forever you 1995.3.10 JBCJ-1001 |
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全体的な印象 1曲目の「今すぐ会いに来て」が今までのZARDのイメージとかなり違っているため、変わったような印象を受けるが、そのほかの曲を聴く限り、前2作と全体的には大きな変化は無いようだ。ただ、この時期になるとロックバンドという建前は殆ど無視されている。「あなたを感じていたい」など織田哲郎が一人で全部作ったんじゃないの?と思わせるような仕上がりになっている。 アルバムオリジナル曲満載の作品はこれが最後になってしまった。この後にリリースされたオリジナルアルバムはカップリング曲、セルフカバーが収録されるようになり、アルバムオリジナル曲は3曲程度になってしまい、コアなファンの失望を誘っている。「ZARDのオリジナルアルバムはこの作品まで。あとはセミベスト。」と言う声すら挙がっている。 泉水さんのヴォーカルは全作品中一番良いと思う。「Forever you」では泉水さんの声質の良さが堪能できる。また、録音も一番クリアだろう。 ジャケット・ブックレット 私が全アルバム中一番好きなジャケット。しかし、この写真はシングル「眠れない夜を抱いて」のジャケット写真と同じフォトセッションのものであり、ブックレット中の写真にもシングル「君がいない」当時の写真が使われるなど、古い写真を使う悪い癖が始まってしまった。 まだ寒い3月上旬リリースだったためかセピア色中心の色使い。スタジオ内の写真中心なのは前作同様。珍しく歌っているシーンも収録されている。 この作品から流通もビーイング系のジェイディスクになった。 セールス
初動はかなり良かったが、その後伸び悩んだ。このあたりからZARDはアルバムも初動型になっていく。チャートアウト寸前には「OH MY LOVE」とほぼ同じ位置でチャートを推移した。 おすすめの1曲 「Forever you」 泉水さんの声が最高。この曲がキャリア中で一番声が綺麗なのではないだろうか。
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