翼を広げて
1993.07.19 BGDH-1007
- 翼を広げて
- 夢のつづき…Love in my dream
- 翼を広げて（オリジナルカラオケ）
- 夢のつづき…Love in my dream（オリジナルカラオケ）
全体的な印象
DEENはヴォーカルの池森とキーボードの山根と２人？でデビュー，いきなりデビューシングル「このまま君だけを奪い去りたい」でミリオンセラーをかっ飛ばし，ヒットチャートの常連となる。池森のヴィジュアルを前面に出し，他のメンバーの影が薄いため，「男版ZARD｣のイメージもあるし，「ビーイング版ミスチル」のイメージもある。後に４人組となり，現在は３人組。
この作品はセカンドシングル。当時始まったばかりのＪリーグ関連の番組のテーマソングだったので，Ｊリーグの曲ってイメージが強い。
本来の池森の趣味はＲ＆Ｂだが，その趣味はカップリングで発揮されている。
翼を広げて
作詞：坂井泉水 作曲：織田哲郎 編曲：葉山たけし
ゆっくり静かに始まって最後は大合唱で終わる構成。それでも，スローバラードなのであんまり派手に感じない。
泉水さんがコーラスで参加している。これはしっかりジャケットにクレジットされている。曲を通して聞こえる女性コーラスがそれなのだろう。
日本テレビのＪリーグ関連の番組とのタイアップだったので，途中スタジアムの歓声が入る。しかし，泉水さんの手による歌詞はＪリーグとは全く関係ないものであって，恋人との別れの歌だ。
同じ年の６月９日にZYYG,REV,ZARD&WANDSの「果てしない夢を」がリリースされるが，こちらは日本テレビ野球中継のタイアップ。池森はこっちにはコーラスでも参加していない。「果てしない夢を」は型番がZADL-1007で数字部分が同じなのは偶然？
夢のつづき…Love is my dream
作詞：池森秀一 作曲：池森秀一 編曲：葉山たけし
ビーイングの新人男性アーティストはセッションミュージシャン上がりでないかぎり，なななかＡ面の自作をさせてもらえない。しかし，カップリングなら自作できるということで，ここでは池森が作詞作曲を担当している。もろＲ＆Ｂ。本来の池森はこういう曲を歌うのが好きなんだろうな。でもちょっとアッサリしているかな？
歌詞はかなり大人っぽいラブソング。
ジャケット・ブックレット
４人メンバーが写っているが，池森とキーボードの山根以外はすぐに交代したようだ。ジャケット写真の背景をよく見ると，サッカーのゴールが下に有り，上にはスタジアムの客席が写っている。タイアップに合わせているようだ。国立競技場？
この当時のビーイングらしく，クレジットがくどいくらいに書かれている。泉水さんを始め，コーラスに参加したメンバーも皆わかる。
セールス
- オリコン最高位5位
- 登場週数16週
- 総売上57.1万枚
正直いって，この程度のセールスだったっけ？という感じがする。最高位も思ったほど上じゃないし。それでも登場週数が16週で結構長い。