カナダ旅行記2001


新婚旅行に続き、2001年6月にAtlantic Canadaと言われるPrince Edward IslandとNova Scotiaに行ってきました。

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月 日
フライト・宿泊地など
主な行き先
2001年6月6日
成田-T2 1915 AC002 Toronto-T1
Hiliday Inn Select Toronto Airport 泊

6月7日
Toronto-T2 08:45 AC3940 Halifax
Hertzレンタカー GM Cavalier
Holiday Inn Express Hotel & Suites Charlottetown 泊
Confederation Bridge経由
6月8日
Shining Waters Country Inn & Cottages 泊 Charlottetown
East Point
6月9日
Shining Waters Country Inn & Cottages 泊
モンゴメリー生家
モンゴメリー記念博物館
6月10日
Best Western Mic Mac Hotel 泊
Confederation Bridge経由
6月11日
Best Western Mic Mac Hotel 泊 Lunenburg
Old Town Clock
Halifax Citadel
6月12日
Halifax 11:00 AC3979 Toronto-T2
Toronto-T1 13:25 AC001

6月13日
16:26 成田T-2(予定より31分遅れ)


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Halifaxより陸路PEIへ

 前回の新婚旅行同様、Air CanadaでTorontoへ入り、飛行機遅延時の対応とと時差ボケ解消を目的に空港付近に宿泊しました。
 Torontoまでで前回との大きな違いは、
  1. 成田発が時間どおりだった
  2. 旅行のオフシーズンとあって機内がものすごく空いていた
  3. シャトルバス乗り場を覚えていたので、きわめてスムーズにホテル入りできた
 と いったことですが、あまりにスムーズにホテル入りしてしまったため、ホテルでは暇を持て余してしまいました。
 今回分かったことですが、空港のあるところはToronto市ではなく、別の市なので、GricなどでTorontoへネット接続すると市外電話料金を取られてしまいます。しかも、今回は接続が上手く行かなく何度も接続しては切っていたので、無駄に電話代を使ってしまいました。

 TorontoからHalifaxへの空路は余り覚えていませんが、あっという間に着いた気がします。
 Halifaxの空港は変な作りになっていて、到着ロビーに降りる階段が異様に急でした。その階段を下りるとレンタカー会社のカウンターがあり、ここで車を借りました。どこに泊まるのか聞かれたのでCharlottetownと答えたのですが、カウンターの女性にはHalifax市内のホテルのように聞こえたようで、市内までの道のりを詳しく教えてくれました。

 PEIへはConfederation Bridge経由で入りましたが、道路はわかりやすく、どちらかというと単純です。そういうことよりも、森の中を走るという単調な景色が続くことと、いくら走ってもなかなかNova Scociaを出ないという事に対する嫌気の方が大きくあります。Halifaxから300km近く走るのだから、なかなか着かないのは当たり前といえばそうなのですが。

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PEI

 Confedaratiion BridgeのPEI側(Borden-Carlton)には、土産物屋やレストラン、観光案内所などがあります。いろんな店が集約されている、という感じですので是非お立ち寄りあれ。

 最初に泊まったのは、Holiday Inn Express Hotel & Suites。Trans Canada Highway沿いにあるので、車で移動するには便利ですが、中心街へは歩いていける距離にはないので注意が必要。部屋はかなり広く、リゾートホテルと言う感じ。
 宿泊客は、ビジネスと観光と半々という感じですが、日本人はいませんでした。日本人は、市街地の高級ホテルに泊まるので、こういうちょっと郊外でスタンダードクラスのホテルは敬遠するのでしょうか。
 近くにTim Hortonsがあります(徒歩3分)が、ホテルの朝食はTim Hortonsのメニューを出してくれる(しかもただ!)ので、夕食や夜食をTim Hortonsに取りに行かない方がよいでしょう。

 Charlottetownでは、ロブスターを食べたのですが、ちょっと失敗しました。この店は、地元のガイドブックにも広告を出している店なので安心して行ったのですが、日本語のメニューがあった時点で失敗だと思いました。高いんです。日本円で1人5,000円近くしました。ホテルで地元の人が行くような廉価な所を聞いて行くべきでした。
 Charlottetownは小さな街ですが、とてもチャーミングな所です。ちょっとヨーロッパの薫りがします。どことどこほ見に行く、みたいな旅には向きませんが、手配旅行でのんびり行くには良い目的地だと思います(ただし、レンタカーは必須です)。

