のホームページも多彩でおおいに参考になる。好みの違いもある。バラへの思いが伝わってくる。あきないのだ。不定期の巡回観察コースになってしまった。

 いま、各地のガーデニング談義には専門家も加わり、充実ぶりはすごい。初心者からベテランまで、庭の大小問わず、ベランダ園芸まで幅広い参加型サイトが増加している。何度目かのガーデニングブーム到来の中、今回は本格的に根付きそうな予感がする。だとしたら、その原動力はネット談義の魅力とそのパワーだろう。



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