9月21日、大月の手前にある「扇山」へ行ってきました。

---------------------------------------------------------------

 いつものように寝坊してしまった。ふと気が付いて時計を見ると、

時間はすでに9時を回っている。寝ぼけ眼でしばらく考えてみたが、

地図を確認すると何とか夕方までには下山できそうであったので午前

10時に自宅を出る。

 立川駅で「生茶」と「おにぎり3個」を買い、高尾行きに乗る。

 高尾駅で午前10時57分の韮崎行きがすぐに出ると言うのであわ

てて乗り換えた。10時40分鳥沢駅着、トイレ休息の後10時45

分、駅前から歩きはじめる。

 駅前の信号を渡り、そのまま住宅地へ入っていく。国道沿いにも

住宅地の中にも「扇山方面」という小さな看板が要所要所にあり迷う

ことはなかった。中央高速の拡幅工事を行っている工事現場を横目に

見ながら山へ入っていく。ムラサキツユクサがやけに目に付く。

 舗装道路に沿って歩いているといきなり「←扇山方面」という看板

が道路脇にあり杉の樹林帯へ入るように指示している。若干の違和感

を覚えながら道標に沿って樹林帯へはいる。しかし足下は整備されて

いて歩きやすい。だが、喘ぎながら登ること10分ほどでまた舗装道

路に出た。

 緩やかな舗装道路を歩くこと30分、道路下にゴルフ場のきれいな

グリーンが広がっている。見ると「大月カントリークラブ」であった。

12時30分、梨ノ木平(扇山登山口)に到着する。休息用のベンチ

があったので少し遅い昼食をおにぎりと生茶ですまし一休みする。

 12時05分、疲れが回復したところで出発する。最初のうちは杉

の樹林を抜ける山道であったが途中から広葉樹林帯に変わった。この

あたりから下山する人とすれ違う。一人で来ている方も結構いるので

意外であった。

 高度をかせぐにつれて木の間に黒い富士山が姿を見せ始める。しかし

時間が遅いせいか少し霞んでいる。

 13時45分、扇山頂上に到着する。広く切り開かれた頂上には高

校生らしき十数人のグループと、2〜3人の男性グループが2グループ

それに3人の若い女性のグループがくつろいでいたが、私が到着する

とすぐに高校生のグループが下山していったのでいきなり広く静かに

なってしまった。

 少しくつろいで休息し、14時ちょうどに下山を開始する。最初の

うちは足下が滑りやすく注意しながら足を運んでいたが、すぐに樹林

帯の歩きやすい道になった。私の前後には誰もいないので自分の足音と

鳥の声が聞こえるだけの静かな下山をしばらく続けることとなった。

 14時20分、山谷方面への分岐を過ぎ草の生い茂る登山道を草を

かき分けながら下山する。20分ほどでもう一つの犬目方面分岐を過

ぎる。15時前に小さな神社横に出る。神社の前に小さなベンチがあ

ったので小休息を取る。15時過ぎに再び下山開始。杉林に入って少

し行ったところで下草を刈っているおじさんに出会う。挨拶をしてそ

のまま歩くこと10分ほどで安達野に出る。庭先を抜けるような家屋

の間の舗装道をあるいて降りるとそこがバス停であった。試しにバス

の時間を確認したら次の上野原行きのバスは16時20分であった。

 舗装道路を歩きはじめ、再び拡幅工事中の中央高速道路を越える。

3連休の初日なので高速道路の下り線は渋滞している。談合坂サービ

スエリアの駐車場もほぼ満杯であった。

 15時45分、大野貯水池に到着。ハイキングマップに「水鳥の飛

来地」という説明があったが、今の季節ではいないだろうと思い、あ

まり注意しなかったが、よく見るとカルガモらしき鳥が十数羽ほど浮

かんでいた。

 貯水池沿いの道路を歩きダムのほとりのベンチで少し休息する。デ

ジカメで写真を撮っていたら16時を回ったので再び四方津へ向けて

歩きはじめる。ふと気が付くと扇山山頂で休んでいた若い女性3人の

グループが前を歩いている。3人の会話から私と同じルートでハイキ

ングに来ていたらしいことがわかった。

 ひたすら舗装道路を進むこと15分、前方を扇山山頂で私の前に下山

していった高校生のグループが歩いている。どうやら追いついてしま

ったらしい。

16時20分、四方津の駅に到着。上りの電車は16時32分であ

る。10分ほど時間があったのでバッグの中身を詰め直してホームへ

入る。入ってきた立川行き電車は座ることはできなかったが、混んで

いるというほどではなかったし立川まで30分ほどなのでドアの近く

に立って外を眺める。18時ちょうどに帰宅。ちょうど良い時間帯で

あった。

今回も前回に引き続き遅い時間からのハイキングであったが、明る

いうちに帰宅することができた。我孫子にいたときには考えられなか

った山の近さを実感した一日であった。

----------------------------------------------------------

topへ