ウルティマ冒険記(その二)

−−−ウルティマ最初の1週間−−−

実際にUOをやっているほとんどの時間をトリンシックの街ですごす。(涙)
UO世界での魔術師は、ホントにつらい職業なのだ。
魔法を使うためには、秘薬と呼ばれる媒体が必要なのだが、これが高い!!
一番初歩の1レベル魔法の「Heal」で約15−20GP、「Magic Arrow」で
約25−30GP分の秘薬が一回唱えるごとになくなっていく。しかも、Castに失敗
しても秘薬は消費する(涙)
魔術のスキルをあげる手段は、(当然だが)魔法を唱えるしかない。

この1週間の行動は、

@ ひたすら裁縫をして金を稼ぐ
A 秘薬を買う。
B 魔法を唱えて練習
C @へ戻る

の繰り返しなのだ。これでも飽きないからUOってすごいよ。

まあ、そういう訳でファンタジーRPGにも関わらず平穏な日々を送っていたのだが...
ある日、もはやホームタウンとかしたトリンシックで裁縫をしているとギルドメンバーが、
「モンスターが発生する場所を見つけたから、狩にいこうよ。」
と誘ってきた。
裁縫にも飽きてきた俺はもちろん行くことに。
場所はトリンシックの南、確かにモンスターが出てくる出てくる。
(UOでは、サーバーの調整不足でダンジョンでも入らない限り、あまりモンスターには会わない。)
ほとんど初戦闘の俺は、嬉々として戦っていた。(弱いやつとだけ)
しばらく戦っていると、見知らぬキャラが近づいてくる。
(?誰だろう?仲間かな?)
と思いながら名前を確認。

「KAF」

名前を見た瞬間、俺の頭をインターネットエクスプローラー3.02が駆け巡る。

俺はUOの存在を知ってから、UO関連のHPをほとんどチェックしている。
その中には、当然「PK」に関しての情報も載っていて、その名はよく目にする名前だったのだ。
「最強のPK... KAF」

「KAF だー」
俺が叫んだときには、すでに仲間の1人は攻撃を受けていて、ほかの仲間が反応するより早く殺されていた...。
残った4人で「KAF」を囲むが、1人また1人と倒れていき、残ったのは俺だけ...。
「最後まで残った」なんて言うと、すごいことだと思うかもしれませんが、実は一番弱いので
後回しにされただけです。もちろん、ほとんど一撃で倒されました。

初の死亡

UOでは死んだ時に、選択肢が2つでます。
@ 幽霊になる
A その場で復活する(スキルが下がる)
スキルが下がるのは我慢できないし、復活してもまた殺されるだけなので@を選ぶ。

初の幽霊体験...。

画面はダークカラーになり、灰色のローブ(死装束)を着た俺はしばらく「KAF」の行動を見守ることにした。
(通常幽霊は生者からは見えない)
「KAF」は仲間の死体からITEMをとっているようだ。そして俺の死体からも...
「ちくしょうーーー」

俺は走り出した。まだ、見たこともないHealerを探して...
「もっと、強くなろう」そう誓いながら...

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