 車がある、というのは非常に便利で、前回の新婚旅行の時には行けなかったPEI東部の方をくまなく回ることが出来ました。フェリーの着くWood Islandsや地図にもハッキリ書かれていない赤土の道にも行くことが出来ました。でも何と言っても良かったのは、East Point(前年にNorth Pointに行ったので両端を制覇!)、それと湾岸の景色が美しいSt.Petersでした。

 Carlottetownの次はCavedishに2泊しました。
 前回と違って今回はShining Waters Country Inn & Cottages。Innの方を希望していたのですが、満室と言うことでコテージとなりました。コテージも大小あるのですが、繁忙期前でリニューアル工事をしていたためか、5〜6人が宿泊できる大きめのコテージを割り当ててくれました。
 コテージで困ったのが、調味料。電熱線グリル、冷蔵庫、食器、調理器具と塩、胡椒は備え付けてあるのですが、これだけだから味付けには苦労しました。それと、スーパーで売っているパンやピザなどは、長期滞在or大人数には十分なのですが、2人で2泊には多すぎで、食料選びには困りました。玉子やジャガイモなどはバラ売りしていたので助かりました。

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Nova Scotia

 Nova Scotiaというと日本人はあまり観光には来ないようです。Halifax International AirportもCharlottetownへの乗り継ぎ空港位の認識しかないかも知れません。
 北米大陸の英仏覇権争いが激しかったのがNova Scotiaであり、アメリカ合衆国独立後は、英領であったカナダを合衆国からの侵略の脅威にさらされていた所です。
 時間や体力の都合もありましたので、訪れたのはHalifaxとLunenburgのみでした。なお、宿泊はHalifaxの対岸の街、Dartmouthに取りました。

Halifax
 いわゆる見所はCitadelから海側に集中しているので、さほど苦労はありません。私の行った所では、小樽に近い感じでしたが、Citadelから海側へはかなりの坂(小樽の比ではない)になっているのには驚きました。
 お薦めはやはりCitadelです。中にある資料館で歴史にふれ、また、中のカフェでちょっとお茶をして、そしてCitadelの上から市街地と海を見渡すと、一時間くらいは余裕で時間が過ぎます。中にいる衛兵達を見ていても飽きません。
 観光客が集中する所以外は、アパートの多い静かな街、という感じで、もし私が移住するのであれば、あまり違和感を持たずに住めるかも知れません。

Lunenburg
 世界遺産ということで期待していったのですが、坂の多い小さな漁村でした。Bluenose Uにも思い入れのない私にとってはあんまり…でした。途中に立ち寄った街(Peggy's Coveではありません)の、教会が海に面していた風景の方が私は好きでした。でも、小粋なB&Bに泊まってのんびりするにはLunenburgは良いかも知れません。

 実はPeggy's Coveに行こうとしたのですが、私の体の調子が良くなくて、Lunenburgからの帰りはHighwayを真っ直ぐにHalifaxへ向かってしまいました。Lunenburgがちょっとガッカリだっただけに、少し無理してでも立ち寄って、灯台の郵便局から葉書を出せば良かったと後悔しています。
 この他に、英仏の植民地争いの悲劇の地であるAnnapolis RoyalやGrand Preも行きたかったのですが、前述のとおり断念しました。

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最後に

 カナダ東部というとPEI、しかもアンの関係だけが日本では有名ですが、歴史的にも自然としても見所が多く、カナダ人やアメリカ人がバカンスに訪れているという事実もうなずけました。BanffやNiagaraのように、変に観光地化しないで、いまのままの素朴さがずっと残っていてほしいと思います。そのためには、非常に残念ですが、この地の魅力が日本人に知られないことが一番なのかも知れません…。

 次のカナダは、Newfoundlandに行ってみたいけれど、列車でVancouverからJasperに入りCalgaryまで行くとか、Waterton Lakeに行くのもいいし、Winnipegにも、TorontoにもQuebecにも行きたいし…う〜ん一つに絞るのは難しい。

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