金モール・エンブレムを自分で作る

金モール刺繍・制作教程 −1−
制作キット(金銀モール・生地・)販売開始
金銀モール・生地は到着済み

銀アンカー製作キット ¥1,500
モール刺繍45mmx45mmx1
銀コイルx30センチ
銀モール艶ありx30センチ
銀モール艶消しx30センチ
下絵付黒フェルト50mmx60mmx1
裏張り用黒生地x1
金アンカー製作キット ¥1,500
金錨モール刺繍 45mmx45mmx1
金コイルx30センチ
金モール艶ありx30センチ
金モール艶消しx30センチ
下絵付黒フェルト50mmx60mmx1
裏張り用黒生地x1
その他の資材 各自ご用意下さい 針x1本(or2本)、接着剤x少々、糸(白色)x1メーター or 糸(黄色)x1メーター
組合せ可能:銀アンカー製作キット+金アンカー現物、or 金アンカー製作キット+銀アンカー現物もOKですのでお知らせ下さい。
ご注文いただき次第発送しますのでお名前、ご住所、お電話番号をどうぞお知らせ下さい。商品先着、後払いで安心です。
お支払い金額は:キット価格¥1,500 それに送料がプラスされます。
ヤマト運輸 ネコポス¥280 全国一律 数セットまで¥280でOKです。到着まで1−2日かかります。
クロネコ宅急便コンパクト :北海道\1,000、沖縄\900、本州、四国、九州\700 1−2日で到着します。
ご購入金額が一万円を超えますとクロネコ宅急便コンパクト送料は当社で負担いたします。
お支払方法:郵便局の振替票を同封しておきますので、商品受領、ご確認の後のお振込となります。当社の振込票をご利用になりますと振込手数料
は当社にて負担させていただきます。その他のお支払方法をご希望の場合は同封しておきます振込先一覧をご参照下さい。

材料一覧

難易度:C(超困難)
人並みはずれた、集中力、持続力、好奇心が要求されます
銀素材 金素材
1.銀モール つや有り 2.銀モール つや消し 1.金モール つや有り 2.金モール つや消し
金銀モール 1本は30-40センチ \120、1本
3.銀コイル 
4.銀コイル(細)
3.金コイル

4.金コイル(細)
金銀コイル(細い)\175,1メーター  金銀コイル(太い)\350,1メーター
                              閑話休題
現地パキスタンではこの程度の金モール刺繍は並です。小学校低学年から、ベテラン職人のそばで仕事を見守り、雑用を引き受け、職人へと入っていきます。その過程で作り方のKnow-Howはもちろん、
1.細かく切った金モールのやまから一瞬にして必要な長さのものを見分ける目が養われます。
2.ここと言う場所に針を刺す(見えない裏から表へ)指先の感覚も養われます。

残念ながら、1.日本では長さを測って金モールを切り、2.何回も差していくしか方法はありません。
しかし、学習は出来だんだんとうまく、早くできるようになります。あきらめずに頑張ってください。


45ミリ x45ミリ
                 下絵
            
黒色フェルトに白色でアンカーの輪郭がプリントして有ります。
この白色のドットを目安にパーツの金銀モール・コイルを取付
けます。

外枠の四角はカットラインです。当社では四角に切ったアンカーを
キーリング、キーホルダー、ブローチ用に輸入しています。

下絵をご自分でお作りになりたい方はここををクリックしてください。
                
金銀モール:パイプ状ですので真中に糸(金=黄色、銀=白)を
        通します。
金銀コイル:パイプ状ですがこれは真中に糸を通さず3ミリ毎、
        あるいは先端・曲り角などの節目節目を同色の
        糸で止めます。

アンカー1個には小さく切った: モール(つや消し) 10本 (約3.5センチ)
                    モール(つや有り) 44本 (約13センチ)
つや消しはアンカーの先端部分に使われ、その他の部分はつや有りが使われて
います。現物をご覧になると良く判ります。 
初めはモールの長さを計って切ると良い
でしょう。

モールの長さはそれぞれ違います。・・・む 1ミリ〜8ミリ
閑話休題
金モール刺繍にフェルトが使われるのは何故?
生地ではなくフェルトはふわふわして厚みがあります。それ故、金モールを刺したとき金モール自体が
フェルトに軟着陸し、中空の金モールの変形を防ぎ、中に通した糸を見えにくくするのです。
錨をハンドプリントした現地のフェルトは純毛製(ウール)です。
                

モールとコイルの刺し方と止め方

カーソルを画像に乗せてください
コイルは2−3ミリおきに止めていきます。

ループにした糸をコイルの割目に入れ下
に引っ張り込みます。これでOK.。
外からこの糸は見えません。


ANHは直線だけですので簡単です。
CORは曲線が加わります。
下絵ナシで置いてみました
金モールは真中に糸を通して刺していきます。それ故、機械刺繍は不可能です。

