Barbier first 1996.11.25 JBCJ-1012 |
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全体的な印象 ジョルジュ・バルビエという20世紀前半にイラストレータ・デザイナー等として活躍したアーティストにインスパイアされて結成された覆面ユニット・・・ というか、ZARD等ビーイング系アーティストにに楽曲を提供している、「踊るポンポコリン」のBBクイーンズのベースとしても知られる栗林誠一郎のプロジェクト。 このプロジェクトの意図は今ひとつ分からないのだけど、ソロ活動では今ひとつ結果が残せていない栗林に、ある程度売上が見込めるZARD曲カバープロジェクトを任せてみた、といったところだろうか。 バルビエオリジナル曲がシングル2枚が先行して発売され、アルバムはその2曲とZARD曲を英訳したカバー7曲(うち2曲はシングルにカップリングとして収録済み)、ZARDと全然関係ないオリジナル曲「Can't Leave You Now」で構成されている。 泉水さんはゲスト・ヴォーカルとして参加(シングル2枚収録の「クリスマスタイム」「LOVE」「あなたに帰りたい」「I Still Remember」)。「サヨナラは今もこの胸に居ます」に栗林誠一郎がゲスト・ヴォーカルとして参加したことに対するお返しだろうか?やけに仲良いなあ、と2人の仲を怪しむ声も出たほどだ。 バルビエオリジナルの3曲はどれも良い曲だ。「LOVE」は最初聴いたときは何とも思わなかったが、シングルを借りて聴いてみて、ずっぱりハマッた。また、「Can't Leave You Now」はZARD全然関係ない曲だが、この曲も素晴らしい。「クリスマスタイム」も「ZARD BLEND 2」収録のZARDバージョンよりこちらのオリジナルの方が私は好みだ。このアルバムは買いだ。 ジャケット・ブックレット プロジェクト名通りバルビエのイラストで構成されている。泉水さんの姿は勿論、栗林誠一郎の姿も全く出てこない。 ビーグラムレコードからのリリース。栗林誠一郎は同じビーインググループながらB'zと同じルームスレコード所属なのだが、ZARDカラーの方が強いと判断されたのだろうか。 セールス シングルの成績も併せて紹介します。 「クリスマスタイム」(シングル)
「LOVE」(シングル)
「Barbier first」(アルバム)
殆どの作品がチャートインしない栗林にしては上出来だと思う。
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