ときめきメモリアル SOUND BLEND 〜featuring ZARD〜 2002.1.30 JBCJ-9003 |
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全体的な印象 人気ギャルゲー、ときめきメモリアルのテーマ曲集として発表された作品。その実体はZARDのマキシ・シングルだ。 ときめきメモリアル3の発売時に発表されているが、サウンドトラックは別の存在し、テーマ曲だけこの作品により別に発表された。わざわざテーマ曲だけ別に発表するならばシングルとして出せばいいものを、なぜか「サウンド・ブレンド」という微妙な形態で発表している。シングルかアルバムか迷うところだが、このサイトではこの作品をアルバムとして扱う。 4曲目、5曲目はそれぞれ「ときめきメモリアル」「ときめきメモリアル2」のエンディング・テーマであり、これは、この作品が「ときメモ」シリーズを対象としていて、「ときめきメモリアル3」だけのために存在しているのではないことを示している。 また、この2曲のインストの存在により、この作品がZARDのマキシ・シングルではない、と主張できるようになっている。 「抱きしめていて」「Seven Rainbow」共にシングルにしては地味な印象であり、確かにシングルとして売りたくないのはわかるような気がする。「promised you」にしてもそうだが、最近のZARDは地味な曲が多い。 「Seven Rainbow」なんてアレンジ次第ではもっと派手にできそうなものだが、随分お手軽なアレンジで済まされている気がする。92〜94年頃のビーイング全盛期を知る人達は、この曲を聴いたらビックリするだろう。2曲とも徳永暁人作曲、アレンジ(「Seven Rainbow」はPerry Geyerとの共同アレンジ)だ。 とはいえ、このアレンジは泉水さんの美声を楽しむには良いとも言え、泉水さんの声が好きでしょうがない私にしてみれば、これでも良いかあ、と納得することもできる。 「hero」はアルバム「時間の翼」収録曲。アレンジに変更無し。どうせならば「時間の翼」完全版を収録してもらいたかった。 6曲以降のインストはヴォーカルだけ抜いたカラオケではなく、インスト向けアレンジ。 ジャケット・ブックレット あくまでも「ときめきメモリアル」が主役であり、ZARDはお客様である事を示す、「ときめきメモリアル3」のキャラが勢揃いしたジャケット。レジに持っていくのが少し恥ずかしい。しかし、これ買うのは結局20歳以上の大人が中心なんじゃないだろうか。ときメモだって大人が高校時代を思い出して萌えるためのソフトだろうし。 デザインは「ZARD BLEND」シリーズの流れを引いていて、ZARD ファンには馴染みのあるもの。ケースを裏返せば泉水さんの写真が現れて、ここだけ見ればZARDの作品らしくて良い。 型番が「BLEND2」の次となる「JBCJ-9003」。ビーグラムのアルバム扱いだ。 セールス
HMV池袋店で探したところ、J-POP新譜コーナーには無く、ゲームミュージックコーナーの「ときメモ」コーナーに、ジャケット面を表に向けられることなく、ひっそりと1枚だけあった。売る気あるのか! 結局僅か2週間でチャートアウト。総売上も1万枚程度にとどまった。 おすすめの1曲 「Seven Rainbow」 ともかく、ZARDの新曲が聴けるのだ。ありがたく聴こうじゃあないか。
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