   ANCHORだと左のようになります。
長めの金モール 長さの半分以下の所 カーブして立上ります 左に倒して 糸止めします
O 下向きと上向きのCでOになります。 R 左向きのCと直線2本でRになります。
難易度:A(簡単)
少し手先が器用であれば簡単です、キットで錨は無理でも、お名前あるいはお気に入りの言葉をどうぞ
アルファベット 金モールの1−0まで、AからZまでは下記をご参照ください。カタカナ漢字ひらがなももちろん出来ます。
これも一つのやり方、貴方ご自身の文字をお創りください。創造に勝る喜び無し!
                    閑話休題
裏側から針を刺して目標点に針先ヲ出す=一発ではむりですね。
金モールの長さを選ぶ=Aであれば長めx2本と短いのx1本。これをまず並べてみてAになればOKです。
金モールに糸を通して傾きを計算して落下点へ針を刺し糸を引っ張る=糸が見えるようでは適正点より距離が有りすぎ、やり直し、=金モールが浮き上がるのは今度は逆に短すぎ、これもやり直し。=まず針から糸を抜き、表へ糸を引っ張りあげますそして針に糸を通し直して再度トライ、これの繰り返しで刺していきます。 ここで威力を発揮するのが右下の糸通しです。
一字一字仕上がっていく達成感があるのであきません。アンカー作成から入るより、このワーディング(Wording)から入るほうが良いでしょう。
                      漢字
アルファベットではANCHORと6文字、使用した金モールは全部で15片、漢字にするとなんと21片。錨になってますねファースト・トライアルではまあまあだと思いますがいかがでしょうか?
漢字にするとまず手間がかかります、マニアックな世界これはOKでしょう、
字が大きくなってしまいます。2回目3回目と慣れるにしたがって字は収まりよくコンパクトになってきます。
お試しください、アルファベットでも漢字でも1字1字仕上げていくたびに何かを学べます、そう知識が増えて、知恵がついていきます。
最終目標はエンブレムを自分で作るです。
現地製エンブレムを分解していく過程で随所に見られる職人の知恵に感心します。

作成の方法 How to make it
どのような素材がどこで使われているか完成品を分解して見ていきます
完成品 錨のロープを外す 銀モール艶消しを外す 銀モール艶ありを外す 外枠銀コイルを外す 下絵

この工程を逆にたどっていくと完成品へと到達します
 
コイル6センチでカットして、両端を持て引っ張り全長を12センチに伸ばし細くします。錨の外枠のコイルは10センチですのでこれでOK。

これは少し伸ばしすぎ

倍に伸ばすとこの程度になります
伸びていない端を取除き、白点に沿って、細くしたコイルを止めていきます。スターと地点は別に決まりは無くどこからでもOKですが目立たないところが良いでしょう。スターと地点を止めたら、次の曲がり角まで、糸で留めてコイルを90度曲げます。つぎの曲がり角を又糸とで止めて90度曲げて・・・・・・・錨の枠組みの完成です。
コイルを伸ばすのは何故?
伸ばして細くして曲げやすくする為。このアンカーの場合ですと、縁取りは細く、ロープ相当部分は少し太めにしてアクセントをつけるのも理由の一つです。 エンブレムではコイルは緩やかなカーブを描く円や楕円の縁取りに使われますので、ほとんど伸ばさずに使われます。

アンカーの外枠が出来上がりました。
次にするのは、ボリュームをつける、
『あんこ』を入れます。銀=白、金=黄
色の同色の糸で入れます。

分解画像の1.が『あんこ』です。

エンブレムにもボリュームアップの
『あんこ』が各所に使われています。

詳しくはここからどうぞ。

軽く撚って

『あんこ』の完成です

銀モール・艶ありを刺していきます。

左の斜め一本からスタート、順次差してい
きます。

アドバイス:
下から上へ抜く針は難しく、上から下へ刺す
針は容易です。抜く針はアンカーの上から
刺し、刺す針で左下へ微調整をしながらモー
ルの流れに沿うようにすると良いでしょう。

銀モール・艶なしをアンカーの先2ヶ所へ
刺していきます。

次に、ロープを架けていきます。やっと、ゴールが
見えてきました。


アドバイス:
ロープの全長は約3.5センチ、外枠より太めにします。
3センチのコイルを4センチに、あるいは伸ばさずにそ
のままでも良いでしょう。お好みでどうぞ!

ここで終わる場合は裏面に接着剤
(木工ボンドがお勧め)を全面に塗り
お付けしてある裏張り用黒生地を貼り
あわせます。

アドバイス:
接着剤で刺繍の糸を固定し、たとえどこか
一ヶ所が切れても他に伝染
させない為です。
ロープを付けて完成 裏側

貴方のアンカーを最高の舞台でお使い下さい