法師温泉・秋山郷 その2 2002/04/14 |
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R117〜R405 R353を抜け、R117を走る。随分と整備された道だ。さすが新潟、道は良いなあ。 大割野交差点でR405へ入る。この道をひたすら南へ真っ直ぐ行くと秋山郷だ。 このR405は最初は田圃の中を走る道で、秋山郷の山奥の辺境の地のイメージがないが、次第に道が狭くなり、ヘアピンカーブが突然出現して、山道に変わっていった。 |
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記念撮影 さらにR405を南下すると、中津川を挟んでいた山並みがどんどん接近してきて、ついには道路が山の斜面にへばりついて走るようになる。残念ながら新緑までもまだ早いといった段階で、枯れ木ばっかりだが、それでも山々に挟まれた渓谷の中を走るのは楽しい。 どこかで写真一枚撮ろうかと思っていると、ライダーが一人、セルフタイマーで写真を撮ろうとしていた。手を挙げてそのライダーの元に行き、「写真撮ってあげましょうか?」と声をかけた。勿論、そのあとこっちも撮ってもらうのだ。目論見はうまくいき、お互いに一枚ずつ写真を撮りあった。 「どちらまで行かれるんですか?」 と訊かれたので、 「このまま真っ直ぐいって、温泉でも入ろうかと」 と答えると、 「私入ってきたんですけど、良かったんですよ〜〜」 との答え。温泉への期待が膨らむ。 「ここって、更に進むと志賀高原まで抜けますよね?」 と訊いてみると、 「私もそれを狙っていたんですけど、まだ冬季閉鎖みたいですね。4/27に開通だそうです。それでも5月前に開通は早いみたいですけどね。」 との答えだった。残念。雑魚川林道は使えないか。
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秋山郷 いよいよ道が狭く、曲がりくねってきた。ガードレールは今はない。かつてガードレール代わりにワイヤーを張っていた形跡は残っているが、そのワイヤーも今はなく、支柱だけが残っている。一つミスすると、崖下の中津川に転落だ。 それにしても秋山郷、アクセスが悪い。さすがに平家落人の里である。それで、へいけ茶屋という名前の土産物店兼食堂がある。ここで昼食をとることにする。ここまで予想以上に時間がかかり2時近くなっての昼食だった。 この店はツーリングマップルにも紹介されており、山菜岩魚定食がおすすめとなっていたので、それを注文。しかし、岩魚はややしけていて、あらかじめ焼いた物を暖め直したような感じ。やや期待はずれ。岩魚狙いなら、単品の串焼きを狙った方が、たき火の所で焼いている焼きたてを食べることができて良いだろう。山菜は旨かった。 |
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秋山郷温泉保養センター「雄川閣」 へいけ茶屋を出て、曲がりくねった道を更に進む。 秋山郷ってのは、ぽつぽつと小さい集落が点在していて、どこが中心ってのが無いようだ。このあたりは集落毎に温泉があるような感じだが、どの温泉にはいるかは決めていなかった。結局秋山郷の一番奥の切明集落にある秋山郷温泉保養センターに入ることにした。 R405とは栃川温泉方面と和山温泉・切明温泉の分岐で別れて、県道を走るが、この道は落石が多く、さらに「ついこの前まで土で埋まっていました」といった感じの土砂崩れの跡が残っていたりで、慎重に走る必要がある。 秋山郷温泉保養センターは外観は良くある自治体運営の日帰り温泉施設といった趣で、結構新しい感じの建物だった。とはいっても築10年以上は経っているようだが。 中に入って料金を払う。なんと300円。安い。これで露天風呂と内風呂に入ることができる。当然別料金だが、宿泊も可能のようだ。 階段を下りていき、浴室に入る。内風呂はわかった。露天風呂はどこかと窓の外を見ると、建物から外に出て階段を下って、かなり離れた河原に混浴の露天風呂がポツンとあった。 露天風呂の中には若い男性と老夫婦が入っていた。着替えはどうするんだと思っていたら、若い男性が露天風呂から上がって、裸で階段を上がってこっちに向かってきた。ということは、着替えは内風呂の隣にある更衣室で服を脱いで、そのまま露天風呂までサンダル履いて歩いていくようだ。露天風呂の横には更衣室らしき小屋があるのに、みんな裸で歩いていっている。ワイルドだ。 さっそく裸になって、露天風呂に入りに行く。丁度老夫婦が上がってきたところだ。露天風呂の中には・・・やった!若い女の子がいる!しかも2人! そっと湯船に入って、ちらりと女の子の方を見ると、どうも一人は男らしい。茶髪ロンゲだからわかんないよ。つまり、私はアベックが風呂でまったりしているところに入ってきた邪魔者になってしまったわけだ。 こんなところに長く居たくないが、このアベック、勝ち誇ったように長湯しやがる。私も先に上がったのでは負け犬になるようで、彼等が出て行くまで浸かっている覚悟だった。結局アベックが先に上がり、私一人になった。やったぜ露天風呂独り占めだ。湯温がぬるめだから、もっともっと長湯してやる。 ここ切明温泉はこの河原を掘り起こすと温泉がわき出るそうだ。しばらく露天風呂に浸かっていて外の景色を見ていると、実際に河原を掘り起こしてマイ露天風呂を作ろうとしている人が現れた。当然周りに遮る物がないので裸丸見えなわけだが、人があまり居ない地区なので問題ないんだろう。 露天風呂から上がり、内風呂で体を洗う。湯温がかなり熱い湯船に浸かり汗をかいたので、ロビーで汗が引くのを待った。 ロビーにいた女の子がとっさに私から目をそらしたので、何かと思ったら、さっきのアベックの子だった。こっちだって気まずいんだから。 |
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帰途 秋山温泉保養センターを出ると、猿が居た。こっちを警戒しているが、襲ってくるような様子もないので、写真を撮った。 この時点で4時を少し超えたところ。雑魚川林道が使えないとなると、来た道をそのまま帰ることになるので、できるだけ明るい内にカーブだらけのR353は越えておきたい。ということで寄り道無しで帰ることにする。 R353を越えてR17に戻った頃には既に薄暗かった。塩沢石打インターから関越に乗り、そのまま家まで帰った。 総走行距離470キロのかなり長いツーリングだった。 |
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