乗鞍スカイライン ラストラン

2002/08/31〜09/01

乗鞍スカイライン〜安房峠〜白骨温泉

乗鞍スカイライン

 畳平を出て,乗鞍スカイラインに入る。天気が最高に良いので,コーナー毎に空に飛び出るような感覚が味わえた。

 遅い車が居ても,しばらく後ろにつくとその車が脇にそれてくれて快適に走ることができた。また,結構退避スペースや駐車スペースがあちこちに設けられているので,車やバイクを停めて記念撮影するのも楽だった。

 登り側の車線も,最初の2キロばかりは渋滞だったが,それ以外は比較的スムーズに流れていた。これだと,途中でUターンして何度も往復したくなってしまう(違反?)。

 スカイラインに大満足し料金所をくぐって,すぐ横の駐車場にバイクを停めて一休み。しかし,ここのトイレも有料だった。有料なのは畳平のトイレだけじゃなかったんだ〜〜。


畳平から乗鞍スカイラインへ


料金所には営業終了までの日数が。

 

平湯温泉

 乗鞍スカイラインから先は平湯温泉に行く。前回乗鞍に来た時も平湯温泉には入るつもりだったのだが,時間がなかったのと天気が悪くなって露天風呂に入るにはあまり良い条件じゃなかったのとでパスしている。今日はまだは早い(この時点でまだ10時)ので,ゆっくり入れそうだ。

 平湯温泉の中から「ひらゆの森」という日帰り温泉施設を選んで入ることにする。ツーリングマップルによると,ここには13もの露天風呂があるそうだ。

 料金は500円で,タオルは付かない。浴室に入ると,まず洗い場とそれほど広くない内風呂があり,ガラス戸を開けて外に出ると,ここにも洗い場。そして露天風呂が一つ。更に先に進むと,池のような露天風呂がいくつもあった。

 お湯はぬるめだったり熱かったりさまざま。随分と広い施設だが,その割には循環湯のようなカルキ臭さが無く,結構源泉っぽい良い湯だった。

 1時間ゆっくりして,次なる目標安房峠へGo!

 


平湯温泉「ひらゆの森」

安房峠

 安房峠を越えるR158,前回来たときは雨が降ったため通過を断念した道だ。今回初めて走る。しかし,走ってみてビックリ。安房トンネルができるまでは,このR158を観光バスが通っていたそうだが,とてもそうは思えないほど狭く急なカーブが連続する。そして結構な上り坂だ。ワインディングは楽しいが,木が茂っているので,意外に眺望が良くない。安房トンネルが出来た上に上高地にマイカー規制がかかっているので,走る車は少なく,結構ペースが上がる。

 途中,パトカーが停まっており,一時停止させられた。何かの規制かと思ったが,路肩を見るとヤマハYZF-R1が転がっていた。そしてライダーがかなり痛そうにして腕を押さえていた。事故だ。バイクはカウルがボロボロになっており,相当な勢いでコケたようだ。この先ややペースダウンして走ることにする。

 安房峠に辿り着くが,そこは予想に反してチョットした駐車スペースがあるだけのちょっとショボイ場所だった。今一つ景観が良くないから,観光バスが走っていた頃もあまりこの峠で一休みということは無かったんだろうか。この日も屋根に自転車を積んだワゴン車が止まっているだけだった。

 安房峠から先,上高地乗鞍林道と合流したあたりから凄いヘヤピンカーブの連続となる。カーブにはいろは坂のように番号が振ってあった。

 信号にぶつかるとそこが上高地方面と松本方面の分岐点だ。上高地方面には車の行列が出来ていた。マイカー規制してタクシーと観光バスだけが通れるようになってもこの渋滞だ。マイカーが走っていたころはどれだけ渋滞していたんだろうと想像してみる。マイカー規制は妥当だったんだろうなあ。

 


平湯温泉から安房峠方面を眺める

安房峠

白骨温泉

 国道158号を松本方面に走り,途中で県道300号白骨温泉線に入る。この県道300号線は湯川に沿って,凄い谷の壁面にへばりつくように走っている。道は狭く,飛ばすのは危険。特に白骨温泉手前では凄い急坂&ヘヤピンの難しいカーブが待っている。

 白骨温泉に入ると,結構人が多い。湯川をすぐ脇に望みながら湯に浸かることが出来る白骨温泉露天風呂に入ろうとしたが,なんと入場規制していた。20分ほどしてようやく中に入れたが,中は超満員。それほど広くない湯船に,男がびっしり詰まっている。確かに湯川が脇を流れてはいるが,あまりこの状況は快適とは言えない。少しがっかり。

 ちょうど昼時だったので煤香庵という店に入る。ここも大混雑で,店員がせわしなさそうに走り回り,順番待ちするために店員に名前を言うまでにかなり時間がかかった。勿論そこから先,席に座って,さらに料理が出てくるまでは更に時間がかかり,計40分位は待ったのではないだろうか。しかし,座敷には縁側から快適な風が吹き込み,待っている間はゆっくり休めた。出てきた料理は大変美味しく,結構満足できた。

 


白骨温泉露天風呂


煤香庵

 

帰途

 白骨温泉を出ても,まだ13時ちょっと過ぎ。帰りにビーナスラインでも走ろうかな〜〜と一瞬思うが,結局そのまま一気に帰ることにする。

 結構気温が高かったこの日。ペットボトルのお茶がサービスエリアからサービスエリアに移動する間にコールドからホットに変わるほどだった。

 談合坂SAでは,族と思われる5人が障害者用駐車スペースにバイクを停めて地面にベタ座りで駄弁っていた。バイクはおそらく先輩から代々受け継がれてきたのであろうRZ350で,いかにも遅くなりそうな改造が施されていた。

 談合坂SAを出発してしばらくすると,先ほどの族5人が路肩にバイクを停めていた。どうも故障したらしい。あんだけ古いバイクだものな。維持するのは大変だろうな,と心配してしまう。

 チェーンガラガラという嫌な音が出はじめた。これは四国ツーリングの時にも出ていたもので,チェーンが伸びたようだ。なんとか新座まで持ち,帰宅前にバイクショップに寄り,チェーンを交換。

 帰宅は20時。総走行距離は600キロで,1泊のツーリングの割には伸びなかった。

 

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