西伊豆スカイライン〜雲見温泉赤井浜露天風呂 2002/08/25 |
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出発前〜東名 ずいぶん長いことバイクを動かしていない。もう1ヶ月以上動かしていない。実際,1週間前の夜にエンジンをかけてみたら,セルは回るがエンジンは動かなかった。 今日は天気はやや微妙だが,こういう日にツーリングに出ないと完全にバッテリーが上がってしまう。朝10時,エンジンをかけると一発でかかるが,すぐエンスト。2回目。またかかるがアイドリングが弱々しい。スロットルを開けて回転を上げる。チョークレバーを動かしてみるが動かない。どうもワイヤーが固着してしまっているらしい。これは交換だな。なんとかアイドリングを安定させて発進できる状態にする。 今日は久々の伊豆に行くことにする。考えてみたら去年の10月の熱川温泉以来だ。今まで走れていない西伊豆スカイラインを走ってみよう。そして,今まで2回入りに行って入れていない雲見温泉の無料露天風呂「赤井浜露天風呂」に入ってみよう。 出発10時半。環八の渋滞も予想の範囲内,1時間後,東名に乗り伊豆へ向かってGo!
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沼津〜戸田峠 東名高速を沼津インターで降り,沼津市街地を走る。目の前に右翼の街宣車が現れ,「海ゆかば」を大音量で鳴らしながら走り始めた。視界は遮られるし,うるさいしで最悪。10分ほど一緒に走り,車線が広がったところでようやく抜けた。 R414を沼津マリーナ方面に走る。結構渋滞していて,あまり快適ではない。それでも県道17号線に入り,淡島を過ぎると流れが良くなり,自分のペースで走ることができた。 古宇から県道127号線に入り戸田峠方面に向かう。この道は1車線の狭路と2車線の整備された道が交互に現れる不思議な道だった。眺望は余りよくないが,結構面白いワインディングで楽しめた。 途中から沼津市から戸田村になり,戸田港から登ってきた県道18号線に合流する。県道18号線は結構道幅の広い高速ワインディング。少し走ると戸田峠に到着。 戸田峠には駐車スペースがあり,何台かの車が止まっていた。ここからの眺望は本来は良いはずなんだが,この日はガスがかかってしまっていて今一つだった。
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県道127号線(達磨山西浦線)
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西伊豆スカイライン 戸田峠から少し走り,再び県道127号線単独区間に入る。この先達磨山があり,その先が西伊豆スカイラインだ。 西伊豆スカイラインは名前の通り尾根を走っていて,視界を遮る木も少なく眺望は良さそうなのだが,今日は生憎ガスがかかり,遠くまで見通せなかった。刺激のある急カーブは少ないが,のんびり走るには適している道だと思った。 それにしても車が居ない。前にも居なければすれ違いもしない。この日は夏休み中だし,休日だ。雨だって降っていない。こんなに条件が良くてもこんなに人が少ないということは,この道路かなり厳しいんじゃないか? 西伊豆スカイラインを走りきり,土肥峠に到着した。この先仁科峠に向けて県道411号線を走る。
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西伊豆スカイライン |
県道411号線〜県道410号線 正直言って寂しい。全然車が居ないうえに薄暗い。 県道411号線は結構整備された道で,ちょっと退屈してしまうくらいスイスイ走れてしまう。 仁科峠にはあっという間に到着した。ここでようやく数台のバイクと無線をやっている車に出会えた。 相変わらずガスがかかっているが,ちょっと明るくなった。おそらく平地では結構晴れているだろう。しかし眺望は利かない。ツーリングマップルには「駿河湾の展望が抜群」と書かれているが,それはちょっと。 仁科峠を後にし,県道410号線に入る。この道は結構きついヘアピンカーブが連続する気の抜けない道だ。森の中の急カーブの連続,結構じめじめしている。路面が濡れていてちょっと怖いが,こういうカーブの連続は好きだなあ。 急な下りが終わると,入須川に沿って宇久須に向かうちょっと退屈な道になる。
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仁科峠 県道410号線を仁科峠から宇久須方面へ眺める。 |
雲見温泉・赤井浜露天風呂 宇久須から先はR136を雲見方面へ走る。途中昼食をどうするか考えるが,結局食べそこねた。 松崎から先,岩地温泉では海水浴場に結構な客がいた。この岩地温泉には確かヨットを使った無料露天風呂があるはずだが,今日はパス。来年のお楽しみだ。 雲見温泉の赤井浜露天風呂は雲見温泉からは少し離れたところにあるため,初めて来たときには発見できなかった。今回は路上駐車している車に気づいてようやく発見できた。この露天風呂は年中入れるように書いているガイドブックがあるが,正確には夏の間しかやっていない。前回来たときは冬だったのでやっていなかった。今回は3度目の正直だ。 赤井浜はかなり狭い海水浴場。というか,監視員もいないのでこれは海水浴場と呼べるかかなり疑問がある。石だらけなので,裸足では無理。皆サンダル履いていた。水際わずかな砂浜があるだけ。岩場からは頭からドボンと飛び込んでいる人もいたので砂浜から先は結構深いところもあるのだろう。 肝心の露天風呂はコンクリートでできたトーチカのような建造物の先端に岩風呂があるような感じ。トーチカが更衣室になっている(棚と屋根があるだけといった感じで,目隠しなし。コンクリートの地面は土で汚れている。)。しかし,実際にここで着替えている人は殆どいない。皆車の中で着替えるようだ。 この露天風呂はガイドブックでは水着必須とはなっていないが,実際には海水浴客ばかり入るので水着でないと無理。もっとも6月頃ならば露天風呂目当ての客だけなので水着なしでも良いかもしれないが。幸い私はツーリングの際は水着を常時持ち歩いているので,水着に着替えることができる。 更衣室に入るといきなり「のぼせたので吐くかもしれません」という兄ちゃんがぶっ倒れていてびびる。着替えていていると「おええええええ」と言って本当に吐きそうだ。勘弁してくれ。 おそるおそる岩風呂の方に入る。風呂の方はいい感じ。源泉掛け流しだ。温度も適温。水着なのが残念。最初はカップルと一緒になってちょっと気まずかったが,しばらくするとカップルが上がって湯船独り占めになった。山の上と違って天気も良く,青空を眺めながらのんびりくつろげた。 海水浴客が続々入ってきて,満員御礼状態となったので上がる。一人で海パン脱いで着替えるのはちょっと恥ずかしかったなあ。 |
仁科峠〜雲見(クリックすると大きな地図が出ます)
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沢田公園露天風呂 さて,雲見温泉を後にして,次は堂ケ島温泉の沢田公園露天風呂に向かう。この超有名な露天風呂は1年ぶりだ。どういう道を行けばいいかも半分記憶から消えていた。 狭い更衣室,狭い湯船は相変わらずだ。この日は満杯で,空くのを少し外で待った。それでもここからの眺望は最高なのでやめられない。もちろん海に向かって仁王立ち! |
沢田公園露天風呂 |
県道17号線 沢田公園露天風呂を後にし,昼食を宇久須の三共食堂で取ろうと思ったのだけど,さすがにもう4時となっており「準備中」だった。しかたないのでそのまま走り続ける。 ずっと海岸沿いに県道17号線を走る。県道17号線の土肥〜沼津間は地図で見ると海沿いに走っているように見えるが,実際は木で眺望が遮られているので,山の中のワインディングを走るような感覚。それでもたまに視界が開けるところには展望台がある。 大瀬先から先は海のすぐ横を走る。ただし,道が狭いので遅い車につっかかって行列ができる。 内浦湾に入るともう完全に渋滞。ここから沼津市街地まですり抜けまくりだった。 |
おそらく戸田港 |
帰途 沼津市内のマクドナルドで遅い昼食。もう6時だよ。半夕食だ。 東名に乗るころにはすっかり真っ暗。東名は猛烈に渋滞しており,ストップアンドゴーの連続で腰が痛くなる。 新座に帰ったのは夜の10時30分。総走行距離430キロの,最近では標準的な走行距離のツーリングだった。 |